上画像は『尾張名所圖繪』後編巻之三(1880年)春日井郡上より「小牧山」。

 

 中央に描かれているのが「小牧山」で、その右(東)に上街道の宿場町である「小牧駅」。

 小牧山の右奥には、「富士」「本宮山」も見えています。

 

 小牧山 小牧駅の西にあり一名を飛車山ともいへり(略)絶頂より国中を眺望す

 

 濃尾平野の中に屹立しているだけに、絶頂からの眺望は360度。

 尾張の国中を見渡すことができます。

 

 地質調査所『名古屋北部地域の地質』(1984年)によれば、小牧山にはチャート層が分布している、ということなので、地形的には小牧台地上の残丘ということになるのかもしれません。

 チャートは、非常に硬い岩石です。

 

 

 また、ここは国指定の史跡「小牧山」。

 織田信長が築城し、徳川家康が改修した「小牧山城址」です。

 

 

 当時は城下町が南にあったようで、南面が表口(大手口)。

 

 

 現地の案内板によると、大手道はここから150mぐらい真直ぐに上り、そこから右に曲がって70mほど真直ぐに上ると、クネクネと曲がった道になるようです。

 

 

 当時は大手道の両側には石積みが配され、

 

 

虎口には土塁に堀、

 

 

主郭には石垣も築かれていたようです。

 

 

 現在は、山頂に「小牧市歴史館」があり、

 

 

4階に上ると、

 

 

東には、道樹山から弥勒山への稜線、

 

 

南東には遠く、猿投山。

 

 

南には、名駅前の高層ビル群を望むことができました。

 

 

 さて、今日最後の画像は、歴史館の裏手で見つけた三角点。

 

 二等三角点で、点名は「小牧山」、標高は85.80mです。