こんばんは。


ご訪問くださり、ありがとうございます。

こちらでは、腎不全保存期のかたや、腹膜透析を受けている方に、何らかのお役に立ちそうな情報をご紹介しております。


7/5と7/24に、腎移植外来でドナー検査を受けてきましたので、ドナー検査の雰囲気をご報告します。


なお、腎移植の件での初診察のときの記事はこちらになります。まだの方はよろしければこちらからご覧くださいね。

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https://ameblo.jp/piyopenta/entry-12806632198.html 



検査項目】

① 採血 

腎機能、肝機能、糖尿、貧血、腫瘍マーカー、感染症


なんと試験管8本分も抜かれました。血が…減る…💦


② 24時間蓄尿+尿検査

 受診前日に、検尿用の紙コップと2リットルペットボトルを持ち歩き、出る尿すべてを計量しながらペットボトルに入れてミックスし、試験管に入れて提出しました。

受診日にも別途採尿して提出します。

折しも蓄尿は7/4の猛暑日で、脱水になりかけ、麦藁色の赤みがかった尿がたまって、みごとに潜血+となってしまい、再検査に。しかし再検査の7/24の5日前にまた猛暑で軽い熱中症になり、(←イマココ)

 ↓

①と②の結果をみて、腎臓内科を受診し、ドナーやれるかどうか評価を受けます。


クレアチニンとeGFRは合格しましたが、尿潜血が出たらアカン、と言われたので再検査の結果待ちです。先生、こんな猛暑のときに(以下略)


③ 便潜血

フツーの検便です。


検体採取時に持病の裂地(隠語)の真っ最中だったため、おそらく悲しい結果が出そうです。陽性になったら大腸内視鏡ね、と言われたので、先手をとって大腸内視鏡の名医のいる個人病院を予約しました✌️

七条大宮のふじた医院の朴先生は、武田病院の消化器内科部長だったかたで、内視鏡(胃カメラと大腸)の名医です。痛くしないし、優しくて的確です。カラー印刷の結果レポートもくださいます。内視鏡の機材も最新型です✨


※末尾に追記しました。


④ 胸部、腹部レントゲン

 健康診断みたいなフツーのです。


⑤ 心電図

 フツーの心電図です。

※12年前にパワハラで攣縮性狭心症になって以来、いつも心電図ではST低下、平低T波などの異常波形が出ており、今回も異常波形が。そのため、追加で循環器内科で診察ね、となりました。一応、循環器内科では、ここ10年発作出てないならOK、とのことでしたが、心エコー検査が念のため追加になりました。


⑥ 呼吸機能検査

 グラフを見ながら全力でふーふー息を吹き込みます。肺活量のエグいやつです。いつまでもやらされます。疲れます…


⑦ 腹部超音波検査

 胸の下からVラインギリギリまで、エコー端子でもれなくグリグリされながら、息を吸ったり吐いたりします。

いささか痛いです。


⑧ 胸部・腹部造影CT

 カーッと熱くなる造影剤を注射されて、ドーム状のCTマシーンのトンネルの中を、息をとめたり吐いたりしながら15分ぐらい(ベッドに寝かされたまま)8往復程度行ったり来たりしてX線かけて撮影します。


⑨ 精神科受診

 ほんとに自由な意志で提供する気になったのか聞かれます。

(知的障害とか鬱の人を脅したり騙したり、DVをやって、お前の腎臓をよこせ、と迫る悪いやつがいるらしいです。)

過去に転勤先に関して上司から酷いことを言われて攣縮性狭心症を発症した経過を説明したら「それ、立派なパワハラですね」と精神科医からお墨付きをいただきました👍


⑩ HLAタイピングリンパ球クロスマッチ

ドナーとレシピエントがふたりで採血されます。相性をみる検査なので、これが適合しないといろいろ大変なんだそうです。


⑪ レノグラム

アイソトープ(放射性物質)を注射したあと、30分かけて、その流れ具合を撮影して、左右の腎臓の血流や機能を調べます。これでどちらの腎臓を提供するか決めるそうです。



7/5と7/24の通院2回でこの検査の⑩まできました。あとは⑪だけです。


ただし、尿潜血が出ちゃったので、検尿はもう少し続くかもです。

あとは大腸内視鏡が💧

(前処置の腸をカラッポにするための飲み物がまずすぎますよね。)


