やっぱりこの人凄い…!
勝の親父が亡くなって、今月21日で25年なんだなぁ!
ってなわけで、昨日6月12日〜18日まで池袋の新文芸坐で没後25年ということで勝 新太郎の映画祭が始まって、
初日の昨日は朝10時から夜10時まで “ 警視-K “ 13話一挙上映されるというので早起きして行ってきた。
途中何度か休憩を入れながらだけど、12時間だから疲れるだろうなぁ〜と想ったが1話がスタートして2話、3話、
……と観ていくうちに勝 新太郎ワールドの引き込まれ最終回13話が終わってみれば、もっと観たいって思いの方が強く、この親父と一緒に過ごした撮影中もそれ以外毎晩のように飲み歩いていたことも新鮮に蘇ってきた。
生前、原田 芳雄さんとその後別の映画で一緒になった時「ピッピ、勝さんと映画やると他の監督とやれなくなるよなぁ!映画ってこいうもんだよなぁ!」って言ってたことを思い出す。
確かに、今ドラマや映画観てると俳優さんが掛け合いでセリフを言う時、こっちの俳優さんのセリフが終わればこっちの俳優さんの番って感じできっちり分けられてて、あたかも次の俳優さんが話すセリフが分かってた様に、(台本をしっかり読み込んで、相手のセリフまで頭に入れてるから)それに返す形で自分のセリフを話し始める!
でも、現実俺たちが話してる時って、相手の話しが終わってないのに被って話し始めたりってことはよくあることで、それを親父勝 新太郎は映像の世界で表現してたんだ!
「ピピ、お前と毎晩飲みに行って色んなことしながら遊んでんだろ、その中に面白いことがいっぱいあるんだよ!
それを生かせることがリアリティがあって面白いんだよ!」って言ってたことを思い出す。
その頃周りからは、「日本じゃ受けるわけない!」「早過ぎるよ!」…等々!
挙げ句2クール(26話)の予定が1クール(13話)で打ち切りに…!
それが決まった時、勝プロの親父の部屋で「ピピ、悪かったなぁ!これからもっともっとお前と面白いことを映像でやろうと想ってたのに、打ち切りになっちゃったよ!」
って言ってた親父の寂しそうな顔が思い出される。
「いやいや、親父!俺の人生に於いてあんたと過ごした時間は、俺にとって途轍もなく貴重で有意義なものだったよ!」
18日までは親父勝 新太郎の映画 “ 御用牙 ” “ 座頭市 ” “ 顔役 ”等が上映され、最終日18日はもう一度 “ 警視-K “
が13話一挙上映される!
やっぱりスクリーンで観るのは最高!
絶対面白いよ!