足の人 桑田園子です。
『セルフフットケア』私が思うセルフフットケアって、
毎日歯を磨くように、足ケアが当たり前になって欲しいのです。
私がフットケアの仕事をするきっかけになったのは、
私自身が小指の下に出来たガチガチのタコの痛みで、
歩くことが大変になったこと。
本当にひどい時には、痛みで足をひきずっていましたし、
家の中の延長コードや、外では点字ブロックの上を踏むと痛みがはしるので、
歩く場所を選びながら歩く生活。
ほんと、スニーカー、それも大きめのスニーカーしか履けなかった。
フットケアに出会って、足のケアをするようになってから、
少しづつ改善していき、今では痛みを感じることもなく、快適な生活を過ごせています。
無意識に延長コードが踏めた時には泣けたほど。。
気分はこんな感じ
実際にどんなフットケアをしていたかというと、
毎日の保湿(クリームの塗布)。
オーダーメイドのインソールを作成。
そのインソールが使える靴(皮の紐靴)をほぼ毎日履いていました。
タコの部分がカチカチになり痛みが出ると、自分で最小限度削る。
大まかにいうと上の4つのこと。
足の違いがわかって来たのは半年ほど経ってから。
元々長い時間(10年以上)をかけて出来たトラブルです。
改善するまでの期間は長い。
1日2日で治るわけではありません。
半年ほど経って、ようやくガチガチだったタコが、
少し柔らかくなって来て、それから3年くらいかけて、
痛みが徐々に緩和されて来ました。
その間も1日2日サボることがあっても、
まずは保湿と靴。そして時々削ること。
コツコツ続けるしかありません。
そしてケアを始めて約10年。
ようやく硬さもなくなり、摘めるぐらいの柔らかさまで来ました。
気が遠くなるような時間ですよね。
お見苦しくてすみません。今もケアをサボるとタコが復活します(笑)
こうして、自分のケアを続けていたり、
お客様の足のケアをさせていただいたりしていく中で思うのは、
日常生活の中でのフットケアの大切さ。
サロンで削ったりケアをしてもらうと、足がふわふわできれいになりますし、
まるで乾燥なんてしていなかったようにきれいになります。
が、1ヶ月も経たないうちにまた固くなってきたり、カサカサしてきたり、
元通りになってしまう。
そんなことを感じた方は多いと思います。
虫歯になって治療をした後、歯磨きをせずにいるとまた虫歯になるのと同じように、
フットケアもきれいにした後、自宅でのケアをせずにいるとまた元に戻ります。
だからセルフフットケア が大切なんです。
足のトラブルを今は感じていない方も日々のケアは必要です。
健康寿命という言葉が出来ているほど、
自分の力で動ける年齢がいつまでなのか?
そんなことを考えないといけないほど、寿命が伸びている今。
とても大切なところは『足』だと思うのです。
なのに、『歩く』ことは大切だとうたわれることは多いのに、
なぜ、歩くことにとても重要な役目をする『足』については、
何も言われないのか?
運動をしましょう、有酸素運動がダイエットに大切です。
健康には運動が大切です、1日に○○分は運動しましょう。
などと言っていますが、
『足』が動かなかったら、『足』に痛みがあったらどうしますか?
今、特に足のトラブルが無いのであれば、その状態をどうやって維持するのか。
考えたことはありますか?
なぜ毎日歯の状態はチェックするのに、足の状態はチェックしないのですか?
もし、足にトラブルを発見しても歯を同じように早期発見で対処すれば、
大きなトラブルには発展せずに終わるのです。
私の場合、痛みや肌の状態が戻るまでに10年なんて時間がかかり、
その間で、足という体の土台が崩れたため、
膝の痛み、骨盤の歪みから腰痛もあり、背骨、肩、首に関しても歪みがひどい。
そのために、ちょっとした動作から、関節を痛めたり、筋肉を痛めたり。
決して快適に過ごせる体ではありません。
皆様には、私のようになってほしくないのです。
『足』は体を支えるところ。
動くことを支える『要』ということを忘れないで欲しい。
だからセルフフットケアをお勧めしたいのです。
5月16日。セルフフットケア レッスンを開催します。
基本的なケアの方法、爪の切り方などをお伝えるす1日。
ぜひこの機会にご利用ください。