8/2に移植担当の主治医から、クロスマッチの結果説明がある予定ですが、事前に「適合でしたよ!」というお電話をいただきました😄



治療費について
移植のための検査費用などは、最終的に移植ができれば無料になるそうです。
ただし、不適合その他の理由で移植しない場合は全額自己負担になります。
事前に同意書を書いて、なんども注意を受けます。
たぶん、自費だと20万以上かかりそうです。

移植するかどうか決まるまでは支払いは留保になるので、いまのところ無料のまま検査漬けになっています。
どうか無事に移植できますように…。

ドナーの私はこんな感じです。

お身内からの移植を計画されている方、うまく詰め込んでもらえば、通院3日前後でだいたいのドナーの検査はクリアできますので(※再検査の場合を除く)、ドナー候補さんに「移植の本番までは、そんなにたくさん休暇とらなくてもいけるよ」とお話ししてあげてくださいね。

移植を計画されている方のお役にたてますように。
いつもコメントやイイネをありがとうございます。

【7/31追記】
七条大宮のふじた医院で、朴先生に胃カメラと大腸内視鏡を同時にやっていただきましたので、その様子のレポートを追加します。

↑にも少し書きましたが、ふじた医院の朴先生は、基幹病院である京都駅前の武田病院の消化器内科部長だった方で、独立して個人病院で内視鏡検査をしておられます。
武田病院当時に担当していただき、あまりに腕がよくて内視鏡操作がお上手なので、追っかけで消化器関連はふじた医院に移り、以来、10年以上、なんども胃カメラと大腸内視鏡をしていただいています。
綺麗な設備と最新の機械で、痛くなく楽に検査していただけます。

1  電話予約可能
 朴先生の内視鏡が希望だとお話して、検査日の予約をとります。
前処置用の薬がいるので、一度は検査前に来院しないといけませんが、その時もネットで診察の順番を押さえられます。

2  当日、必要な前処置をして来院すると、二階の検査エリアに通されます。
待機室には大きなリクライニングチェアがあり、そこで着替えします。

3  隣の検査室で検査になります。
鎮静剤を希望しておくと、とても楽に検査が終わります。
検査中に先生と一緒にモニターで胃や腸の中も見られます。

4  検査後は、待機室でリクライニングチェア(脚も上がる式で、新幹線のグランクラスシートみたいなやつです。)でシート全倒ししてグーグーと20分ぐらい寝かせてもらえます。
 
今日は、午後2時から胃と大腸の検査で、私が早めに行ったので1:45から検査室に入りましたが、全部終わって会計して出てきたら3時でした。

検査後、休憩後に朴先生からモニターの画像を見ながら説明があります。

綺麗に製本された結果レポートもいただけます。


※グロいのでぼかしました💦

今回は京大病院提出用に、検査中の動画のCDもいただけました。

至れり尽くせりで名医に担当していただける、とても素敵な病院です。

なお、名医は朴先生なので、↓の診療担当日をみてて、朴先生の診察日や診察時間に受診するようにしてくださいね。
(他に女医さんがおられます。)
なお、こちらは外来診察の枠で、検査はこれとは違う枠でやっていただけます。
 ↓


内視鏡の予約も、朴先生に検査をお願いしたい、とおっしゃるようにしてください。

また、大腸洗浄剤のうち、

モビプレップ
サルプレップ

は、カリウムとナトリウム満載で、腎不全のかたには使えません。

腎不全なのでニフレックを取り寄せてでも使ってほしい

と、予約の段階でしっかり要求しておいてくださいね。

(追記は以上です。)

カバー画像は白糸の滝の入口にある音止の滝です。