サヨさんとキヨさんのカタカムナ談義 | カタカムナの共鳴

カタカムナの共鳴

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「イキモノ」 と 「モチモノ」 の間

キヨさん
サヨさん、カタカムナというものがあるらしいわよ。


サヨさん
あら、カタカムナですか。わたしは知っていますよ。


教えてくださらないかしら。
あたし、もっと自分のことを良く知りたいんです。


いいわよ。
まず、カタカムナとは私たちとは別世界の
ことだと思われているんだけど
そこを直さないといけないわね。


どういうことですの?


私たちは物質社会が全盛の時を生きています。
何でも物で解決し、物に主体があり、物全盛の時代です。
物質と物質が結び付いて、社会が出来ていると思っているの。
でも、そうではないのです。


わたしもカタカムナさえ身につければ
もっと自分のことが分かると思っているんです。
カタカムナも「もの」なのかしら?


そうね、カタカムナに頼りさえすればどうにかなる、
と思っているんでしたら「もの」でしょうね。
カタカムナの本当の意味をお知りになれば
「もの」の呪縛から離れて、本当の「モノ」とは
何かに氣付かれると思いますわ。


カタカムナの意味を教えて下さらないかしら?


いいわよ。
カタカムナという名が付いたのは
「型」を決めることですの。


「型」ですか。


そう。何かを成し遂げるには必ず「型」が必要なのよ。


鋳物の型とか、型紙とか、設計図のようなものね。


現代文明に置き換えるとそうなるわね。
もっと細かくなると「遺伝子」という言い方もされるわ。


あの子どもを産む情報が詰まったやつね。


遺伝子が情報を持っていて、それが子どもに受け継がれて、
子どももそうなる、と教えてくれるけど、
果たしてそうなのかしら?


どういうことですの?


情報というのは結果でしかないのよ。
うんちみたいなものね。


うわっ、汚い! やめてよ、そんなこと言うの。


でも真実よ。遺伝子はうんちなのよ。
色々あって、その結果が出てきたものなの。
カタカムナでは ウヅメクソ と言うのよ。


そうなんだ。。。遺伝子がうんちね。
クソはうんちだと分かるけど、ウヅメはどういう意味なの?


浮き上がる結び目のことよ。


???


物と物が結び付いて社会をつくるのではなく、
物はあくまでうんちなの。
社会から分離されているのね。


それと浮かび上がる結び目と、どう関係するのよ?


ウヅメが社会をつくるのよ。


???


浮かぶって何が浮かぶと思います?


う~ん、、、
あら、サヨさん、もう答えを言っていますわね。
思いでしょ? 思い浮かぶ。


正解。


でも、思っただけでしょ?


それが社会をつくるのよ。


思ったことが?


そうなの。


思うことにそんなに力があるとは思えないんだけど。


そうね。たしかに物としては誰にも見えないし
自分が思ったことは自分だけという氣がするわね。


討論番組を見ていたとき
「それはあなたの主観ですよね?」
と言う男がいたの!
腹が立ったわ。


まぁ、そうね。
その男が言ったのは、その思いはあなただけしか理解できなくて、
他の人は誰も知らない、そう思うのはあなたひとりだ、
ひとりぼっちだ、こっちにはたくさんの仲間がいる
ということを暗に言いたかったのね。
つまり、ここでも社会を誤解しているのよ。


思いが分離されて寂しいわよ。
悲しくなるわ。
よくそんなことが言えたものね!


力のない感じがするわね。
タチが悪いわ。
ここで注目することは
力の出元は社会をつくることにあるのよ。


社会があって力が出るということ?


そうね。その社会が物に頼っている限りは
力が出ないのだけど、分かるかしら?


う~ん、なんとなく分かるような分からないような。


社会はどこにあると思う?


物・・・ではないわね。やっぱり思いなのかしら。
思いが社会をつくる?
なんとなくピンと来ないのだけど。


思いは、誰が思ったのか分からないのだけど
何となく伝わるものがあるのよ。
そうして、その思いは、ある形を少しの時間留め、
流れて、消えてゆくの。


譲れない思いというのもあると思うんだけど
みんな消えてゆくものなのかしら。


そうね、時間と共に消えるわ。
思いが強ければ、それだけ残る時間も増えるということ。
思いを支える人、後に続く人が出てくれば、
その思いはずっと続くことになるわ。


あぁ、なんか分かってきたわ。
その、続く、ということが社会なのね。


そうよ。
思いが社会をつくるの。
だから、誰に言わずとも、思っているだけだとしても、
それは、社会の中で、ある役割を果たしているのよ。


そうなのかぁ。
思いだけではダメだと思っていたわ。
行動しないと意味がないと思っていた。
思うだけでもいいのね。


そうね。弱い思い、自分にとってたいせつでない思いは
すぐに消えるのよ。
そうして、大事な思いだけが残る、という感じね。


濾されて、思い固まる、という感じがしてくるわね。


雨降って地 固まるのよ。
「固まる」も面白いのよ。
カタ マル で型が〇なの。


へぇ~(そうなのね)


社会は〇で出来ているの。


そういうこと?!


循環型の社会なのよ。
思いは〇として感じられる。


〇の中には何が入っているんだろうね。
外も氣になるわ。


〇の中は社会よ。
〇の外は、社会とはならず、浮遊した感じかしら。


なるほどね。
思いを〇に閉じ込めると。
そうなると社会になる。


うん、社会の構成員を雇う時は
その〇にふさわしいかどうか、審査しなきゃ。


分かったわ。
カタカムナ カタマル マル 〇 〇 
なんだか、頭がいっぱい。
今度は カムナ について教えてね。


いいわよ。
カタカムナは思い 感じることが
とてもたいせつなの。
ゆっくりと感じるといいわ。