先日、安土城跡に行きました。

 

 

 上図は2006年更新の1:25000地形図「八日市」。

 

 左が「西の湖」で、右下を走るのが東海道線。標高198mの安土山は、近江盆地に浮かぶ島のような丘陵です。

 

 

 私が思うに、この城跡の特徴は3つあって、一つは入場料が700円必要なこと。

 

 二つ目は東隣の観音寺城跡と違って、石垣が現代に修復の手が入っていること。

 

 上画像は、道幅8mという、大手口から本丸に向かう「大手道」。

 

 

 次は、伝羽柴秀吉邸跡。

 

 

黒金門跡です。

 

 そして、三つ目は、大手道から登る石段に、石仏や五輪塔といった、かつての人々の信仰の証が、石材として用いられていること。

 

 

 

 上画像は、修復工事の際に発見されたという「仏足石」。

 

 元はどこの寺にあったのでしょうか。築城の際、石材として運ばれ利用されたもののようです。

 

 しかし、築城開始から7年後、天主完成から3年後の天正十年、本能寺の変が起こり、城は焼失してしまうことになりました。

 

 

 上画像は「二の丸阯」へ登る石段。

 

 二の丸には、本能寺の変の翌年、羽柴秀吉が法要を行ったという、織田信長の廟があります。

 

 

 続けては、「天主閣址」へ登る階段。

 

 

登ってみると、

 

 

 かつては天主を支えたであろう礎石が並んでいました。