(動画は中盤にあります)

 

スカイフックというコメントを頂いた。

 

聞いたことがあって調べてみた。

 

38.スカイフック:天から吊られる意識

 

読んでもらうとわかるのだが、「上と下への意識が同時」にでないとこの感覚にはならないが、ただ意識してなるものでもない。

 

下へ、重力に引っ張られるというのはまず分からないだろう。

脱力すればよいと言っても、脱力の仕方が分からない。脱力したつもりで、上半身がクネッっと丸まったら、上方向への力が発生しない。かといって、上への力が伸ばすとはちょいと微妙に違うということも分からないと思う。

 

体の重さを感じることは、身体が重くなるとは違う。身体の重さを感じて、身体が重くなるようであれば、それは重心が股関節の上にしっかりと乗っていない。

 

つまり股関節の捉えが弱い。

 

股関節の捉えが正常な場合、足裏は常にフワフワペラペラ。体重がかかっているようでかかっていない。だから、下方向に重力に引っ張られる感じがあっても、決して重くはない。むしろ逆。

 

重さは感じるけど重くない。

 

「座るように立つ」という感覚がやはりピンと来る。

 

簡単な実験を紹介する。

 

誰でも股関節の捉えの姿勢を取って、「つま先立ち」でも足裏がフワフワペラペラ感覚になるか。「つま先立ち」で「座るように立つ」ことができるか。

 

さらにその状態で、膝をさらに深く曲げてみる。できるか。

 

簡単に言えば、「つま先立ちで中腰姿勢」を取る。足裏はフワフワペラペラ?

 

そのまま(フワペラのまま)「つま先立ちで中腰姿勢」で歩ける?

 

股関節の捉えの専門家ではないが、おそらく「つま先立ち」でできないとおそらく股関節の捉えはまだまだ弱い。というか股関節の捉えは厳密にできていない可能性がある。

 

★参考動画(2019AUG12)

『股関節の捉えをつま先立ちで行う』

(動画:本のセンセさん

 

 

股関節の捉えも股関節を意識さえすればできるというものでもない。それ相応の反応が身体に出る。

 

1つは足裏感覚である。

 

で、捉えが鋭くなればなるほど、足裏のどこに重心を置くかなんてのは関係なく、捉えられるようになる。ただ、最初は拇指丘重心でないと捉えられない。そのうち内踝に移ってくる。ニュートラルは内踝で、他は関係なくなる。

 

座っていても、足裏はペラペラフワフワ。それは足が地面に対して圧が立つよりは少ないという問題ではない。

 

前にも書いたが、寝ていても股関節の捉えはできる。

 

さらに足裏ペラペラフワフワを重いものを背負った際でも、実践できるか。捉えが正確なら問題なくできる。

 

技術習得のようでそうでない。

 

 

スカイフックは(股関節の捉えも含め)、

 

しかるべき身体になると、この感覚に陥るというのが正解かな。

 

「股関節の捉え+中心軸」、これの継続がもたらす結果であろう。