台北旅2 羽田空港国際線ターミナル 拡張部分 | オッサン日記

台北旅2 羽田空港国際線ターミナル 拡張部分

(※この記事は2014年5月の台北旅行記です。
 今現在とは状況等違うのでその点ご了承ください)

 


セキュリティチェックとイミグレを超えて、はい制限エリアに来ました。

前の記事でも書いたけど、アタシらが羽田空港国際線ターミナルが拡張してから
はじめての利用したので、なにがどう変わっているのかも気になるわけです。
アタシとしては2018年現在と、この記事の2014年当時と比べたいという気持ちもあり
ちょっと長くなるけど、おさらいとしてお付き合い下さい。

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この日の搭乗ゲートは「143」。
地図で確認すると、ちょうど拡張された「サテライト」と呼ばれるエリアにあるみたい。
ずいぶんな僻地ゲートなんだけど、どうせそっちの方まで見物に行きたかったから
位置関係はいろいろと調子がいい。


どうせエコノミーだし、ステータスもないので、やることは特にないが
プラプラ歩いていい場所に売店でもあれば、
景気づけに出発前のビールぐらいやろうかって話をしながらプラプラ歩いてみる。

 

ステータスのないエコノミークラス利用者には縁のない場所……かと思いきや、

じつはSKY LOUNGEは各種ゴールドカードか、1,000円+税で利用可能。

食事とアルコールはないけど、案外静かで利用価値はあるらしい

 


増床したのはイミグレを抜けて左手に折れた方向。
位置的には北側って呼ばれてるあたりになるのかな?
どっかのエアラインラウンジに「ラウンジ(北)」って書いてあったし。


で、まあ香水とか高い洋酒とかは全然興味ないから免税店はスルー。


おビール様がないかなー、って売店や飲食店をチェックしてやるぜーって
まず現れたのは

■Curacion Cafe(クラシオンカフェ)

 

シャレオツ系カフェでございました。

朝ごはんをするならここでもよかったんだけど、朝ごはんはいらなかったのでパス

 


どれどれ? おビール様はあるねえ?
けどまだゲートはちょっと先。
なにかあったときに対応ができるように、ゲート近くで情報収集しておきたいんで
もう少し探検してみてゲート近くに売店か飲食店があれば
場所的にはそっちのほうがベターなわけ。
ま、どうしても見つからなかったらここまで戻ってくればいいやーって、前進する。

このあたり、すでに増床エリアなのですが、いろいろなショップがあるなか
左手に超カジュアルな服飾の
ユニクロ
このユニクロは以前なかったはずだから、これも新規開店なんだね。

日本人からすれば「あっ、長袖持って来るの忘れた」「下着買い足そう」とか使えるし、
帰国する外国人からすれば「お土産用のTシャツ買っちゃおう」って出来るし、
なかなかニーズがあるのではないかと思われる。


実際、Tシャツのデザインこれだもん。
スシTシャツ

 

日本人は逆に着にくい一品

 

いーなー、ニホンゴスコシな外国人が「日本に行ってきたよ」と主張するには
最適な土産物ではないか。
ただし、制限エリア内である必要ってあんまりないような……。

成田は制限エリア外に店舗があったはずだし。


友人SもスシTシャツに大ウケをして、買おうかどうしようか悩んでいたが、
一旦落ち着いて考えるわーつって保留。

 

空港にありがちな「雑多なCOOL JAPAN」

 


さらにゲート方面に前進……したら、
あーなんか、フードコートみたいのがあるよ?
複数店舗が集合して、その付近にテーブルとイスがあるタイプで
複数店舗から思い思いの品を買って持ち寄ることが可能。
いいじゃん!


「ALL DAY AIR DINING TOKYO SKY KITCHEN」
という24時間営業のフードコートらしい。

 

フードコートだけど場末感がないのがいい。

成田だとこういうところで必ず場末感が出る

 

 

TIATのニュースによりますと
中央部の4階にもともとあったTOKYO SKY KITCHENが移転した、らしいんだけど、
以前のそれはショボいと聞いていたので、
エアアジアX利用時もアタシは使っておらず、アタシは当時を知らんわけです。
そのときのBlog記事はこちら

 

【当時の制限エリア内MAP】

 

 

 

たしか24時をすぎると、メニューがかなり限られるとか聞いてた。

当時の食べログはこちら


当時の「TOKYO SKY KITCHEN」と店名は一緒だけど、
提供されるサービスの内容やコンセプトは、現在とはずいぶん違うようなので
あえて「移転」という書き方をやめておきます。




まあとにかく、成田、羽田にかかわらず、
制限エリアにこういうのが欲しかったんだよねー。


ここで一旦、羽だと成田の飲食事情と比べてみる。

 

成田空港(とくに1タミ)は最近でこそリニューアルが少々入っているが、
昭和の思想で作られたまま、なかなか進化しなかった空港で、
制限エリアの飲食店はめちゃくちゃ貧弱だった。
というのもメシは出国する前のレストランエリアで食え、っていう思想で設計され、
いざ出国しちゃうと、もう選択肢がめっちゃ少なかった。

