日本人は験担ぎが大好きですよね。
縁起物を差し上げたり、いただいたり、飾ったり…無意識にも様々な縁起物
<a good luck charm, a fortune item>が私たちの生活に生きています。
その由来は神道、仏教、ヒンドゥー教や古代中国文明にも由来しており、
言葉の音から連想した掛詞のようなもの、神社特有のもの、子孫繁栄を願うものなど
自然や風俗・習慣を大切にする日本人らしいものばかりです。
日本の「縁起物」はインテリアとしても海外で人気ですが、kawaiiだけではありません。
その日本文化が詰まった奥深さ、奥深い日本語を英語にしてみましょう。
今回の縁起物は「蛇」です。
蛇は豊穣の神、雨をもたらす神として崇められてきました。また、脱皮することから再生、変形、転生というイメージがあり、恵=金運を呼ぶとも言われています。特に白蛇は縁起が良いとされています。
蛇=snake
大蛇=serpent
viper=毒蛇
と大きく3種類の言い方があります。日本人は元来農耕民族だったと言われたりしますが、だからこそ蛇は古くから日本人の生活に浸透していたのでしょうか。
日本語にも蛇との関わりが表れています。
「蛇の目傘」
「蛇行」
「長蛇の列」
「蛇足」
ほかにも
「蛇に睨まれる」
「とんだ藪蛇だ」
「蛇の生殺し状態だ」などという慣用句もありますね。
一方、英語でのsnakeには「陰険、ずるい、冷酷だ」という意味があります。
snake oil=インチキな薬、信用ならないもの
snakes in a grass=信用できない人
人はなぜこんなに蛇に惹きつけられるのでしょう。
その形と肌質が魅力的なのでしょうか。
お好きは方は群馬県へぜひ。