エースコックさんというと
私的にはワンタンメンと子ブタのキャラクターの
イメージです。
(以下、敬称を略させていただきます)
失礼を承知で申し上げれば
日本でインスタントラーメンといえば日清です。
その状況の中で、いち早くベトナムに進出したエースコック。
いま、ベトナムでインスタントラーメンといえば
エースコック!
システムギアベトナムの若い社員さんたちも
一番好きなのはエースコックのハオハオ(HaoHao)で
朝も晩も食べることもある、といっていました。
しかし、ここでは、キャラクターはコックさんの服を着た男の子です。
ブタだと宗教的な理由で壁ができる可能性があると考え
進出に当たりキャラクターを変更したそうです。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/13/piyochannooya/7e/5e/j/o0480032014535359313.jpg?caw=800)
会議室に通していただき
進出に当たっての考えや、いきさつを説明していただきました。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/13/piyochannooya/a2/81/j/o0480032014535359317.jpg?caw=800)
アジア市場の人口構成、GDPの今後の伸びといった大きなデータから
インスタントラーメン市場の伸びを確信し
いち早い進出で、ベトナム市場で大きな成功を実現しました。
その中に感じるのは
進出にあたってのブレのない市場の読み
現地の文化や生活習慣、食品ですから、特に味覚の尊重
そして、現地の人々とともに生きる覚悟、です。
お伺いした工場は本社機能も兼ねているので
経理や総務といった執務のフロアがあります。
天井が高く、木を使った格調高い内装で
たくさんの現地スタッフが整然と仕事をしている様は圧巻です。
ベトナムで一流企業になったエースコックには
優秀な人たちが就職を希望します。
よい循環が回りだせば、それがどんどん回転しています。
1番でなければだめだ
2番から下は意味がない、ということを
ビッグな経営者の方たちが言いますが
確かにそうだと感じました。
なくてはならない会社とはそういうことです。
逆にいえば、
1番になれることをする、ということでもあるのでしょう。
エースコックの製品がお店の棚を埋め尽くしています。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/13/piyochannooya/6c/69/j/o0480032014535359320.jpg?caw=800)
ところで、
進出当初は現地企業との合弁でしたが
現在は日本資本単独になっているそうです。
これについては
日経新聞の面白い記事がありましたので
リンクしておきます。
同時期に、
中国に進出した会社が困難を極めたのに対し
ベトナムへ進出したエースコックが成功を収めたことは
ある意味、象徴的だと思います。
私は数年前から
上海、香港、シンガポールと出かけていき
今回ベトナムにきて、そのことを深く感じます。
中国に進出した企業がすべて失敗したのかというと
そうではないのですから
日本企業側の勝手な思い込み、人を粗末にしたことなどが
大きな要因としても
やはり国民性や親日感情という平均的なものは
重要な要素だと感じるのです。
この後は、開業したばかりのイオンモールに行ってみました。