“ 地獄のような楽しさからちょうど1週間が…!“

晴守のお札を蛇革の袋に入れて首からぶら下げ、準備万端27日8時いつもの東名高速道東京インター横集合場所へ…!
朝早い東名高速道路は連日放送されてるような酷暑でもなく心地良い走りだったが、毎度のことだが横浜町田から大和トンネル辺りまで続く渋滞をすり抜け走行してると、これから迫り来るであろう灼熱の匂いがしてきた。
と、沼津辺りだろうか、顔に何か当たって胸の辺りに目をやると『ないッ!ないッ!ないッ!』晴守のお札を蛇革の袋に入れて首からぶら下げていた袋が飛んでいった!
『大変だッ!』あれがないと雨になるなる!きっと!多分!(知らんけど…!)
左側2車線猛スピードで走り去る車群を交わし、100m程走り追い越し車線から一気にスピードを上げて路肩に停めた。
後に続いてた皆んなも次々と路肩に…!
「何かあったんですか?」と言う声を背中で聞きながらも、それに応えるより早く名刺の半分程の蛇革の袋を探して歩き出していた。
猛スピードで走り去る車群の風圧で何処かに吹っ飛んで、見つかるわけがないという文字が頭の片隅に浮かんだ、その時後ろから一緒に探してくれていたケンが「アレじゃないですか?」と、指差す方を見ると風圧で飛ばされあっち行ったりこっち行ったりヒラヒラ…!
運良く途切れた車群を目で追い、駆け寄って拾い上げしっかり鷲掴みにして路肩まで戻った!(言うまでもなく、愛しいお守りを胸に抱き締めた!)
この先何かが起こる事を暗示していた!
足柄SAで待ち合わせた3台と新東名から次の浜松SAまで灼熱の中を一気に走った。
ここで空腹を満たし、ここから加わった1台と再び走り出そうとした時、ガソリンを入れにいった1台が30分近く炎天下の中なかなか掛からないバイクと悪戦苦闘していた為熱中症でダウン!
仕方なく2人を付き添わせて、回復するまでその場に残して次の苅谷SAを目指して走った。
苅谷SA近くまで来ると一気に空気が変わって、気温が3°〜5°ほど上昇したのがわかった!
永遠と続くサウナ風呂のような中をフワフワしながらも苅谷SA着くと同時にその場に座り込んだ!
気がつくと1台来てない!
「岡崎でフロントのベアリングが焼き付いて、引き取りにきてくれるJAFを待って引き渡してから苅谷SAに来るからって!」
先に行ってくれと言うので、2人を残してここから一緒に走る1台と、俺たちは次の安濃SAを目指し走り出す。
それにしても名古屋の暑さは異常だ!
疲れきった身体と脳をしばらく休ませていると、トラブルから抜け出した後続の5台とここ安濃SAから一緒に走る2台とで熊野目指して走った。
あとは熊野までは鼻歌混じりでライディングを楽しみながら伊勢道を駆け抜けた。Kingを労わりよくここまで走って来てくれてありがとうと感謝しながら、熊野スタッフが待つ尾鷲市三木里町のペンション “ JAIL Inn “ に予定より2時間近く遅れて滑り込んだ!
皆んな、鉛のように重くなった身体を労わりその場に崩れ落ちるように座り込んだ。
取り敢えず今日はゆっくりしてくれと、皆んなと別れて妹の家に…!
湯船に足を伸ばして首まで湯の中に沈み込ませると、ジワジワ疲れが抜けていくのがわかった!
翌日は “ JAIL Inn ” 前のSeaside で恒例、本番の成功を願って大BBQ Party!
本番当日は朝から一点の曇りもなくCalifornia Blue sky とAmericaまで見えそうなくらい澄み切った、波穏やかな青い海原が…!
そんな中でのライブイベントだもの楽しくないわけないよなぁ!
初参戦の人たちも、毎回遠方から自慢のバイクで駆けつけたくれる人たち、最高のライブパフォーマンスを演じてくれた “ REBELS “ “ CLIMAX “ “ Gats “ “ Dance Team M’s “ “ Choppers “ “ Memphis “ & ” Working Class Rock’n’Roll Band “ 、毎年協賛、協力してくださる会社様感謝致します。
本当にありがとうございました。

いつまでやれるかわからないけど、いけるとこまでいってみるか…!
今年も皆んなに逢えてよかったよ!
じゃあ、また来年!(鬼が笑ってるなぁ!知らんけど!)  


           Photo / by Chiaki.T