先日、愛知県豊田市市場町の「市場城」(大草城)を見に行ってきました。
市場城は、鈴木氏の一族である鱸(鈴木)氏四代の居城。
駐車場に車を置き、まだ紅葉が残る遊歩道に入ると、
順路の示された「市場城址全体図」がありました。
順路に従い、横堀のようなところを抜けると、正面に石垣。
突き当りを左折すると、右が主郭の石垣で、
左手が「二の丸」。
『東海の名城を歩く 愛知・三重編』(吉川弘文館、2020年)を見ると、本城郭を特色づけるのは、畝状竪堀群と
中心部の総石垣。
主郭には、「市場城址」と刻まれた石碑があり、
南から東にかけては土塁。
また、南西には、三段の帯曲輪があり、
西には、畝状の竪堀群がありました。
順路に従って、南に進むと、
枡形があり、
家老の屋敷跡とされる「さんざ畑」。
一段下った広い曲輪は、居館跡でしょうか。
四季桜が、花盛りでした。