迷子と四つん這いのおじいさん | カカオ77%のブログ

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先日、娘のみかんちゃんとコンビニに向かっていました。

 

そのコンビニが面している道路は、信号も歩道も無い上、

 

それなりに自動車の交通量があり、危険な場所です。

 

コンビニの近くまで来た時、3~4歳くらいの子がこの道路を独りで横切って、

 

コンビニに入っていきました。

 

ドキッとする光景でした。

 

 

さて、私達も同じコンビニに入り、さり気なく先ほどの子を探すと、

 

棚からお菓子を大量に取って、両腕一杯に抱えていました。

 

店内には、何人も大人の買い物客がいたので、その中に保護者がいるかもしれない・・・

 

コンビニから勝手に出て、また戻ってきたのかもしれない・・・

 

いや、あのお菓子の抱え方には不安を感じる・・・

 

自分の用事を済ませながら、その子をちらちら見ていると、

 

店員さんがすごく困った様子で、

 

「ボク、ママかパパはどこ?金が無いとね、これ(お菓子)持って帰れないんだ。」

 

などなど、話しかけていました。

 

戸惑った様子で、「○○スーパー」とつぶやくその子。

 

その言葉をどう解釈すべきか、ちょっと考えている様子の店員さん。

 

○○スーパーとこのコンビニは、例の道路を挟んでちょうど向かい合わせにあります。

 

店員さんに、この子が道路を横切るところを見たので、

 

向かいの○○スーパーから来た可能性が高いことを伝え、

 

私達は○○スーパーへ親御さんを探しに、急いでコンビニを出ました。

(店員さんがその子の手をしっかりつなぎ、相手をしてくれました)

 

 

 

もしかすると、親御さんは店内に子供がいないことに気が付いて、

 

スーパーから探しに出て行ってしまうかもしれません。

 

すれ違いは避けたいと思い、大急ぎでコンビニの駐車場を出たところで、

 

四つん這いで横断歩道を渡る(つまり横断歩道をハイハイしている)おじいさんに遭遇しました。

 

迷子の親探しは、急いだ方がいいに決まっていますが、

 

四つん這いのおじいさんって、どう見ても非常事態。ガーン

 

一瞬、ものすごくうろたえる私の前を、自転車の女性が通り過ぎ、

 

心配そうに、そのおじいさんに声をかけました。

 

助かった~笑い泣き

 

 

その女性におじいさんはお任せし、○○スーパーで子供を探している人がいないか、

 

スーパーの店員さんに聞いてみると、

 

「え?迷子の話は聞いてませんけど。」とだけ言って、

 

他の店員さんに確認するとか、店内放送をかける気など、

 

微塵もない様子で、これまた驚きました。

 

しかし、その後すぐに、スーパー内でパパとママが見つかりました。

 

そのママは、「おまえ~!馬鹿!馬鹿野郎!!!」と大声で言いながら、

 

コンビニへ歩いて行きました。。。

 

 

四つん這いのおじいさんは、特に救急車を呼んだ様子も無く、どうされたかはわかりません。

 

殺伐としたものと、優しい人もいるなと思えるものが、ないまぜになった出来事でした。

 

この一連の出来事を、小学生のみかんは黙って、じっと見ていました。

 

 

 

この一週間後、こことは別の歩道で転倒し、立てなくなったおばあさんに遭遇しました。

 

ほんの数分で、ささっと何人も人が集まりました。

 

車で通り過ぎた人が、わざわざ戻ってきてくれたりもしました。

 

やっぱり、世の中捨てたもんじゃないと思いました。おいで

 

 

そう言えば、二年ほど前に、ベレー帽のダンディーなおじいさんが、

 

横断歩道で倒れて、救急車を呼んだ時や、

 

近所でレクサスがひき逃げをした時も、すぐ、何人も手助けに集まりました。

 

これはある意味、自分が手助けしようと立ち止まることで、

 

助けようという人達の、温かい思いに触れる事ができる、ということかもしれません。

 

「人は鏡」というのは、こういう事にも当てはまるのかも。

 

ただ手助けも、トラブルに巻き込まれる可能性が無くはないので、

 

チキンな私は、正直、勇気が要ります汗