子育てカウンセラー にゃむ こと 田中です。
昨日の夕方、ニュース速報で小田急線沿線での火事を知りました。
小田急線を愛する?沿線住人としては、速報で「小田急線」と見ただけで、また人身事故かトラブルか、とにかく一時ストップなんだろなとか、出かけてるときじゃなくてよかったとかいう思考の方が先に立ち、
事故による遅延も日常茶飯事となってくると、感情レベルもマヒしてくるのが恐ろしくも思ったりしてます。
そして一夜明けた今日、ニュース番組で詳しい内容を知り、またいろいろ思ってしまいました。
経緯詳細はTVに任せるとして、
火事を消し止めるのが任務の消防。
安全を守るのが任務の警察。
そして、電車を安全に運行させるのが任務の鉄道会社。
その三者に共通する最優先課題が「市民の命を守ること」であります。守ってくれなきゃ困ります。
みな、それぞれの任務を必死にこなしていたのに、それがうまく噛み合わないとき、こういうちぐはぐが起きるのですね。
そのしわ寄せを受けたのが、類焼した車両に乗り合わせていた乗客でしょうか。熱かったでしょうね![]()
ケガ人が出なかったのがせめてもの救いです![]()
しょっちゅう小田急線に乗る身としては、ちょい2両目を避けたくなるような気分です。
ただ、ひとつだけ疑問なのは、警察、消防の人が、なぜ踏切の非常停止ボタンを押したのでしょうかね。
あれは、一般市民向けではないのですか![]()
警察、消防共に危機管理のプロなのだから、電車を止めたいのなら、そんなものを使わずに、もっと権威を使った止め方があったのではないかと、私は思うのですが。
現場では、一秒を争う緊張感でしょうが、それでも、権威を使わず(「幼稚な」と言っておきましょう)市民レベルの行動をしたことが、結果的に一般市民を危険に晒してしまうという、本末転倒のことが起きてしまったのです。
つまり、自ら権威を失墜させてしまったわけです。
時代も一つの終焉に近づくと、こういうことが起きてきます。
訓練を受けてきた人でも、体験したことがない場に遭遇したとき、自分の立場を忘れて一般人になってしまうのですかね。
いくら訓練しても、訓練は訓練でしかありません。
いざ現実の場面に遭遇した時、そこには、その人の本質が影響してきます。 ドラマにもあるように、はみ出し的な主人公の方が、
いざという時にじょうずな采配を揮えるのは、応用力の成せる技でしょう。
その応用力を養うのは幼児期~学童期と言えます。
つまり、思春期になる前までです。
それは、いわば社会人としての根っこを伸ばす時期であるのですが、なかなか成果が目に見えない地道な努力を怠り、目先ばかりを追う教育をしてきたしわ寄せが、今こうした場面で対応できなくなってきている気がします。
これを機会に、またマニュアルが強化でもされて、「非常停止ボタンは押さない」なんて規約ができたら・・・それって、もう幼稚園児向けレベルだとは感じませんか?
プロのプロたる権威にもっと自信を持って、本質をつかんだ対応策を模索していってほしいと思います。
人材育成←教育←子育て
遠回りのようでいて、実は近道な子育て、教育を、もう一度見直してほしいと切に願っています。
ネコの手も借りたかった?


