神戸JAZZSTREET行ってきました | 理系税理士 佐原三枝子のラジカルトーク

理系税理士 佐原三枝子のラジカルトーク

宝塚で開業している女性税理士です。
経営や税務に関することはもちろん
季節のエッセイや
トレッキングやアウトドアの趣味のことも書いています。

2017年の神戸JAZZSTREETが10月7日、8日に開催されました。

近くに住んでいるのになかなか行けなかったのですが
今年は子供が10月7日の前売り券を用意してくれたので
一緒に出掛けました。

北野異人館街界隈のくるっと歩ける範囲のお店や施設の各会場で
この2日間、ジャズライブが開催されます。

まずは、前売り券を界隈の各所にある当日券販売所で
首から下げられるタグに引き換え、
さあ行くぞ~!

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まずは、お目当てのお店 「SONE」(そね)さんへ

パンフレットによると
「このセットはスイング感あふれる大人のサウンドでいきましょう」
というコピーどおり、
雰囲気のある店内と心地よく力の抜けたサウンドで
心を無にして音に身を任せる心地よさに包まれました。

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ちなみに、ですが
こちらの若オーナーさん ディーンフジオカさんばりのイケメン!
音楽外情報でした(笑)

SONEさんですっかりジャズマインドにリセットされ
二つ目の会場はインドクラブへ
インドクラブはインド人の方の会員制クラブハウスです。
パーティーなどにレンタルされることはありますが
普通は入ることはできません。
こちらのコピーは
「ブレダのボス、バートが途中から乱入。大ジャンプバンドに変身、
お楽しみあれ!!」
むむっ!!これは行かねば!

クラリネットの花岡さんの軽妙すぎる(笑)おしゃべりと
今日のために世界各国から呼び寄せられたメンバーが
勢いのあるセッションでガンガンいきます。

さっきの癒しのジャズから、音圧全開のジャズ!
ジャズのいろんな顔にウキウキしてきました。

続いて、神戸バプテスト教会に移動
こちらのコピーは
「続いてこれぞニューオリンズ・レッドビーンズが登場します」

JAZZSTREETの仕組みですが
それぞれのプログラムが1時とか2時とかきっちりの時間から始まって
40分間となっています。
次の会場まで20分あれば移動ができるので
12時のスタートから17時の終了まで1日で5会場を回ることができます。

私たちは実は遅刻で(笑)
13時スタートからの参加です。

で、このコピーの中の「続いて」というのは
神戸ハブテスト協会は14時から3つのプログラムしか
開催されていないので
レッドビーンズさんは教会では2つ目のプログラムというわけです。

各会場で案内を務めてくださるクルーの方が
「今年は入場制限でないね~」と話しておられました。
午前中がひどい雨だったので参加人数が少ないようです。
例年はこんなに楽々と会場には入れないみたいですね。

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(写真は会場とは関係ありません。
ちょっと10月らしいお店が前だったのでパチリ)

レッドビーンズさんの演奏で
教会の音響と相まって
ガンガンのエネルギッシュなジャズに包まれ
最後は神戸女子大学へ

「枯れた渋い味?!いやいや何をおっしゃるうさぎさん!
結構はしゃぐんですよ!」のコピーは
そう、お目当ての北村栄治さん です。

89歳(もう90歳間近じゃないですか!!)なんて思えない
ロマンスグレーでダンディな北村さんのクラリネットは
ビロードを思わせるような滑らかさ、
心地よさ、そして明るさに包まれていて
聞いているだけで幸せになります。

しっかり、ご自身のCD付きの本の宣伝もありましたので(笑)
買って帰りましたよ~

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裏表紙には直筆サイン入り!!

この本を読んで、素敵だな、と思った一節をご紹介します。
テディ・ウイルソンという有名なジャズピアニストの方が
「クラリネットの世界一は?」と質問されて
「音楽はスポーツじゃないんだ。エイジがエイジのフィーリングでクラリネットを吹けば世界一だ。ベニー・グッドマンがベニーのフィーリングで吹けばこれも世界一だ。ベニーがエイジのマネをしたら何の価値もない、エイジがベニーのマネをしても価値はない。音楽とはそういうものだ。」
と、答えたというところです。

音楽は競争でなく、助け合い、支えあい、認め合い
その中からさらに良いものが生まれるものだということ。
楽しんで演奏しているものを聞くから
聞いている私たちも幸せ。


音楽の中でも、
ジャズは、いろんなメンバーと組んだり離れたりが激しいけれど、
それも逆に、互いのフィーリングを認め合っているからこその出来事だと
北村さんは書いておられます。

CDには聞きやすくて、なじみのある12曲が収められています。
家で聞くと、JAZZSTREETの余韻に浸れていいのですが
なぜか会場で聞いた時のほうがいい。

私はどちらかというと、
CDの音質より汚くなりがちなのでライブが嫌い、という派なのですが
ジャズはライブがいい、と思いました。

きっと、ジャズがとっても人間臭い音楽だからなのかもしれません。

来年もいきたいな~