発達障害の子育てを応援する

カウンセラー 田中早苗です。

 

発達障害と歩んで半世紀以上。

 

自分なりにわかってきた諸々を

語っています。

 

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発達障害が

不登校を引き起こすことが

あります。

 

不登校の直接の原因は、

さまざまありますが、

多くの場合、

要するに、

人間関係に疲れ果てフリーズした・・・

と解釈するのがいいと思います。

 

だから、

まずは休ませてあげることが

重要なのです。

 

もしこどもが

「学校に行きたくない」

「学校を休みたい」

と言ったら、

 

その時点で素直に受容し、

休ませてあげることが、

結果として

復活も早くする秘訣なのだと思います。

 

親に、ことばとして訴える時点で、

もう限界に達しているのです。

そのことを理解してほしいです。

 

さらには、

その前の段階で、

何かしらのSOSを出しているはずなので、

それを察知してほしいと思います。

 

 

 

発達障害の人は空気が読めない・・・

と、表現する場合が多いですが、

 

我が家の息子の場合、

小学校高学年になった頃から、

 

「今の状況でそれを言ったら、

相手は怒るよ」

 

ということをやらかしていました。

 

でも、本人にしたら、

自分は特になにもしていないのに相手が怒った。

としか認識できないのです。

 

そのうち、

自分の何気ない言動に対して、

関わるすべての人が自分に怒る

いじわるする

という認識になってきます。

 

家でも同じパターンになるので、

私もそれを注意するわけですが、

それも「叱られた」としか

認識されないときがあり、

言い方にかなり気を使ったものです。

 

そうなってくると、

不満、ストレスばかりが

溜まっていくのです。

 

その不満を聞いてくれる人、

きちんと向き合ってくれる人

(息子の場合は担任の先生でした)が

いれば、

 

ガス抜きと、訂正するヒントが

手に入りますが、

 

その「療育」の機会がなくなったら、

学ぶことができなくなり、

同じパターンを繰り返すことになります。

 

そうなると、

叱られる

怒られる。

 

そこしか体験できません。

 

理由がわからない。

理不尽・・・

苦痛・・・

 

そんな毎日に耐えられなくなり、

がんばりきれなくなったとき、

 

学校に行けなくなるのです。

 

息子は、ガス抜きをしてくれていた

担任の先生が産休に入り、

代理補助の先生になったことで、

それまでのガス抜きができなくなり、

 

「学校を休みたい」と

言い出したのだと、

後になってからわかりました。

 

こうしたことは、

こどもの発達心理も

影響していて、

 

人間関係が原因の不登校は、

おおよそ小学5年生以降、

つまり、思春期に入った以降に

なります。

 

それ以前の不登校は、

また違う原因が潜んでいます。

 

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