ベトナム研修旅行 第2日 その2 エースコックベトナム工場見学 | 理系税理士 佐原三枝子のラジカルトーク

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宝塚で開業している女性税理士です。
経営や税務に関することはもちろん
季節のエッセイや
トレッキングやアウトドアの趣味のことも書いています。

エースコックさんというと
私的にはワンタンメンと子ブタのキャラクターの
イメージです。
(以下、敬称を略させていただきます)
 
失礼を承知で申し上げれば
日本でインスタントラーメンといえば日清です。
 
その状況の中で、いち早くベトナムに進出したエースコック。
 
いま、ベトナムでインスタントラーメンといえば
エースコック!
 
システムギアベトナムの若い社員さんたちも
一番好きなのはエースコックのハオハオ(HaoHao)で
朝も晩も食べることもある、といっていました。
 
しかし、ここでは、キャラクターはコックさんの服を着た男の子です。
ブタだと宗教的な理由で壁ができる可能性があると考え
進出に当たりキャラクターを変更したそうです。
 
 
イメージ 1
 
 
会議室に通していただき
進出に当たっての考えや、いきさつを説明していただきました。
 
 
イメージ 2
 
 
アジア市場の人口構成、GDPの今後の伸びといった大きなデータから
インスタントラーメン市場の伸びを確信し
いち早い進出で、ベトナム市場で大きな成功を実現しました。
 
その中に感じるのは
進出にあたってのブレのない市場の読み
現地の文化や生活習慣、食品ですから、特に味覚の尊重
そして、現地の人々とともに生きる覚悟、です。
 
お伺いした工場は本社機能も兼ねているので
経理や総務といった執務のフロアがあります。
天井が高く、木を使った格調高い内装で
たくさんの現地スタッフが整然と仕事をしている様は圧巻です。
ベトナムで一流企業になったエースコックには
優秀な人たちが就職を希望します。
よい循環が回りだせば、それがどんどん回転しています。
 
1番でなければだめだ
2番から下は意味がない、ということを
ビッグな経営者の方たちが言いますが
確かにそうだと感じました。
なくてはならない会社とはそういうことです。
 
逆にいえば、
1番になれることをする、ということでもあるのでしょう。
 
エースコックの製品がお店の棚を埋め尽くしています。
 
 
イメージ 3
 
ところで、
進出当初は現地企業との合弁でしたが
現在は日本資本単独になっているそうです。
 
これについては
日経新聞の面白い記事がありましたので
リンクしておきます。
 
 
同時期に、
中国に進出した会社が困難を極めたのに対し
ベトナムへ進出したエースコックが成功を収めたことは
ある意味、象徴的だと思います。
 
私は数年前から
上海、香港、シンガポールと出かけていき
今回ベトナムにきて、そのことを深く感じます。
 
 
中国に進出した企業がすべて失敗したのかというと
そうではないのですから
日本企業側の勝手な思い込み、人を粗末にしたことなどが
大きな要因としても
やはり国民性や親日感情という平均的なものは
重要な要素だと感じるのです。
 
この後は、開業したばかりのイオンモールに行ってみました。
 
 
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