今日は長文となりますことをお許し下さい。



かつては普通に繁殖していたが、現在日本ではほとんど見ることのできない鳥が何種かいます。



代表的なのが、モズの仲間チゴモズ(アカモズもかなりやばい状況です)、ホオジロの仲間シマアオジ、そして今回紹介する、サギの1種オオヨシゴイです。





feathercollector's diary-オオヨシゴイ
オオヨシゴイは、かつては関東から東北、北海道の一部の湖沼へ、夏鳥として渡来していました。


私が鳥を見始めた90年代初めの時点で、既に定期的な渡来地はほとんどなくなっており、ここなら確実に見られると言われた霞ヶ浦の某所も、既に1-2羽という状況でした。



現在、確実に毎年見られる場所は、日本国内には存在しないと言われています。


日本以外では、極東ロシアで繁殖しているようですが、実態はあまり明らかになっていません。




某図鑑のロシア撮影の個体は、そのポイントにたどり着くまで、悪路を延々走り続ける必要があったそうで、途中何度も車が故障したそうです。




越冬地は東南アジアということになっていますが、これまた確実に見られる場所は今のところないようで、たまに香港で記録されている程度。




IUCN(国際自然保護連合)が定めるレッドリストには、何故かこの鳥が掲載されてないようですが、個人的にはEndangered(絶滅の危機)に分類されていてもおかしくないと思っています。



一方、日本の環境省カテゴリーでは絶滅危惧IB類」(近い将来における絶滅の危険性が高い)として分類されていますが、具体的な保護政策は進んでいないようです。




前置きが長くなりましたが、現在、この鳥を見るのは非常に困難で、渡り時期に離島等で稀に見られる程度、という状況です。



日本を含む極東の鳥類で、見ることが最も困難な種の1つであると言っても過言ではありません。




勿論、シマクイナやコマホオジロ、セスジコヨシキリ、ノドグロコマドリ、ウンナンガビチョウ等、上には上がいます。



これらをゴールドセイント:黄金聖闘士とすれば、オオヨシゴイはシルバーセイント:銀色聖闘士の最上クラスでしょうか。(笑)



すいません、漫画ネタでした。






そのオオヨシゴイが、ある場所に出たという話がありました。





最近、珍鳥が出ても動かない私でしたが、このオオヨシゴイだけは違います。何度か通いましたが、「おにぎり事件(*)」等もあって、なかなか見ることができず、なかば諦めた日暮れ時、ようやく出てくれたのがこのカットです。雄の若い個体と思われます。






feathercollector's diary-オオヨシゴイ








わずか3分弱の出会いでしたが、長年の懸案だったこの鳥を撮影できたことで、日本の鳥卒業に、また一歩近づくことができました。








現場は既に環境が変わっており、この鳥も最近は確認されていないとのことなので、ブログにアップします。



(*)おにぎり事件


先に現場についている鳥友に、「コンビニでおにぎり買ってきて~」と言われ、コンビニに寄ってきたために、10分差で見逃してしまった事件。鳥の世界では、往々にしてこのようなことがある。どの図鑑にも載っている「愛知のノガン(別名:Sさんの家の裏のノガン)」を見に行った人が、友人を駅に迎えに行ったために、見逃してしまった事件等も、これに類する。




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