（画像はお借りしています）
８月は、Ghost Monthと一般的に呼ばれていて、中華系の人たちは何かすることは控えるように言います。あまり縁起が良い月ではないということなのかな、と思う。ということで、ちょっとひんやりするお話を。KLの中で有名なところに、心霊スポットがあるという…本当？
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もうこの建物は残っていないけれど…
イギリス統治時代の１８９１年から１８９５年にかけて
建設された、とても有名なPuduの刑務所。
今は、ららぽーとがある場所。
と言えば、日本人にもおなじみでしょう。
私は、ららぽーとに行ってみたいけれど、
「もっとお店が増えて、人気が増えてから行け」、
とマレーシア人の友人たちに言われているので…
まだ行っていないという…
私がとても、そういう方面も感じてしまう、
見えてしまうというのを心配してくれているけれど。
（画像はお借りしています）
こんな感じだったんですね。
この内部の画像を見たら、やはり「やばい！」と思えた…
殺気だった感じで、良くない気を感じた…
調べてみたら、
実はこの刑務所、建設される前は中華系の墓地があった場所
それも、出来上がってすぐの１８９５年に刑務所内でコレラが発生して、
数百人の受刑者がコレラで亡くなるという怖い事件が発生！
その理由は…
刑務所内の水道水は、中華系墓地の古い井戸から
汲んでいて…
その水が汚染されていて、起こったコレラだったそうです！
これだけでも、怖いのに、
もちろん受刑者が処刑されたり、
旧日本軍が占領していた時には、
ここで大量の戦犯の処刑をしたそうです。
全部、斬首で首はぶら下げられたそうなので…
近年では有名な中華系のギャングの親分が処刑され、
オーストラリア人２名と、イギリス人１名が
ヘロイン所持で、処刑された刑務所でもあります。
刑務所としては、１９９６年に幕を閉じ、
２０１２年には、壊されて都市開発が始まったそうです。
刑務所としての歴史も怖すぎだけれど、
旧日本軍の蛮行も怖い。
そして、コレラの発生源が墓地だったころの井戸水が原因というのも…
もちろん、マレーシア人たちには、
ここは幽霊スポットとしては有名なところ。
ということで、今はKLでもホットスポットな場所に
生まれ変わり、ららぽーとなどが建っています。
日本人としては、今も昔もこの場所に関りがあると言うのが
因縁のようですが…
涼しくなりたいときには、いかが？
機会があれば、絶対行きたい場所のひとつでもあります。
KLではありませんが、占領下の旧日本軍が関係していて、
心霊スポットで有名なのは、イポーの
Anglo Chinese School。
（画像はお借りしています）
この学校、男子校ですが、校舎が由緒ある造りで、
歴史的建造物。
私の友人２名がここの卒業生。
イポーのダウンタウンで、とても目立つ美しい建物です。
実はここも旧日本軍の司令部のあったところで…
ここの校庭で、中華系マレーシア人を大量に斬首して、
近くの川の橋のたもとにズラッと生首をぶらさげたそうで…
ここの学生たちは、旧日本軍の軍人たちが行進している姿や
不幸な亡くなり方をした方々の姿を目撃しているそうです。
ちょっと嫌な話ばかりしていて、すみません
だけれど、こういうことは日本人として
マレーシアに住んでいる以上は知っておいた方が良いと思います。
戦時下の異常な心理だから起こったこと、
で片付けられないと私は思います。
同じことを自分の家族や友人たちが経験したら、どうでしょうか。
５０歳以上の中華系の人たちは、
こういった酷い話を祖父母から聞いて育っているのです。
チクチクと、その話を聞かされることも…
決して、忘れてはいないと言うことでしょう。
もうすぐ８月１５日。
平和が一番ですね。
同じくイポーで、幽霊スポットとして有名なのが、
ケリーズ・キャッスル。
志半ばで、このお城のような館の完成を見る前に
この城に設置するマレーシア初のエレベーターを発注先の
ポルトガルに取りに行ったときに肺炎で客死した
城主のケリー氏（スコットランド人）。
彼が夜な夜な、
バルコニーを歩くそうです。
行った時には、そんな怖い感じではなかったけれど…
と、こちらは、ちょっとロマンを感じるようなステキなところ。
ケリーズ・キャッスルは有名なので、皆さん
行ったことがあるかもしれませんね！
