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あらいりつこです
今日は母の日
Mother's Dayですね
ずいぶん前から
母の日商戦でスーパーや
オンラインショップ、
SNS等が賑わってますね。
私はこの日が近づくと
ちょっと気持ちが重たく
なって来ます。
プレゼントするのが嫌
だとか、母や義母が嫌い
だからとかじゃなくて。
その逆で、
2年前に母も義母も他界
してしまったから。
そしてそこにたくさんの
後悔を抱えたままでいる
から。
特に母に対しての。
隣町じゃなくて
隣県だから
しょっちゅうは行けない。
それにしても
行かなさ過ぎた。
父が緊急手術して
そのまま面会謝絶の入院
になって母は一人きり。
子ども目線でも分かる
複雑な夫婦関係だけれど
母は父がいなくなって
気落ちしていた。
妹たちは母のところまで
車で15分と30分の距離に
住んでいるけど
そんなに会いに行ってない。
弟に関しては20年ほど
音信不通に近い状態だった。
私が会いに行かなかった
間に母の誕生日もあった。
その日私は友人と家族
ぐるみで水族館にいた。
"おめでとうメール"は送った。
｢お誕生日おめでとう♪
またケーキ持って行くからね｣
｢りつのケーキ美味しいし好き
楽しみにしてるわ｣
お気に入りのケーキを
買って持っていくことは
叶わないままとなった。
どうして誕生日にお祝いに
行かなかったんだろう
なんでもっと母のところに
行かなかったんだろう
他にもたくさんの
してあげたかったこと
してあげるべきだったこと
が心の中に渦巻く。
なんで、どうして、
なんで、どうして、
そんな想いが
湧いて来ては沈み
沈んでは湧いて来る。
人は生まれる前に
自分が何をして
どう生きるか
どう死ぬか
母親も名前も
生き方も死に方も
自分で決めて来ると言う
ハナシがある。
もしそれが本当だとして
母は母の選んだ生き方をして
自分の決めた死に方を
やり遂げただけだったとしても。
遺された者には
後悔が残る。
その中で
一つだけ救いがある。
音信不通に近い状態の
弟が両親に会いに来たこと。
大動脈破裂の手術で半身不随。
脳の大半が死んで意思疎通も
出来なくなった父。
｢もう会えなくなるかも知れんし！
連絡して来させて！｣
と、弟に連絡することに
気後れしている母に強く勧めた。
きょうだいの中で
唯一の男の子だったから
両親共に弟は特別だった。
父も母も
死ぬ前に弟に会えて
よかった...
本当によかった
両親と娘。
亡き母たちを想う
Mother's Day【後編】
に続きます。
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