思春期と発達障害の子育てを応援する

心理カウンセラー

田中早苗です。

 

子育ては自分育て。

自分を育てるとは、

こどもから学ばせてもらうこと。

ダメな自分を許すこと。

今より半歩先に進む勇気をもつこと。

そんなおかあさんを

応援しています。

 

 

昨夜のNHK「クローズアップ現代+」で、

「ひきこもり」問題に

 べきおばけ

というのが登場したそうで、

 

「思春期講座でやりましたね~」と、

OGから教えてもらいました。

 

そうそう。

やりました。

ブログはこちら

おかあさんは正義の味方?

 

「『べき』が多いとこどもの心はベキベキ折れる」

フレーズのリズムがよかったのか、

記憶に残っていてくれたようです。

 

「べき」が、お化けになって登場なんて、

さすがにそこまではできなかった(^^;)

 

番組自体は見損ねたのですが、

別のOGがサイトを教えてくれました。

クローズアップ現代+

 

社会で考えていかなければならない

いろいろな課題もあるでしょうが、

千原ジュニアさんが、ひきこもりから

脱却するきっかけの話が心に残りました。

 

《こんなはずじゃないと思い続けているところに、僕も、ただただ運が良かっただけやと思うんですけど、電話が1本かかってきて、その電話に出たら、それが兄で、ちょっと吉本でお笑いやろう思うてるから、お前来いって言われて、僕はここにいるより、何か、どこかに行きたいと思ってたので、その電話の方向に進んだんですけど。いまの現状のままではよくないんだ、この現状を打破するべきなんだと思い続けてるところに、脱出の鍵はあるんじゃないかなと思いますね》

 

《略~別に僕はお笑いが好きでこの世界に入ったわけじゃないので。例えば、せいじが料理人になるからお前も来いって言われたら、僕、料理人になってたでしょうし、大工やるからお前来いと言われたら、僕、大工になってたと思うんで、別にそれが、お笑い、たまたまお笑いだっただけで》

 

これって

「啐啄(そったく)の機(き)

ってやつですね。

 

要するに、

雛が卵から孵化しようと中からつつく。

それに応えて親鳥が外から卵をつつく・・・

ということ。

 

そのタイミングが合うことは

もちろん重要ですが、

 

ここで私が思ったのは、

ひきこもった人が、脱却のきっかけとして

「自分が信頼できる人」からの

アプローチが大事なのかも・・・ということです。

 

当人が、ひきこもっているのは、

脱却する「方法」がわからないからで、

方法さえつかめれば、

そのチャンスがつかめるのかも。

方法はどんなことでもいいのですね。

本人が自分だけの力で脱却するのは、

何か発明するくらい難しいのかもしれません。

 

自分が信頼する人からのアプローチは、

外からの助けであり、だからこそ

怖さも乗り越えられるのかもしれません。

 

そして、それが「やれ」ではなく

「一緒にやろうや」だったら・・・

 

千原兄弟の仲の良さが伺える

エピソードです。

 

今の教育界の在り方では、

いつ誰がひきこもりになっても

不思議ではないと思います。

 

心傷つき、社会活動から

ひきこもってしまった

優しく繊細な人を

立ち直らせるのは大変なことですが、

 

本当は、親を始めとする周囲の人の

本気度が、試されているのかもしれません。

 

「誰か」の「信頼できる人」になれるように。

そんな大人になりたいものですね。

 

 

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