頭が落ち着かない、首が落ち着かない、真っすぐなはずなのに何か違和感、など似たような頭・首の症状がある時は、だいたい首・頭を支える深層筋がオンになっていない。
言い方を変えれば、「首・頭を胴体で支えられていない」。
さらに言えば、「深層筋を用いての姿勢作りがまだできていない・まだ完全に機能していない」。
こうやってメモしているのだから早く気づけばいいもののトリ頭の自分はすぐ忘れてしまう。
首・頭を支える大事な深層筋はもちろん頚長筋・頭長筋である。これは前にもブログで書いたことがある。
胸から首にかけてを担う頚長筋と、
首から頭が頭長筋。
ゆっくりと鎖骨の奥を後ろに引くような、胸上部の奥を後ろに引くような感じで、頸椎の前湾を真っすぐするような感じで行うと、頚長筋がオンになり、その力をさらに上に向けると頭長筋がオンになり結果として真っすぐな首と顎が引かれた状態が完成する。
この時の顎の引かれ方は、中から引っ張られる感じで、調べてみると頭長筋は後頭骨に繋がっておりこれを中から引っ張ることによって顎が結果として引かれる。
深層筋で顎を引くというのが適当な表現だと思う。
どうしても顎を顎で引くとなんか自分は顎が力んでしまう。これが舌にも伝わるらしく、口全体が変に緊張感に見舞われる。
「顎引きは後頭骨が内側から引かれた結果」。
ただこの2つの筋肉は自分がまだまだ常用していないせいか、動き出すまで少々時間がかかるし、ほんの弱い力でやらないと表層が動いてしまうちょっとやっかいな筋肉。
まぁここまでは前にどこかで書いた内容とほぼ同じ。
今回気づいたのは、「この部分だけでやるから定着しないということ」。
股関節~鳩尾の大腰筋ラインに沿って胸を通過し、その連動に合わせるように胸~首、首~頭を連動させる。いわゆるDeep Front Line?といわれる深層筋の繋がり。一か所でなく上記を全て連動させておく。
この時胸を引きすぎないこと。これがけっこうシビア。
さらに元になる股関節がしっかりピンどめされていること。こうしないと力がうわずってしまい不安定になる。
なんというか、股関節より下は根がはっていて(下への力)、そこから大腰筋~胸~首~頭というひょろひょろっていう蔓(つる)のようなものが出て体内を通っている感じ。
股関節から首を生やす感じである。
この感覚になると頭と足の指先が繋がる感じなるんだよね。頭から身体の内部を通って足指までジワ―となる。
さらに何か胴長・首長になった気分で、実際少し胴が伸びる。
それから海底に生えているワカメみたいにヒョロヒョロ感もある(生えているワカメが股関節より上の胴体;海底は股関節より下で根をはっている)。
連動させる意味は首・頭だけだと、今度は胸腰が崩れる。かといって腰胸を整えても、まだ首・頭が上手くいかない。つまり、腰胸と首頭がまだ分離してまっていて連動性が乏しい。
さらに連動させることによって首の深層筋を意識した時に余計な力みが生まれない。まぁこれだったのかなと思う。
今後少しこの意識をもって、「股関節・大腰筋と連動」して「頸長筋・頭長筋が自然とオン」になっている習慣をつけることが課題になりそうだ。
「股関節から首が生えているかな?」
「後頭骨を内側から引いて顎が引かれているかな?」
と、しばらく問い続けよう。
前回は肋骨の座りがよくなってきたので、今度は頭の座りを改善と言い換えてもいいかもしれない。
で、これは結局のところ背骨全体を深層筋優位でいかに操れるか。まだまだ道は長いですな。
まぁ、ここでも首・頭の悪癖が邪魔していることは間違いないんだよな。首・頭を首だけの筋肉、特に表層筋だけで支えようとする従来の悪い癖。
Old Habits Die Hard!!(昔の癖はなかなかとれない)
マックレーン頸部(警部)はやはりしぶといぜ!
誰が悪いわけでもない、自業自得!