そして2012年に羽田空港国際線ターミナルをはじめて利用したときは
その成田空港に比べて制限エリアが妙にイケてなかったのだが、
旅や食に多様化が求められる昨今、
高速道路のサービスエリアだって、どんどんリニューアルしたように
羽田空港も手を入れてどんどん使い勝手がよくなってきた、と。


さらに2018年現在、

成田空港の1タミでは、搭乗ゲート数41

あるにもかかわらず出国後に利用可能な飲食店は

南ウイング、北ウイング合わせて、たったの11店だけである。
しかも立ち食いそば店みたいな店、場末のドライブインみたいなのが
そのほとんどを占めるというお寒い状況。


対して、羽田空港国際線ターミナル

バスゲート含めて、ゲート数27
同じく出国後に利用可能な飲食店は11店成田と並ぶ

 

以前は入店している飲食店も少々ショボいと言わざるを得なかったのだが、
拡張後にできたこのフードコート的な
「ALL DAY AIR DINING TOKYO SKY KITCHEN」
ができてから、格段に利用しやすくなった。

ゲート前でそれぞれお好みの店から、お好みの飲食物をチョイスして
同じ飛行機に乗る友人や家族と一緒に、待たずにさっと食べられる。
めっちゃ便利じゃん!


そりゃ成田がLCC専用空港かってぐらい、まっしぐら進んでいくはずだよ。


話を戻そう。


今回アタシらとしては、出発前のおビール様をやろう!、という目論見。
で、どっかの店からビールを調達しようかなぁと思っていたら、
そのフードコート見渡すと、その一角にどっから見ても見事なバーと、

 

知人のオサーンはここでウイスキーをやるのがお好きだと熱く語っておられた

 

 

いかにもバーテンですなスタッフと、そしてドラフトのサーバーを確認。

 

ビールのサーバー4と、謎のサーバー1を確認!

 

 

はい決定、ここしかないでしょ。
本日の第一宴会会場決定

BAR RAGE

でおビール様を調達!

 

なかなかシャレオツなグラス。

席によっては飛行機を眺めながらぐびっとやることが可能

 


いちおう朝イチなので、へべれけないように軽いツマミも欲しいねつって

ドンピエールジェット

という欧風カレーの店にあった、カレーの付け合せ用とみられる
「ポテトサラダ」も用意して、それでは今回の旅の無事を願って

 

ホントはカレーの付け合せ的だと思われる

 

かんぱーい☆ ごちーん!


グラスがシャレオツだから、口当たりがよくてビールがうまい。
アテ用のポテサラは、まあセントラルキッチン謹製の味がしました。
いいのいいの、過大な期待してなかったから。



ところで、この「ALL DAY AIR DINING TOKYO SKY KITCHEN」というフードコートは


■ドンピエールジェット
 欧風カレー

■夢吟坊
 京うどん

■六厘舎
 つけ麺、ラーメン

■バーレイジ
 軽食、BAR

■TRUE SOUP(当時はチャウダーズという店名)
 シャレオツなスープ

■魚がし日本一
 江戸前寿司

■甚六 Anti
 たこ焼き、お好み焼き、おでん

■叙々苑
 焼肉、焼肉弁当


の8店舗がテナントからのスタートとなりました。
テナントはだいたいほかにも支店がある店が多くチョイスされ、
その中でも何店舗かは、行列必至な店もあったりと、
これだけイマドキ&のクオリティの店を集めてきたなと、驚いたものでしたよ。


……が!

アタシらが見たところ、このフードコートの中で叙々苑だけが
大きな柱の陰という立地の悪さが極まってるな、と気になっていた。
一般の動線からでは叙々苑のあるエリアには気が付かず
窓側まで回り込んでこないとそこに店があるとはまったくわからない。

 

中央奥のマド側にあるあの柱の向こうに叙々苑がある。

だが、こっから見てもあの柱の向こうに店があるとは想像できない

 


「叙々苑だけ立地が悪すぎるんじゃね?」と思ってはいたが、
案の定、というか、なんというか、その同2014年の12月に叙々苑だけ閉店。
なんと1年持たなかったという話になる。
叙々苑といえば、首都圏では知らないものはいない有名焼肉店。
それが撤退するほどの「立地」ということになる。


その後、叙々苑のあとにテナントとして入ったのは2015年7月。
なんと半年にも及んで、跡地にテナントが入らなかったということになる。
次のテナント候補が「あの場所」に難色を示したのかどうなのか。


■POUND-YA
ハンバーグ、ステーキ

↑が2018年現在、あの場所にある。
叙々苑の二の舞にならないように、頑張っていただきたいところ。


ふー、ごちそうさまでした。
それではそろそろいい時間。
ふたたびゲートに向かって歩みをすすめてみます。