正しい姿勢の要素について簡単にまとめておく。
癒着が十分に無くなっていることを前提に、
・「股関節の捉え」
・「中心軸」
の二つである。
普通に「立つ」という状況下で、十分に胴体の癒着が無くこの2つが実現されていると、ほぼ地面と垂直に立て、「右でも左でも前でも後ろでない」状態になる。
いわゆるニュートラルポジションである。
これを前提に、あらゆる状況下でも上記の2つを維持できるかが、大事になってくる。
その意味では、確かに、「正しい姿勢は状況により変化する」ことは間違いない。
日常でも、顔を洗うとき、とっさに避ける時、包丁でものを切る時、さらには、例えば、バイオリンを弾く姿勢、ピアノを弾く姿勢など、確かにその状況に応じた正しさは違うと思う。
しかしながら、変わらない、いや維持できていないとダメなのが上記の2つ。つまり、いくら状況が変わろうとも、この2つは全ての動作に共通する正しい姿勢の要素なのである。
この意味において、「正しい姿勢は存在する」と言える。
このように言うと、じゃ、猫背でも2つの要素が維持されるのなら、問題ないのではないかという意見が出てくる。
しかし、2つの要素が維持されていると、猫背にはなろうにもならないのである。
つまり、猫背は故意に作るもで、自然体ではない。
自然体に近づけば近づくほど、胴体はリラックスして、その外見だけを見ると、胸は張っているようには見えないで、背中が丸まっているように見えるが、それは身体のしかるべきところに来た場合の、つまり正しい姿勢を取った場合の肋骨の自然な形なのである。
自然の丸みを猫背と勘違いしている人はかなりいると思う。専門家も含め。
自然体では、身体の中に棒のようないわゆる軸を感じられが、これは胸を張ることでは無い。故に、別に窮屈にはならない。
これも勘違いしている専門家がいる。
それから、2つの要素を維持して胴体を丸めると、解除した際に自然体にポンっと戻る。猫背の人はそもそも解除の概念が無いのでその丸まった状態。不自然体なのである。
猫背の人でも動ける人がいる、という意見もあるが、それ以上の成長は期待できないし、特有の動きのみしか得意でないはずで、非常に偏った動きなはずである。
さらに、猫背でも世界に認められている人がいる、という意見もあるが、世界の評価がそのまま胴体深部の評価になるとは限らない。これは、最近になって本当に思う。世間の評価と本質にはズレが生じることがあり、おそらくほとんどズレている。
心臓がロシア製の本田圭佑選手も、ミラノ10番の評価を得たが、胴体深部が動かない住人の一人だ。
もちろん、成功すれば良いと意味では別に胴体深部が動く住人になる必要はない。
少し話を元に戻すと、
次のような主張を最近見た。
①「正しい姿勢は状況にって変わる」
②「正しい姿勢は無い」
③「軸は必要不可欠だ」
矛盾点が分かるだろうか。①と②を採択すると、③は棄却、つまり、「軸は必要不可欠では無い」という結果になる。
①と③を採択すると、②が棄却、つまり、「正しい姿勢は有る」となる。なぜなら、③が状況が変わっても必要不可欠というなら、③=「正しい姿勢」となるからだ。
①と②だけを主張する場合、Aの状況では軸は必要だが、Bの状況では軸は必要ないと言わないといけない。
残念ながら、専門家の意見である。おろろ~
こう言ってはなんだが、こういう方に限って、「科学的」とか「証明」とか「議論しよう」とか、「否定するのはやめよう」とか、「みんな仲良く」とか言うのです。そして、こういう指摘(論理矛盾)に対して、アンチ、誹謗中傷、いじめ、罵声、あげあし取り、屁理屈とか言うのですよ。これは単に論理矛盾を指摘しただけです。立派な反証です。好きも嫌いもありません。知識を入れたり、それを広めるだけが研究ではない。知識を入れるだけの行為は単なる勉強。こういう方はだいたい専門用語や横文字を使いたがる。本質や論理を見ようとしないで、中身の薄い身体に単なる知識という鎧だけを身にまとおうとする。まぁ、本人が良いのならいいんだのだが。
もう一つ論理パズル。
①英語が母語の人はサッカーが日本語母語話者よりうまい。
②英語はローコンテクストだ。
③日本語はハイコンテクストだ。
じゃぁ、サッカーは何コンテクスト?
おそらく、
④サッカーはハイコンテクスト
なぜなら、いちいち話をしないでお互い意思疎通をするから。
こうすると、得られる結果は、
⑤日本語母語話者の方が英語母語話者よりサッカーが上手い。
になるはずなのだが。
「おとといComeしやがれ」と言いたくなる(笑)
と、話がずれてしまった。
最後にもう一つ、胴体力の3体操について。
これは前半で言ったことに従うと、背骨を反る丸めることに焦点があるようでない。つまり、背骨の動きも大事なのだが、股関節で捉え=正しい姿勢を保った状態で反る丸めるができるようになるための体操なのである。
体操において、股関節の捉え=正しい姿勢で、そのような動きを訓練することは、日常でも似たような動きに出くわした場合に股関節の捉えが外れないようにするためなのである。
背骨の可動性は二の次である。
伸ばす縮める、捻る、も同様のことが言える。
と、長々書いてしまった。
まぁ、1つの考察メモということで。
追記(21JUL2019)
伊藤昇氏の本の内容とほぼ一致するが、自分で検証した結果を書いている。やはり胴体力で言われていることは正しい、という現時点での結論である。