ブログのヘッダー画像を差し替えました。仲良しのフクロウ夫婦です。 パソコンからご覧の方、是非ご確認くださいませ。
2015年1月、西アフリカガーナからの帰国の際、トルコイスタンブールで探鳥する機会がありました。
色々な鳥との出会いがありましたが、印象的だったのがこの鳥。
ヨーロッパノスリ Common Buzzard でした。
まず、分類に関する話をさせていただきます。
ヨーロッパノスリの学名はButeo buteo。
これはかつて日本のノスリEastern Buzzardにあてられた学名です。
今、日本のノスリの学名はButeo japonicus。
かつては、ヨーロッパノスリと日本のノスリは同一種Common Buzzard Buteo buteoだった訳ですが、10年ほど前、東アジアの亜種japonicus群(含オガサワラノスリ、ダイトウノスリ)は独立種とすべきという説が出て、現在はそちらの分類がスタンダードとなっています。
という、分類上の変遷を経ているヨーロッパノスリ。一部の猛禽マニアにはたまらない種です。
私はそこまでの思い入れはないのですが、かつて若いころはこの辺の分類を熱心に勉強したこともあって、ようやく本物のヨーロッパノスリに出会えた感慨に浸っていたのでした
【森の宝石ヤイロチョウを求めて #01[ルソンヤイロチョウ(フィリピン)] 】
【 森の宝石ヤイロチョウを求めて #02[クロハラシマヤイロチョウ(ミャンマー)] 】
【 森の宝石ヤイロチョウを求めて #03[ミドリシマヤイロチョウとコシアオヤイロチョウ(ベトナム)] 】
【 森の宝石ヤイロチョウを求めて #04[オオヤイロチョウ(インドネシア)] 】
です。是非是非お手に取ってご覧ください。