
息子の子供の頃を思い出して、熱に弱いのに…大丈夫か???
トイレから戻って来た息子は、肺が痛いと…
これはマズい。
思い切って119番し、救急車をお願いした。
親子して、揺れ動く。
呼んで何も無かったら、悪いなぁ…
もっと重症な方がいるのでは…
救急隊の方が来てくれて、酸素濃度やら、飲んでいる薬やら、今までの流れや、持病などの話をして、身体の状態を見てもらった。
やはり私の思った通り、若いし、今の状態だと
病院に運ぶのも難しいだろう。
以前は救急車が病院を探して運ぶ事が出来たが、今は保健所に連絡をして、病院を探してもらうらしい…
早いもの勝ちになってしまって、手当たり次第救急車を呼ぶようになってしまうから。
病院を探すのは厳しいだろう…と
自宅療養…家族がいるから、何とか出来たけど…
一人暮らしでは厳しいと思う。
これだけ高熱が続くと頭もボーっとして、何言われてるか、理解出来ない。
なのに、保健所の方とかの受け答えをしないといけない…
東京に子供を出しているご家族は、心配だと思います。
救急隊員の方の話だと…
『テレビで酸素濃度が95を切ったら病院へ。と言っているが、今の東京の現状だと、90を切ったくらいでないと、病院が見つからない。
遠い病院にやっと運んでも、帰されてしまって、途方にくれる患者さんがいっぱいいる。』と…
これが…今の東京の現状。
保健所の方と電話を変わって、説明があった。
今の状態は良く分かっているので、病院が見つかったら、順番に案内してくれる事になると、説明してくれた。エントリーしてもらった。
そして、救急車は帰って行った。
3人も来てくださって…ありがとうございます。
東京都では、自宅療養者に食料と、酸素濃度を測る機械を送ってくれるサービスがある。
ネットで調べていたので、陽性が分かったときに、直ぐにお願いしていた。
が…食料は届いたが、酸素濃度を測る機械は、配達業者の手違いで、他の家に届いてしまった。
それがあれば救急車を呼ぶ目安にもなったと思う。
救急車が帰って20分後くらいに、保健所から電話があり、『明日入院が決まりました。』
息子とビックリした。
当分家で頑張らないといけない…と思っていたので…
さすがに40度の高熱が10日も続くと、歩くのもやっと。
ヨロヨロになってしまった。
入院出来ると聞いて、二人でホッとした。
車で40分くらいで行ける場所。
大きな病院。
熱に弱いので…これ以上は厳しかったのだと思う。
小さい頃の話を思い出して、救急隊の方に話をしておいて良かった。
今日無事に入院。
大きな敷地の奥のコロナ用病棟。
そこで息子を送り出した時に、今では無い感情があふれて来た。この光景どこかで見た気がする…
過去世なのか、集合意識なのか。
感染症を発症した息子を隔離病棟に送り出した母親の気持ち。感情。
車を運転しながら、涙が止まらなかった。
ひとしきりその感情を味わうと、色々思い出してきた。
続く




