(前回より続く)
大浦天主堂を見学した後、
旧羅典神学校(左)を見学しました。
長崎市役所『長崎市史 地誌編 神社教會部 下』(1929年)によれば、
羅甸神学校 司祭養成所 天主堂と狭き道路を隔てゝ相接する木造、瓦葺、切妻造、四階建六十六坪の建物で、他日宣教師たるべき日本人を教育する養成所である。明治八年ポアリエ・ドロ宣教師等によって建築されたものである。
1885年の建築で、国の重要文化財です。
大正十四年十二月 学校を浦上に移轉したので今や空屋になって居る。
どれほどの期間、空き家になっていたのかわかりませんが、
現在は、隣接する「旧長崎大司教館」とともに、「大浦天守堂 キリシタン博物館」です。
「館内撮影禁止」のため、画像はないのですが、二十六聖人や「信徒発見」、大浦天主堂や日本のキリスト教史に関する資料が展示されていました。
大浦天主堂(右)と旧羅典神学校(左)の間を抜けると、左奥が「旧長崎大司教館」。
こちらは1915年の建築で、県の有形文化財です。
そして、奥に見える尖塔が、現在のカトリック大浦教会。
(電信柱と電線が少し邪魔ですが、)こちらはさらに新しく1975年の建築、現在はここでミサがあげられているそうです。