毎度、「思春期講座」を企画するにあたり、思ってしまうのです。
なんで、金にもならんこんなことを続けているのだろう・・・と
ボランティアで、仲間や公民館の職員に協力してもらいながら、苦労して企画書立てた内容を、偉そうにおバカなアドバイスする審査委員がいたりして。レベルの低さにガッカリし・・・(全員じゃないですよ)
もちろん、その意義を認めてくれたからこそ、この講座が審査を通り、税金で賄える講座になっているわけですが・・・。中にはちっともわかってない男性どももいて、そのとんちんかんに腹を立ててはみんなになだめられる・・・ということを、何度も繰り返してきたわけです(懲りないヤツ)
それならば、個人的に有料で行えばいいだろうと思うけれど・・・いずれはそうならざるを得ないでしょうが・・・できれば私は、こうした内容の講座も、子育て支援の一環として行政で大々的に開催すべきと考えています。
何故ならば、すでに、「子育てを学ぶ」時代になっているからです。
嫌気がさすたび、原点に返ります。
私にとって、この「思春期講座」は、『恩返し』というひとつの形なのでした。
さまざまな家族問題が取り沙汰されている今日この頃ですが、私も親やこどもに悩まされてきました(今でもまだ続いてるけどさ)流行には疎い私も、この分野では最先端をいっていたようです
「毒母」「夫婦関係」「不登校」「発達障害」・・・
これらの問題を乗り越えるために、その道のプロである多くの先輩方の手をお借りしてきました。 みな、自身の苦しみを越えてきたそのノウハウを、惜しみなく私に与え、寄り添い続けてくれました。
その愛があってこそ、今の自分があると思います。
もちろん本人の意欲あってのものと言ってくれますが、こうした経験をして思ったことは、問題が深刻になる前に、修正できるような場所の必要性でした。
でも、けっきょく、人間というものは、深刻にならなければ助けを求めようとは思わないことにも気づき・・・がんばればがんばるほど、問題は深刻になるけど
ハタと気づけば、すでに自分がかつての先輩方のように、助けを求める人へ手を差し伸べる立場になれるのでした。 それが、私にとっての、ひとつの恩返しだと思っています。
「思春期講座」には、深刻な方から、ちょっと興味あるという方まで、いろんなおかあさんが来られますが、一番の魅力は、軽いものから重いものまで、これまで誰にも語れなかったような悩みを打ち明ける、そして受け止めることができる空気感に癒される・・・ということらしいです。
「私が」と、一人で始めたけど、けっきょく私がいろいろ教えられる場所になっています。よく聞くフレーズではありますが、今私も同じように感じています。そうして、自ら「卒業生」と名乗る元参加者の「おかあさん」たちの力で、どんどん進化しているのでした。
今年度は日程企画段階から、すでに講座終了後の忘年会まで構想に入っているようです
思春期講座2016
思春期なんてこわくない
「~とがった心を丸くするおかあさんの癒し講座~」
参加者募集中
9月15日~毎週木曜日 午前10時~12時
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