春爛漫と見えない成長 | カカオ77%のブログ

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春爛漫と見えない成長

今、家の近所ではあちこちで花が咲いており、緑も初々しいです。


自分の心も草木と一緒に伸びていけるような気になります。(*^-^)

忙しくてバタバタしていましたが、草花に元気をもらえます。

春っていいなーーー!( ´ ▽ ` )ノ



ところで、以前聞いた話しですが、

春、一斉に花が咲く、草木が勢いよく伸びるのは、一つ一つの細胞のサイズが大きくなる成長が主になっていて、細胞数の増加が主ではないそうです。

主に細胞の数が増えるのは、別のときなのだとか。
(もちろん植物によりいろいろです)


植物は多様なので、一例ですが、

例えば、ある樹木では、夏ごろ葉や花の芽の分化が始まります。(細胞分裂をして、器官を形成し始めます)

細胞の数が増える一方、細胞の大きさは大きくならず、芽全体もそれほど大きくならないので、人目に触れません。

因みに、初期の電子顕微鏡でしか観察できない段階でも、ちゃんと花や葉の原型ができています。

この時期は、春の芽吹きと違い、見えにくい成長ですが、それなりにエネルギーを必要とする上、この時期に損傷すると、取り返しがつかない、大事な成長段階でもあります。

さらに細胞分裂が進み、芽が形作られて、大きさも肉眼で見えるようになっていき、寒くなってきたら、冬芽として休眠します。

そして暖かくなり、時が来たら一斉に目覚めて動き出すのです。


これを聞いた時は、

なるほど、植物にとっては発芽や開花のタイミングを逃すわけにはいかないし、葉を素早く展開しないと、日光の奪い合いに負けてしまうから、長い時間をかけて準備してるのか~、すごいな!と思いました。


また、人も努力しても芽が出ない時は、努力の方向性が間違っている時もあれば、やはり見えない成長の時期という場合もあるのだろう、と思いました。


特に子供の成長については、どんなにもどかしくても、見守るしかない事も多いですね。

焦ってしまいそうな時は、今はきっと細胞分裂、細胞分裂、細胞分裂。。。時が熟したら、思いもしない芽が伸びてくるかもしれない、と自分に言い聞かせています。