子育てカウンセラー にゃむ こと田中です。
いよいよ始まった思春期講座。
今年は企画委員会の協力体制も万全、満を持してみんなで進化していきたいところです。
さて、そんな初回・・・
予定してた内容をぶった切る、ツッコミみどころ満載の場面がありました。 主婦なら誰でも通る道ではあります・・・![]()
最初に、全員に自己紹介してもらいました。
話しやすいように、項目をいくつか用意した中に
「家族構成など」というのを入れました。
そしたら。。。
まあ、毎年似たような傾向があるのですが、たいがいみなさん、
たとえばこう話します。
「家族は・・・中学(高校)○年の息子(娘)と小学(中学)●年の娘(息子)です」
あれれ・・・?
ほんとに?
言ってる本人は皆気づかないのです。
多くの方は、家族と言われて紹介するのに
「夫」
が、登場しないのです
今回、20人近くの人が家族構成を語るのに「夫と」と入れたのは
3人ほどでした。(全員、ご主人はちゃんと存在していました(笑))
そして、そのことに気づかない。
「思春期講座」に来て、「こども」のことで学ぼうとしているからかもしれませんが・・・そもそもその考え方を改めないと、思春期の子育てはうまくいきません。
家族は、自分とこどもたちだけ?
夫の存在を忘れている
もしくは抹殺している
あたり前過ぎて、改めて言う必要もないと思っている
・・・この事実。
これが、現代の子育ての問題点だともいえます。
「イクメン」などと、子育てに積極的に参加するおとうさんを称賛するような風潮がありますが、これは危ない紙一重。
大きな落とし穴があるのです。
本当におとうさんの存在が必要になるのは思春期からです。
おとうさんは「男性」の見本
おかあさんは「女性」の見本 として見るようになるのが思春期。
その時に、夫婦関係がうまくいっていないのは哀しいことです。
愛する人だったはずの夫。
こどもが生まれると、妻(女性)は、本能的に「母」へシフトします。
これは健全なことで、必要なことで、あたり前のことなのです。
ところが、夫の方はそうはいきません。
父親に目覚める人もいれば
男のままの人もいるし
こどもにヤキモチを妬き始める人もいるのです(=これが虐待につながるケースです)
さらに、今の核家族体制では、夫の手助けなしに家事育児は成立しないところがあります。 いわゆる「ワンオペ育児」
そんなこんななのに、
周りの大人(母や父や姑や舅、そしてシャバの一般人)は、子育てができるのがあたり前と思っているので、母親に対する期待値が大きく、できてあたりまえ、できなきゃヘンという目線。
世の中も、母性は生まれ持ったものだと信じ切っているので、こどもの出来は母親次第なんぞと言ってくる。
見たこともない、事前学習もない、自信がない中必死に子育てしている妻に、夫を思いやるゆとりなどありません。却って手伝ってほしいくらいなのに、仕事に疲れて帰ってくる夫は家ではぐ~たら何の役にも立ちゃしない。主婦にはぐ~たらできるヒマもないのよ
オトコに対する怒りも覚えます。
あんなことこんなこと・・・
すれ違いが続くと、気持ちは離れていく・・・
唯一、「マジメに働いてくれているのだから」と、経済担当としての存在だけを認めようと自分に言い聞かせつつも・・・いったい何度離婚を考えたことでありましょう。
その結果、その存在が本当に必要になった頃、めでたく夫の存在は透明化しているのであります。
思春期・・・
それは、こどもにばかり向けていた目線を、
夫に移すときでもあります![]()
「むりっ
」・・・って声がどこかで聞こえます(笑)
思春期講座開催中。
次回は、今の自分がどんな気分なのか、心理テストで解き明かします。親子のコミュニケーション方法も体験します。


