サッカーにかぎらず、真剣にスポーツと向き合えば、人格形成にプラスの


影響が与えられます。よく「体育会系の出身者は、就職活動で有利」と


言われますが、それもスポーツで「人としての基礎」ができるからでしょう。


学生スポーツに打ち込むことは、社会に出た時にプラスに働きます。



サッカーをやってきて思うこと、それは、「リーダー」になるときに使えるノウハウが



多かったということです。




たとえば、野球の監督は必要に応じて、選手に細かな指示を出せます。



「バントをしろ」とか「敬遠しろ」とか、選手を呼んで伝えられるのです。



1つのプレーが終わってから、次のプレーが始まるまで時間があるからです。



ですが、サッカーはほとんどの時間、フィールドでプレーが行われています。



監督が事細かに指示を出せるのは、ハーフタイムくらいしかないのです。



社会におけるリーダーも、常に部下やメンバーに寄り添うわけではありませんよね? 




たまに部下から報告を受けるくらいで、事細かな指示は挟めません。



だいたい、部下も立派な社会人です。手取り足取り指導していたら、



部下のプライドを傷つけて、かえってやる気を失わせます。



踏み込んだ指導をしていたら、リーダーだって手間がかかります。



部下のためにも、リーダーであるあなたのためにも、ポイントを抑えた



簡潔な指導が必要不可欠。




それがサッカー流の選手育成なのです。


「走りながら考える」


オシム監督は、理想とする選手像を、そのように語っていました。


この言葉は、ビジネスシーンにもピタリと当てはまります。



リーダーは、「働きながら考える」部下やメンバーを育てるために、



組織の名コーチとなって、「理想のチーム」を築いていきたいものですね。



続く・・・

「世界で最も盛んに行われている球技は?」


このようにたずねられたら、多くの人が「サッカー」と答えるでしょう。


日本では野球人気も高いですが、世界規模で考えたときは、


サッカーがトップであることは間違いありません。ヨーロッパから南米、


さらにはアフリカや中東や東南アジアまで、世界中で多くの人が


サッカーボールを蹴っています。
 

2010年のFIFAワールドカップ南アフリカ大会には、実に202の


国と地域が参加しました。単独のスポーツ大会でありながら、


オリンピックに匹敵する規模で行われているわけです。



私は小学校でサッカーを始め、大学にもサッカー推薦で入学しています。


高校は、地元では古豪と呼ばれる富山第一高校に入りました。



日本代表として活躍した柳沢敦選手は、当時の後輩にあたります。


高校ではウルグアイ人のコーチから、練習方法や戦術を学び、



ウルグアイにも1ヶ月ほど遠征させてもらいました。



遠征費用を出してくれた両親には、今でも感謝しています。


遠征の甲斐もあってか、高校3年では県内の4タイトル



(新人戦・春季大会・高校総体・選手権)で、すべて優勝できました。

ユース大会でも全国3位になりました。

準決勝で対戦した清水商業高校を率いていたのは、のちに日本代表の



正ゴールキーパーとなった川口能活選手。



敗れはしたもののこの試合は、私の記憶に強く残っています。



大学では、母国リーグでプロ経験のあるブラジル人コーチから3年間、



みっちりと指導を受けました。大学4年で主将に選ばれると、



練習メニューの作成やメンバー選考、チームで行なうミーティング、



そして戦術などを、自分の手で作り上げました。


このプロセスを通じて、「選手」「コーチ」「監督」の役割を、



すべて担うことができました。それがどれだけすばらしい体験だったかは、



実際に社会に出て、ビジネスをスタートさせてから実感したものです。


お金もコネもなかった私が、たった3年で2つの企業の経営者になれたのは、



「サッカーの組織論」が身についていたからだと感じています。


もちろん、収益をあげ続けるためには、メンバー一丸となって、


マーケティングやライティング、顧客管理、財務指標などさまざまことを


勉強し、実践し、結果を出していかなくてはいけないですけどね。


 

