ちょっと前ですが、進む大学を
名前や偏差値だけで決めた時の
話をしました。
その時に中退数を使いましたが
今回は中退率で見てみます。
4月から大学生になるみなさんは
大学生活を考える上での参考に
これから受験を迎えるみなさんにも
志望大学、併願先を決める際の
参考になれば、と思います。
この一覧はちょっと前になりますが
2018年9月時点での
データを使って計算した
平均退学率です。
この一覧は、卒業できずに
退学した人の比率なのですが
早慶上智とGMARCH。
日東駒専。
そして、大東亜帝国。
これらの大学群の退学率なんですけど
比較してみると
ちょっとした特徴と言うか
傾向が見えます。
日東駒専は早慶上智、GMARCHの
2倍以上の退学率で
そして、大東亜帝国の退学率は
早慶上智、GMARCHの3倍以上の
退学率である…
そんな関係が数字から見えてきます。
3月になったこともあるので
ここで使った
大学群名の説明しますね。
早慶上智 …
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学
首都圏最難関私大の3大学を指します。
東京理科大を加えて"早慶上理"と
言うこともあります。
GMARCH …
学習院大学、明治大学、青山学院大学
立教大学、中央大学、そして法政大学
首都圏難関私大である6大学を指します。
日東駒専 …
日本大学、東洋大学、駒沢大学、専修大学
首都圏の中堅4大学です
大東亜帝国 …
大東文化大、東海大学、亜細亜大学
帝京大学、国士館大学の
5大学を指します。
最近では”SMART-CH”なんて
新しい呼び方もあったりしますが
いずれも大学名の語呂合わせ的な感じで
大体のレベル感…くらいだと
お考えください。
文科省も中退者について
調査、公表しています。
2022年度公表のデータをみると
気になったのは中退した理由で
上から比率の高い順で並べると
１．経済的理由
２．学生生活不適合・修学意欲低下
３．就職・起業
４．転学
５．学力不振
こんな感じです。
1番目は経済的な問題ですが
2番目以降、学校生活不適合
就職・起業、転学、学力不足…
これらは大学進学を選択した際に
どんな目的を持って大学を決めたのか
そこも大きく関わっている様な
感じがするんです。
私立大学協会も
この中退率の多さに
警鐘を鳴らしていました。
いくつか指摘事項のある中で
ぴよタンクが気になった表現が
ありまして、それは
受け入れる学生層の変化、と言った
表現があったことです。
18歳人口の減少によって
これまでとは、異なる学生層を
各大学は受け入れるケースが
増えているんだそうです。
そのため
大学教育の質を保ち続けていく中で
大学が求めるスピード感に
ついていけない…
そんな大学生が
増えてしまったのだそうです。
今春から大学生になるみなさん
大学での目標を言葉にしてみること
オススメしたいと思います。
来年、受験を迎えるみなさんは…
志望大学に進んだら、何をしたいのか
実現したいと思っているのか
それを決めておくと
出願の際や入試に臨む時にも
気持ちのブレがなくなる…
そう、思っています。
国公立大後期日程試験まで
あと6日
2024年大学入試は
まだ続いています。
受験生のみなさん
保護者のみなさん
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