こんばんは。


ご訪問くださり、ありがとうございます。

こちらでは、腎不全保存期のかたや、腹膜透析を受けている方に、何らかのお役に立ちそうな情報をご紹介しております。


本日、初めて腎移植外来に行ってきましたので、概要をご報告します。


移植外来の診察に至る流れ】


腎臓内科の診察の際、そろそろシャントを作ってハイブリッド透析(腹膜透析と血液透析の併用型)をするかどうか、という話になったとき、旦那が主治医に


そろそろ本気で移植しようと家内と話しています


と言ったところ、主治医が「どうせやるなら早いほうがいいよ」とおっしゃって、すぐに移植外来の予約を取ってくださいました。


移植担当は泌尿器科になるので、そちらのドクターの診察日に予約して、ドナー(提供者)とレシピエント(もらう側)が一緒に来てください、ということになりました。


全体のタイムテーブル

今日の診察で移植の主治医が決まり、医師から、移植の利点とリスクの説明とかがありました。

(あらかじめふたりとも移植の冊子と腎代替療法選択ガイドを読んでいて、そのことを主治医に言ったので、ざくっとした確認程度ですみました。)

そのあと、同意書などを書きます。

そこから、既往症とか家族構成とかを用紙に書いて、検査日の予約とかが始まりました。

予約など事務面はナース(移植コーディネーター)がしてくれます。


①ドナーの検査

 腎機能のほか、ガンや糖尿病、高血圧などあるとまずいので、2から3回ぐらい通院して全身を徹底的に検査します。エコーや造影検査もあります。


途中、クロスマッチという免疫の適合検査があり、そのときはドナーとレシピエントのふたりで受診します。


なお、ドナーはBMI30以上の肥満はまずい、とのことでした。

(良かった、まだそこまでは行ってません💦

…が、「コロナ太りで高脂血症が出始めてます」と言ったら、痩せましょうね、と言われました。ひぇー!!!)



②レシピエントの検査

2週間ぐらい入院して、胃カメラとか使ってドナーよりはるかに徹底的に調べまくるそうです。

免疫抑制剤をつかうとガンや感染症が悪化するので、ガンや隠れた感染がないかどうか細かく調べます。

生ワクチンも移植後は使えなくなるので、いまのうちに抗体価を調べて、免疫低い部門はワクチンをあれこれとうっとくのだそうです。


③移植本番

血液型不適合ならレシピエントは術前1ヶ月、術後2ヶ月入院

ドナーは10日から2週間入院


だそうです。


切開する手術創の大きさは、縦に、ドナーは10cm、レシピエントは20cm(あと数カ所に穴あけ)とのことでした。


とりあえず7月に①の各種検査スタートになります。

クロスマッチの免疫の相性悪くありませんようにー!



どうせやるなら、すこしでも若いうちのほうが生着率はいいらしいです。


腹膜透析開始したころは、移植については

「70歳になって仕事引退したら考えます」

とか言ってたのですけど、腹膜透析4年目でグロブリンがたまってきたり、あれこれイヤげな合併症がジワジワと出てきたりすると、どうせなら早く移植したほうがいいんじゃないか…と考えが変わってきますね💦


また何か新しいことがわかりましたらご報告しますm(__)m


とりあえず、私の方は、7月に勤務先に出勤継続しつつ24時間蓄尿をするのがなかなか大変そうです(笑)



※↓の写真は、京大病院の入院病棟(積貞棟)から見た
大文字山
です。(茶色い三角形の部分が大文字です。)


8月の五山送り火のときは、病棟のエレベーター前の廊下が大文字鑑賞のベストスポットになります。
大文字を見ると無病息災だそうですが…😅

こちらは数年前、南病棟からとった写真です。


【6/8追記】
移植を決断するにあたって、こちらのかたのブログがとても心強かったです。
また、メッセージをお送りしたところ、めちゃくちゃ親身にお返事くださいました。
この場をお借りして御礼申し上げます。