前回、

最終身長を高くするためには

スパートの時期を遅らせるのがよさそう

と学びました

 

 

そこで、スパートを決定する要因を探してみました。

 

いつもの身長先生のコラムでは

スパートの時期は遺伝の影響が大きいそうです。

 

 

 

その上で、肥満と夜更かし

スパートの時期を変える?らしい。

 

 

 

先生は

9時間睡眠

十分な栄養をとること、

成長ホルモンを出すための全身運動

寝る前にリラックスすることを推奨されています。

 

 

 

 

この中で、スパート時期と関係ありそうな

睡眠について

深ぼりしてみました。

 

アメリカの普通の学校生活している

健康な9‐19歳の子たちの

体のサーカディアンリズムと

実際の睡眠を測った研究が

面白かったです。

 

体のリズムはどちらも

21時に寝るモードになるのに

思春期前の子では1時間、

高校生では2時間長く起きているようです。

その結果、

思春期前の子は8時間、

高校生は7時間

睡眠時間(活動量計の記録)

だったそうです。

(活動量計の睡眠時間は

感覚的な睡眠時間より

ちょっと短く出てると思います。)

 

この研究は、参加した子どもたちに

生活指導しているわけではなく、

夜更かしをしたい子も

そうでない子も混ざっているので

最終身長が男子で175cmになる集団の

ごく標準的な結果と考えられます。

 

夜更かししようと思わなくても、

思春期開始とともに、自然と

1時間寝るのが遅くなる、と解釈できます。

 

これを見て私は、

「早く寝ないと背伸びないよ!」と無理に

22時以前に布団に追い込んでもふとん1

プレッシャーをかけるだけで

背を伸ばす効果は薄いのか、と思いました。

 

22時就寝で身長先生の提唱する

9時間睡眠がベストのようです。

 

それにしてもこの論文中の

小学校の開始時刻は日本とあまり変わらないのに

高校では7時台に学校が始まるというデータが意外だった。

起こすの大変そうだなー滝汗

 

最後に、

医療的手段で

スパート時期をずらせるのか?

 

自費診療ならあるようです下矢印

 

あんまり身長が低いと

本人の生きづらさにかかわるので、

保険適用にしてあげてほしいな、と思いますショボーン