自信を持って子育てできる

お母さんへ大変身させる

あなた専属子育てカウンセラー

田中早苗(にゃむ)です

 

乳幼児期~思春期までの

子育ての現場で

4000人のお母さんに

伝授してきた

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また、一般には理解しがたいであろう

哀しい事件が起きました。

 

長野県中野市で、

31歳の男が4人の人を殺し、

逮捕されたとか。

 

その概要を知った時、

思うところがいろいろありました。

 

正しく伝わるかが不安ですが、

 

勇気を振り絞って、

書いてみます。

 

 

犯人は31歳。

動機の一つとして、

「悪口を言われていたと思った」

 

まだまだ少ない情報の中

この報道を聞いて、

私は、

犯人と同い年の長男とのことを

思い出していました。

 

 

それは、発達障害(ASD)の長男が

高校3年生のとき、

年末も近い頃の出来事でした。

 

3年間自転車通学を続け、

あと数か月で卒業・・・

 

そんなタイミングで

自転車を盗まれたのでした。

 

 

それは、いつもは置かない駐輪場に、

しかも鍵もかけずに置いていったという

失態の末の盗難でした。

 

警察に届けたものの、

出てくる可能性はゼロに近く、

(もちろん見つからないままです)

あとたった数か月の通学期間を

どう乗り切るか・・・

 

その対策は整ったものの、

 

家族はつい、

文句を言いたくなります。

 

「鍵もかけないで

駅前の駐輪場に置くなんて、

盗んでくださいと

言ってるようなもんだ」

 

「なんでいつもの駐輪場に

置かなかったのよ」

 

「最後の最後で手を抜くからよ。

急いでいても、

ぜったい鍵はかけなきゃ」

 

ちょっとした手抜きが

大事になったことで、

ついいろいろ言いたくなったのです。

 

 

すると、それまで黙って聞いていた長男が

突然ぶちキレました。

 

「鍵をかけなかったオレが

盗んだヤツより悪いって言うのか!」

 

とっさに私は言い返しました。

 

「何言ってんの?

盗んだヤツが一番悪いに

決まってるでしょ」

 

 

そのひと言で、

彼の誤解は解けて、

本来の自分のミスの部分を

反省したのでした。

 

 

 

発達障害の

コミュニケーションのズレを

顕著に体験した出来事でした。

 

後にそれは

短期記憶の弱さから

起きるものだと知りました。

 

話しているうちに、

前の会話を忘れていき

話しの理解と会話がずれ、

 

「犯罪」を起こさせた自分が悪い…

そこまでの責任を持たされるような

感覚になってしまったのでしょう。

 

 

 

長男とはこのときに

理解のズレを修正し、

どこを問題にしていたのかを

整理して伝えることができました。

 

だから、

自分が悪いという

勘違いの罪悪感を抱えずにすんだのです。

 

それは、

母親である私が

彼のそうした特性を

理解していたからだと思います。

 

 

 

今回の事件のことを

長男と話していたら、

この一件をとてもよく

覚えていました。

 

そして、犯人が同い年であることで、

自分たちの年代のことを

 

「また周囲はいろいろ言うんだろうな」

 

そんな風に言っていました。

 

 

長男が生まれた頃は、

まだ発達障害の概念も

知られていませんでした。

 

彼の成長とともに、

徐々にわかってきたような時代です。

 

そんな中で、

こうした特性からくる思考回路を

誰も知らず、

あの犯人もそうした誤解の上に

被害者意識を積み重ねていった結果が

 

なんの罪もない4人の命を奪うことに

つながったのだとしたら、

悲劇以外の何ものでもありません。

 

起こしてしまった罪は

償わねばならないと思いますが、

 

悲劇を繰り返さないためにも、

こうした発達障害への理解を

もっと広げていく

大切さを感じています。

 

合掌。

 

 

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ありがとうございました。