ふと思い出す。
“人生で一番楽しかった時期はいつですか?”
昔からたまに周りの人たちに質問していた。
中学生の頃くらいから、
周りの大人に『大学時代が人生の春だよ』と聞かされていた。
『大学でできた友達が一生の友達になる』
とか
『大学のときが一番好きなことができる』
とか
『大学での4年間が一番楽しかった』
と大学時代を一番だとする大人ばかりで、
年の離れた兄や姉にもそう言われていた。
兄や姉がそうだったように、私も当たり前に大学に進学し、
春爛漫な大学時代を過ごすんだと思い込んでいた。
だけど、思い描いていたような大学生活は私には訪れなかった。
高校3年の秋。
どの大学を選ぶか、それは私にとって重要なことではなかった。
やりたいこともない、学びたいこともない、
ただ“大学生になる”という目的しかなかった私に、大学へのこだわりなんてあるはずなかった。
結果、筆記試験もなく、楽に入学できる大学を選んだ。
4月。
新しい環境・新しい友達・新しい先生...何もかもが新鮮だったし、
これから始まる“人生の春”に心躍らせていた。
しかし、入学から1ヶ月で早くも“違うな”と悟った。
長時間の通学、面倒な授業、たくさんの課題、慣れない環境。
お金もなければ、時間もない。
そして一番は、
バカな今どきの若者的な周りの人々。
くだらない飲み会の多さ。
表向きだけの仲良し友達。実際は知り合いってくらい。
今でいう≪リア充≫。を一生懸命演じてる方々。
<レベルが低い。>
自分は目的意識もなく、
ただ漠然と、楽しいことがあるらしい...と大学生になった自分のことは棚に上げて、
周りの人たちを蔑んだ目で見ていた。
尊敬できるような素敵な人には出会えなかった。
それでも入学してすぐにできた彼と一緒にいるために、
一応在籍していた。
それでも、やっぱり違うなと思い、
1年後、半年間休学。
彼との別れ。
半年間の復帰。
休学期間中に出会ったアルバイトで尊敬できる上司に出会い、
仕事の楽しさを感じ退学。
そのままその会社で正社員になる。
そしてその会社を2年半後、退職。
こう振り返るとなかなかひどい。
だけど、大学での経験は大きかった。
友人たちは大学中退に対して、いい顔はしなかった。
『せっかく親がたくさんのお金を出していかせてくれたのに』
『金銭的な余裕がなく大学にいけない人も山ほどいるのに』
これが一番大きかったかな。
でも一番身近な家族は、みんな肯定的だった。
『ららが決めたならそれでいいんじゃないか』
『ららが大学がつまらないと思うなら、それが全て。卒業することに意味なんてない』
そう言ってくれたから、今の私がいる。
仕事は本当に楽しかった。
2年半で辞めてしまったのは、やっぱり私の甘さかもしれないけど、
私なりに、精一杯やってこれたと思う。
怠け者で、辛いことからすぐ逃げ出す私だけど、
仕事で学んだことは多いし、成長できた。
大学時代の自分とは違う。
だから、きっと次の仕事も頑張れる。
何もかも自分次第。
“人生で一番楽しかった時期はいつですか?”
自分に問いかける。
答えは決まってる。
『今』