(前回「岐阜街道:一宮から清須へ(中)」より続く)

 

 

 岐阜街道を稲沢市下津町から、清洲駅に向かいます。

 

 

 家並の中を南進すると、

 

 

東海道本線に沿って歩くようになります。

 

 

 ここはかつてはの稲沢操車場で、

 

 

現在は愛知機関区。

 

 

上画像の電気機関車は、EF510-508。

 

 かつては、寝台特急「北斗星」を牽引していたでしょうか。

 

 青地に金色のストライプが見えます。

 

 

 同市井之口町に入ると道端に、祠と常夜燈。

 

 

 そして、四ツ家追分に出ました。

 

 

 

 ここは美濃路と岐阜街道の分岐点で、

 

 

 石碑の文字は、

 

 下津 一宮 黒田を経て岐阜へ向かう鎌倉街道、後の岐阜街道と 稲葉 萩原 起を過ぎて 垂井へ向かう美濃街道との分岐点である。

 昭和四十四年五月  稲沢ロータリークラブ

 

 また、『尾張名所圖會後篇』巻一中島郡を見ると、

 

 井野口村と六角堂村の堺にあり。起街道と一宮街道の岐路なる故、俗に追分ともいふ。休茶屋数軒ありて、人をもてなす。温飩を此茶屋の名物として商ふ。四ツ屋うどんとて人々賞美せり。

 

 かつては茶屋が数軒あり、うどんが名物だったようです。 

 

 

 この後は、北市場美濃路公園を経て、

 

 

清洲駅に向かい、JR東海道線に乗車、家路に就きました。