大人になりたくない | plain-chocolateのブログ

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少し前のことです。

3歳のゆず君が突然、
暗い顔で
「大人になりたくない」
と言いました。

私もちょっとドキッとして、
一体どうしたんだろう?
何かあったのだろうか?
と色々考えていると、

しばらくして
「ロケット見ない。」
と言うので、
ようやく理由がわかりました。


2月にH3ロケット2号機の打ち上げが
成功しました。

打ち上げ当日はネットで見て、
数日後には録画してあった
NHKニュースの
打ち上げの映像を数回見ました。

(打ち上げ当日に必ずニュースで取り上げられるだろうと思い、ニュースを予約録画してありました)

映像を見る度に、
「ロケットのうちあげ、見に行きたいねえ」「種子島に行きたいねえ」
とゆず君が言うので

「大人になったら、自分でも見に行けるよ」
と軽く応えたのですが、

それがゆず君の頭の中で
「大人になったらロケットの打ち上げを現地で見なくてはならない」
と変換されたらしく、

ロケットの打ち上げを
独りで見に行くのは怖いから、
大人になりたくない。

と悩んでいたようです。

(本人曰くテレビの映像として
ロケットの発射を見るのは
大丈夫だそうです。)

「大人になっても、見たい人だけ見に行くんだよ。そもそも、見たいって人がたくさんいるから、見に行きたいのに見られない人もいるよ。」

と説明すると安心したのか、

「大人になってもいい」
と言ってました。

「大人になったら、ロケットの打ち上げを種子島へ見に行かなきゃけないんだ!」と思って
小さな頭を悩ませていたのか
と思うと、
微笑ましいというか
可愛いというか( ≧∀≦)ノ


でも、よく言われるように

大人にとっては笑っちゃうような
内容の悩みでも
悩みの深さ、苦悩の度合いは
大人と何ら変わらない

というのは本当だと思うので、
その場では笑いませんでしたが
後で夫と大いに笑いました。


▲先月の写真

ロケット見学問題は
解決したのですが
今ゆず君には別の心配事があって、

「風でパパが飛んじゃったらどうするの?」
「エアコンの風でママが飛んだら悲しい」と、

風で誰かが飛んでいくのでは?と
ふとした時に急に不安に
なるようで、
夜、布団の中でよく聞いてきます。

「パパは大きいから
飛んで行かないけど、
もしも、もしも
パパが飛んじゃったら、
パパをママがつかまえて、
ママをみかんちゃん(上の子)が
つかまえて、
みかんちゃんを
ゆず君がつかまえて、
てくてくお家に帰ろうね。」
と言うと

「うん。わかった!」(^o^)/
やる気溢れる返事が返ってきて、
それも可愛いです。

ゆず君には申し訳ないけど、
とっても面白くて
平和だなって思います。


▲今にも風で綿毛が飛びそうなベランダのタンポポ。