上画像は、国史跡「旧見付学校」。
明治8(1875)年の開校で、現存する日本最古の木造擬洋風小学校校舎です。
1階には、明治時代の授業風景が再現され、
壁には、黒板アートや、
「いろは図」。
見付の町民が見付学校の開校を祝して寄贈したという「伝酒井之太鼓」。
現在は教育資料館として、
教育関係の資料が展示されていました。
文部省『學校幼稚園圖書籍館博物館一覧表 明治14年』(1882年)を見ると、磐田郡「見付宿」に「見付學校」があり、建築種別は「木造三階」と書かれています。
ところで、旧見付学校の北側には、淡海国玉神社の禰宜大久保忠尚が、元治元年(1864年)に設立したという「磐田文庫」があり、
見付学校とともに、こちらも国の史跡。
また、見付学校の東には、淡海国玉神社。
源光圀修・斉昭補・慶篤校『大日本史』第225巻神祇志・神祇十二神社七で、「遠江」を見ると、磐田郡十四座の中に、
淡海國玉神社 ○今在見附驛、稱總社明神
本殿は、明暦3年(1656年)頃の建造で県指定の文化財。
拝殿は、文久3年(1863)の再建で、市指定文化財だそうです。