子どもたちの輝く未来&ママを応援する
グローバルキッズ育成アドバイザー
すがゆうこです。
今朝は海外スタイルひとり起業コーチホイスラーめぐみさん主催の
グローバル女子の会に参加してきました
EQ絵本認定講師バイリンガル育児アドバイザーの浅野葉子さんからの
バイリンガル教育に関しての貴重なお話が聞けて、
とても有意義な時間をすごしました。
国際結婚をし、ふたつの文化が交わる中で育つ子どもが増えてきている昨今。
反対する両親を説得して結婚にこぎつけたカップルもいるでしょう。
どちらの国に住めばいいのかという悩みから始まり、
子どもができたあと、喜びもつかの間、
一体どうやってバイリンガルに育てていけばいいのか、
現地校に入れたほうがいいのか、
インターナショナルスクールに入れたほうがいいのか、
日本語の補習校は通ったほうがいいのか…
そんな悩みをお持ちの方が本当に多いんだなと改めて感じました。
葉子さんは絵本を通して、バイリンガル教育へのヒントを伝授してくださいます
オンライン絵本講座
【心が育つIQ絵本講座・IQが上がる読み方実践編】
(主にプレママ・0歳~6歳児をお持ちの親御さんや祖父母の方向け講座)
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私はバイリンガル教育って大きく分けてふたつあるのではないかと感じています。
ひとつは、両親が日本人で母語も母国語も日本語としていて、2ヶ国語を学ぶバイリンガル。
もうひとつは、私たちの子どものようにハーフ(ダブル)として、2ヶ国語を学ぶバイリンガル。
もっと複雑なケースも多々みてきましたが、日本人ママのケースに限るとこのふたつが大きな割合を占めていると思います。
ひとつ目の場合、日本に住んでいる日本人カップルが、例えば英語を習わせようとしているとします。
その場合、英語はある意味、コミュニケーションを取るためのツールの比重が大きいと思います。
一方、ふたつ目、国際結婚カップルから生まれた子どもの場合。
パパの言葉とママの言葉は単なるツールではないということ。
例えばわが家では、パパと子どもたちはドイツ語。私と子どもたちは日本語。私たち夫婦の会話は英語です。
子どもたちは私たちの英語での会話のキャッチボールを常に聞いていたので、英語力は自然に伸びていきました。
(最近Fortniteというオンラインゲームに夢中な息子ですが、ネイティブスピーカー相手に英語で何の違和感もなくプレーしています。)
ドイツ語はパパからだけではなく、幼稚園や学校、ドイツに住んでいるので家族や身の回りの社会からも学んでいきました。
日本語はというと、やはり私からの一方通行でしたので、習得時間は他のふたつに比べて遅いです。
ですので、語学力のレベルだけでいえば、①ドイツ語、②英語、③日本語の順番になります。
しかし、彼らのアイデンティティーの面からの言葉の順番は、①ドイツ語と日本語、②英語となっています。
英語は他言語の方と話す際のツールという位置づけです。
ハーフの子たちにとって、2ヶ国語を学ぶことは単にツールを習得することにはならないと思うんです。
そこには彼らの人格形成をつかさどる大切なふたつの言語であると考えています。
『おにぎり』の『お』っと、私たちは『お』を教えるために何も気にせず使っていますよね。
でもそこには、お米を主食とする文化、農耕民族としての私たちの歴史や習慣が含まれています。
いずれ「日本人はお箸を使うのに、なんでおにぎりは手で食べていいの?」という疑問が湧いてくるかもしれません。
おにぎりにも、三角や丸、俵型、地域によって形が違ったりすることに興味を示してくるかもしれません。
そうやって私たちのご先祖さまから受け継いだ言葉、文化、歴史、習慣、行事などを、私たち日本人ママは日本語を通して子どもたちに伝えていく役目があると思っています。
そして最も大切なこと
それは言葉が話せるか、話せないか以上に大事なこと。
彼らが一体何者であるのか。
ふたつの文化の交わりの中で、
彼らのアイデンティティーをしっかりと確立させてあげること。
それには夫婦が互いに良く話しあい、自分たちがどうやって子どもたちを育てていきたいのか。
各家族それぞれの軸を作ってあげること。
そして作った軸はぶれることなく、子どもを育てていくこと。
ヨーロッパなどでは文化の交わりは当たり前。
だからこそ忘れてはならないアイデンティティー。
島国の日本からもたくさんの人たちが海外に出るようになり
異国で結婚し、子どもを産み育てるようになりました。
しかしまだその歴史は浅く、私たちは手探り状態の中にいます。
交ざりあう環境の中で、バイリンガル教育も一筋縄ではいかないのです。
そこにバイリンガル用の教科書というものも存在しません。
いろんな方の経験話を聞き、アイデアを参考にし、そしてその中で自分たち夫婦に合う形を見つけていく。
自分たちなりのオリジナル教科書を作っていく必要があるのではないかと思います。
そして子どもたちが、その各家族におけるオリジナル教科書に誇りを持って生きていけるようにサポートしていくことが大切なんだなと感じた朝でした
葉子さんは
海外在住0歳~6歳児(小学校入学前)のハーフ子育て中ママ対象
バイリンガル幼児教育力アップ体験セッションもされています。
オリジナルの教科書作りに、良いアイデアをいただけると思いますよ
めぐみさん、葉子さん、実りある学びのひと時をありがとうございました
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