いつ頃だろう。

数ヶ月前から
「どうりょうさん」に行きたいなと、
思うようになっていた。

「どうりょうさん」って?
小田原から大雄山線に乗った先にある、
大雄山最乗寺にある「道了尊」の事。

このお寺、
母方の祖母が事あるたびに、
「どうりょうさんへお願いしないと」と、
言っていたお寺。

私が小学生か、中学生か、
1度だけ祖母に連れられて
訪れたことがあります。

なぜ、思い出したかなんて
わかりませんが、
仕事もしていない今、行ってこようと。

駅からバスへ乗って行くのですが、
どんどん山の中へ

終点につけば、
しっかり山の中でした(笑)

三門を抜け、登る登る!

本堂へ着くと、
紅葉前ということもあり、
人気も無く、静か。

そこへ
ある男子が話しかけてきてくれました。
ボランティアのガイドさん。

話しを聞くと、
今日、研修があり、
本堂や社務所もお休みだとか(>人<;)

なので、
参拝出来るところが鍵が閉まっているとか…

そんな話しから、
ともかく、お寺に祀られている方々の
話しを聞いたり、

ガイドさんが写した、
境内の写真を見せてもらったり。


天狗が居る山。
修行僧もいらっしゃるお寺です。

色々説明していただいているうちに、
途中まで案内をしていただけることに。

すると、
入れないはずの本堂が、
少し開いているじゃないですか(笑)

入りましょ!

と、本堂へ入ることか出来ました。
お釈迦さまと菩薩さま。
拝見することが出来ました。

お堂の中は
空気から別世界。
気持ちが落ち着いて、
満ちてくるのがわかるほど。
お参りの仕方も教わりました。

境内の周り方を
教えてもらい、
あとはひとりで山登り。

350段の階段を
黙々と歩きました。


天狗の下駄👺

黙々と歩くと、
いろいろな思いや
今までのこと。
これからのこと。

頭の中をぐるぐるします。
その中で、
整理していくこともあったり、
イライラしていたことが、
こういうことかと、気がついたり。

ぼーっとしながらも、
考えて、感じているものですね。

最後の難関は、
216段/350段を一気に登ります。

これは最後の方の段。
流石に1度立ち止まりました(笑)

上には「奥の院」
お参りして、階段のない裏道から
下山しました。

杉並木の中、
坂道を延々と。

すると、
彗春尼堂があります

ガイドさんによると、
女性の悩みを聞くために、
山へ入り修行僧となり、

最期は、
女性達の想いや罪を背負って、
自ら炎で命を絶ったとか。

今も、女性の願いを叶えると、
参拝客が絶えないとか。
良いお顔をされています。

さて、
今夜は回復食が食べられる宿へ
これから食事してきます。