何事も一人では達成できないものです。コトをなすとき、必ずどこかで


チームになっているはずです。一匹狼のセールスマンの方も


秘書やクラークの方がいたり、提携先があったりするはずです。


強い組織と表現する理由はここにあります。全てはチームです。



ちなみに、サッカーは世界中の国で、広く親しまれています。


海外では「フットボール」や「カルチョ」など、いろいろな呼び方はありますが、


日本では「サッカー(soccer)」が定着しています。


このサッカーという言い方は、1880年代頃から使われているようです。


語源は「association(団体・仲間)」の「soc」に「c」を加え、さらに人を


意味する「er」をつけたものと言われています。


今でも「association football」が、サッカーの正式名称となっています。
 

つまり、サッカーとは組織そのものなのです。


「強い組織」をイメージするにはサッカーのチームを考察すると


わかりやすいですよ。



続く・・・・



次回は


「働きながら考える」で部下やメンバーが一人前に


です。


起業して早いもので6年が過ぎました。


これまで、いろんな方々に支えられてきたことを実感しています。


一人では何もできない。仲間がいて達成感を味わうことができる。


ようやく、ホントにその意味を知ることができました。


不義理にしてしまった皆様、本当に申し訳ありません。



私自身がここを乗り越えなければいけないところですが、


足踏みをしていました。このブログを書き綴ることで、その一歩を


踏み出していきたいと思います。



自分の成功体験、失敗体験を書き綴りながら、3年後には


すべてが良き経験だったと振り返れるようになれればと思います。



もともと、出版企画がありましたが、谷間にいることを意識すると


逆引き寄せの法則のごとく、さまざまな事象が絡まり、出版自体が


中止となりました。


今に思えば、それはごく自然な流れであり、そのときではなかったの


だと思いますし、出版されなくて良かったとさえ思います。


ここには、その原稿をベースに今、感じていることをプラスして、


あらたな内容で記載していきたいと思います。




● なぜ、サッカーを知るとビジネスにおけるリーダーの役割を理解できるのか?



身近なスポーツであるサッカーを題材に、突出したビジネス上の経験が無くても、


ビジネスの基本を理解し、リーダーの新しい形を表現していきます。


ずっと「サッカーバカ」で生きてきた私が、実践し、感じてきたことを綴っていきます。



私の経験上、リーダーは個人の能力や適正を見て、メンバーの適材適所を考えています。


これはサッカーの「ポジション決め」と同じです。


最も結果を出せる「チーム運営=フォーメーション」を考えて、部下を育成するわけ


です。当然、円滑に運営しようと思えば思うほど、意思疎通が必要になります。


その際に欠かせないのが、「コミュニケーション能力」です。


 

今後、くわしくお伝えしますが、サッカー選手は高いコミュニケーション能力を


持っています。局面が流動的に動いているからこそ、言葉やジェスチャーを


超えたところでも、仲間の意志をくみ取らなければいけないからですね。

 

自分に与えられたポジションで、どのように振る舞えばいいのか?

予想外の局面では、どのように対処できるのか?
 

メンバーがそうしたことを考えながら、最適な行動ができるようになれば、


チームはすばらしい結果を残せます。そうした判断ができるように、


日ごろから育てておくことが、リーダーの役目だと感じます。


先に「理想のチーム」をつくれば、リーダーは見守るだけでもいいのです。


サラリーマン時代の私は、一度も組織の部下をもった経験はありません


でしたし、エリートとはほど遠かったものです。

ですが、学生時代にサッカー流の組織論を身につけたことで、ゼロから


2つの企業を立ち上げることができました。1社は海外情報の提供を軸に、


海外を活用したライフスタイツや海外事業の支援を行う企画会社、


もう1社ではフットサル事業を行う会社です。


一時的に、社員は総勢で20名。アルバイトも含めると35名ほどの所帯となりました。

しかしながら、大事なことは結果が全てということです。


サッカーに限らず、相手がいる競技では、結果が問われます。


いまの私は継続して、結果を出すことができませんでした。結果へのこだわりが


薄かったのかもしれません。


当たり前のことですが、リーダーは結果に対して常にこだわりを持つことが大切。


以前と今とでは、その言葉の重みが全く異なることを全身で感じることができます。


その結果にはこだわっているのか?と自問自答する毎日です。



続く・・・



次回は、


●常勝サッカーチームの秘訣は「強い組織」に育つこと


です。