観劇日記をUPしそびれてたら、早くも来年の観劇予定が決まりだしてしまいました
舞台は発売が早いのよねぇ。
1つはお友だちが誘ってくれて、チケットも手配してくれちゃったミュージカル。
ありがたや…
もう1つは先行抽選でハズれてしまい、ちっ今回もやっぱり縁がなかったか…とあきらめようとしたTEAM NACSの公演。
ダメもとで先行先着をカチカチやってみたら。
開始後すぐ繋がったのにS席は瞬殺。
土曜は厳しいかぁ…いや待てよ、もしや…とA席をクリックしてみたら。
おおお!とれたっ!
チャレンジしてみるもんだな
TEAM NACS 初観劇決定です
どちらも超人気公演なのに土曜の昼公演をゆったり観劇できるなんて。
来年の演劇ライフも充実しそうな予感
前置きが長くなりましたが、本題の観劇日記へまいります~。
11/2(木)14:00 ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ
世田谷パブリックシアター
よくチケットとれたよなぁ…としみじみ。
今回は主催のシス・カンパニー会員枠でのゲット。
この劇場は演目も劇場も好みなので、有料会員にもなってるのです。
でも、いつも同系列でここのすぐ下にあるシアタートラムでばかり観てるのでパブリックシアターは初入場なんだな。
会員の更新をするとドリンクチケットを送ってくださるので、この日は少し早めに入場して劇場内のカフェでパンフ読みながら優雅にコーヒーなどいただいてみました
さて、ここからはネタバレ含みますよ。
この作品は『ハムレット』のスピンオフ的なストーリーで、かつ『ゴドーを待ちながら』を下敷きに書かれた不条理劇とも言われてるようです。
奇しくも、今年の観劇初めは柄本兄弟の『ゴドーを待ちながら』。
アングラとか不条理劇とか観まくってた頃からかなり時を経ていたので、ゴドー観劇で感覚を少し取り戻しておいてよかった
着席すると、舞台上ではスタッフと思しき方々が舞台美術の準備にあちこち行きかっていて。
ぼんやり眺めていたら、大きなセットが運び出されたところに主演の二人が居ていきなり始まるというサプライズ。
予ベルも本ベルも鳴らず、客電も明るいままの導入でした。
(もちろんこのあと客電は消えましたよ)
ゴドーと比べると、設定そのものは明確なのでさほど難解な印象は受けなかったかな。
演出や演者さんに惹きこまれたってのももちろんあるんだろうな。
冒頭のコインゲームの件で、勢いよく投げすぎて客席に転がっちゃうハプニングも。
菅田くんが客席におりて探すも見つからなかったようで『なくなった!』と
ほぼ出ずっぱりの二人、あれだけの量のセリフをテンポよくやりとりしてて、それだけでも楽しかった!
そして座長役の半海さん、よかったなぁ。
芝居とはなんぞやってあらためて考えちゃったよ。
林遣都くん、出番はそれほど多くないのに気になっちゃったんだよなー。
ちゃらいハムレットがいい感じでした
彼の舞台もまた観てみたいな!
菅田くんはほんとにあちこちいろんな作品に出てるから、登場しただけでうわー菅田将暉だーってなっちゃうね。
個人的には、映像も舞台も大きく印象が変わらないように思えて、それはそれですごいことだよな…と。
斗真くんはやっぱり華があるねー。
彼の戯曲ものは2度目の観劇なんだけど、戯曲もの合ってる気がするな。
事前にハムレットもロズギルも読んでおいたから置いてけぼりにならずに済んだけど、けっこうスピード感あったかな。
不条理劇というくくりで考えるとかなり楽しく観られる作品でした。
ここ数年、戯曲を観る機会が何度かあったのだけど、どの作品もそう堅苦しくなくて、戯曲って結構おもしろいかも!と思ってしまうほど。
これはやはり演出家さんや演者さんの魅力だよね。
チェーホフやシェイクスピアを観るきっかけを作ってくれたキャスト・スタッフのみなさんに感謝です!