起業のはじまり【その3】産婦人科へ営業するも、なぜか心療内科に勤めることに?!~後編~ | 眠れるカラダのつくりかた~睡眠力向上~ 日本快眠協会 今枝昌子

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快眠で、日本を元気に!
一般社団法人日本快眠協会スリープケアマスターが、心療内科内などで6,000人以上のねむれない方の足に触れた経験から、
"自分を守る”をテーマに、足裏からのアプローチ法、リラクセーションの大切さを、セルフケア法中心にお届けしています。

さて、この『起業の始まりのはじまり』は、


連休の前から思い立ち、



今までの間のことを少しづつ書き綴らせていただいています。



今回は、前回の続き


「産婦人科へ営業するも、なぜか心療内科に勤めることに?!~後編~

です。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



私たちリフレクソロジストは、


産婦人科への営業を失敗&失敗を重ねながら


真夏の暑い炎天下の下、80件の営業をしていました。

営業で80件なんて

もちろん普通の営業マンの方にしたら全く少ない数字です。


炎天下も当たり前のこと。




ですけれど、

営業経験の一切なかった普通の主婦である私たちにとっては、

それはそれは、毎日事件が起こる(笑)

本当に特別な現場でした。産婦人科といっても出産を扱わないクリニックもあることも


この時初めて知りました。

産後のケアについても、力を注ぎたくてもできない事も実情あるのだということも。






そして、そんな営業している時に、



リフレクソロジストで営業をしているという噂を聞きつけてくださった

ある心療内科のDRが


なんとお声をかけてくださいました。






それは、


もしよければうちでセラピーをしてくれないかというありがたい

お申し出!!

なんと!!!そんな嬉しいことが起きるなんて

夢のようです!






ですけれど、

自分たちの想いは、

産婦人科での産後ケアセラピーをさせて頂くこと。




そのために、営業もしてきました。


思い切り悩みました。


ですけれど、


最終的には、せっかくお声をかけて頂けたお礼をお伝えし、


そして、やはりお断りしようと考えていました。





産婦人科でやりたいという思いで営業していた私達は、


すぐに気持ちを切り替えることは出来なかったからです。







面談当日、


今でも忘れませんが


私が体験したをお聞きいただき、


そのような体験をした方の
産後のお役に立ちたいのだとお伝えすると、


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<その様な体験>説明します。→
※前回の「起業の始まりのはじまり。その2」



ズバリ、「ちゃんとしなきゃいけない」っていう強烈な思い込みから


お母さんなんだから、


この子に愛情をたっぷり注がなくっちゃ!


身体がつらいなんて甘えてちぇいけないし、色々観察しなくては!


今この一瞬は、今しかないんだから!と


母乳の前後に体重測って、どれくらい母乳を飲んだかきちんとノートに付けて。


気になることも全部ノートにつけて・・

(あのノートはいったいどこへ?(笑))


とにかく忙しいけど、可愛い赤ちゃんがここにいて

小さくて壊れそうだから、

気なんて休める訳がありません。



生まれてきてくれた赤ちゃんは、3150gのとってもかわいい女の子でした。

とっても、


ふんわりとしていていい匂いがして、とにかく小さな赤ちゃんです。



身体がヘトヘトだけど、 ◝(๑⁺д⁺๑)◞՞
だけど、だけど、


この小さな命に何かあってはいけない気持ちでいっぱい。

いつも緊張していました。


出産後には、


赤ちゃんにおっぱいを沢山あげれる様にと看護師

さんがマッサージしてくれたりするのですが、


おっぱい問題は、主に

①初めて吸われて先が痛い

②お乳で胸が張るので痛い

③うまく出ない(ばぶちゃんの吸う力が弱く、何度もあげないとならない)

④おっぱいを毎日稼働させることに慣れなくて、気持ち悪い感覚がイヤ



等。

私は、③以外すべて当てはまりました。


それでなくても、痛みがいろんなところにあるのに(笑)


さらにおっぱい!!。゚(゚´ω`゚)゚。ピー


軽く見ておりました。おっぱい問題(泣)

そして、5日が経ち
とんでもない状態で、おっぱん問題は解決なんてしないまま退院するのです。


突然、野に放たれてとても不安になります。

何にも分からない、こんな状態で?!


でも
本当に今から思えば、

おっぱいだろうが、ミルクだろうがいいんです!


ミルクでも、ちゃんと優しい子に育ちます。


そんなことに大切な”心”を持っていかれてる場合
じゃないのです。


なぜなら

そんなこんなで

身体の緊張も抜け切れないまま

実家に戻ってから

大問題が勃発してしまうのです。




とってもかわいい赤ちゃんのはずなのに、



初めての子供を育てる重圧に押しつぶされそうになってきました。


私なんかちゃんと育てられるんだろうか・・大丈夫なのだろうか、


と不安な気持ちがムクムク むくむくと

私の心を支配します。

その不安な気持ちが、

徐々に暗い雲がかかるように

ブルーな気持ちをぐんぐん引き寄せます。




「なんだこの気持ちは?!」


普段から、切り替えの早いのが得意だった私にとって、
拭っても拭っても消えない

重い気持ち。

自分の気持ちをコントロールすることが出来ないということは大変気持ちの悪いことでした。


例えば、

娘がわーんとなくと、

その娘を抱きながら、一緒になって、わーんと泣いていました。

(なんだこれー?  なんなのこの現象は?)と違和感感じながら。




それは、終わってみれば

ほんの2週間の期間のこと。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
私の様に
そんな気持ちを抱えてる出産後のママの
役に立ちたい。
だから、産婦人科への営業を諦められないとお伝えした私達に


院長先生はこんなことを言われました。





『そうでしたか。

 あなたがその時感じたその症状は、産後のホルモンの変化のせいかもしれないね。

もし、そのまま誰にも相談できず自分ひとりで育てなければならないような状況だったら、


 もしかしたら、産後うつという病気になっていたかもしれないと思います。

 

 もしあなたが、

 本気で産婦人科で役に立つケアをしたいと思うなら、


 ここで、学んでみることが一番の近道ではないでしょうか。』





私の気持ちのモヤモヤが初めて晴れました。

  なぜ、自分のことをこんなにもコントルールできないのかと感じた

  あの気持ちの悪さ。


  あの疑問がすうーっと晴れたのです。

  
   ホルモンのせいだったんだ!!



   ずっと、自分が母としてダメだからだと思っていました。


   私が未熟だからだとずうっと心に引っかかっていた気持ちを


   先生が晴らしてくださったのでした。


   


  そして、


  そう言ってくださった院長の言葉で、


  学ばせて頂くことを決めました。







  とっても長くなりましたが、



  主人に「リフレを習って」と言われたその言葉がきっかけとなり、

  足裏と心のつながりを深く知ることになります。




  こうして、

  私はこの興味深い世界に身を投じることになりました。





 今日も長い文章を最後までお読みいただきまして

 ありがとうございます。


今日は、産婦人科へ営業するも、なぜか心療内科に勤めることに?!~後編~

お伝えさせて頂きました。

これは、現在から12年前の2003年の秋のこと。



あぁ、あれから、12年経つのですね・・・


秋のせいでしょうか。もみじ

本当にしみじみしてしまいます。





さて、今夜もぐっすりお休みくださいませね。




  一般社団法人日本快眠協会

  エンパワースリープ・ジャパン株式会社