4月下旬の週末、三重県津市・亀山市境の錫杖ヶ岳に行きました。

 

 

 上図は、、1981年修正の五万図「津西部」。

 

 登山道は三本あって、一つは、北のJR関西線加太駅から柚之木峠に上がり、尾根筋を東に向かうルート。

 二つ目は、下ノ垣内集落の東の沢筋を登るルート。

 そしてもう一つは、下ノ垣内集落の「卍」、本法寺の横から登るルートです。

 

 私は錫杖ヶ岳は三回目で、一度目は加太駅から単独行、二度目はグループで本法寺から。

 そこで、今回は、下ノ垣内集落の東の沢筋から入ることにしました。

 

 

 登山口には大きな木製の看板「錫杖ヶ岳登山道入口」が立っていて、左手の林道に入ります。

 

 

 ただ、この林道、いつの水害によるものでしょうか、橋も二か所、流されていて、荒れ気味でした。

 

 

 上画像のところで、林道を離れ、山道に入っていきます。

 

 

 稜線に上がったところには、上画像の道標。

 

 河内から上がってきたので、ここは左折です。

 

 

 柚之木峠からの道を合わせると、山頂まではあと僅か。

 

 

 岩場を登って、標高676mのピークに到着しました 

 

 この錫杖ヶ岳の特長は、低山ながら展望がよいこと。

 

 

 北東から見ていくと、関町の街並みの向うにシャープの亀山工場。

 

 

北に鈴鹿南部の山々。

 

右奥が野登山で、仙鶏尾根を左(西)に縦走すると仙ヶ岳。

さらにその奥に見えている鋭峰は、鎌ヶ岳でしょうか。

 

 

 徐々に西に視線を移していくと、鈴鹿山脈西部の綿向山で、

 

 

 さらに、その左には、高畑山から西に続く稜線。最も高く見えているのが那須ヶ原山です。

 

 

 西には霊山方面。右奥に、肉眼では鉄塔らしきものも見えていたのですが、写真では確認できませんでした。

 

 

 南西には、風車が林立する笠取山方面。山頂部を拡大してみると、

 

 

 「航空自衛隊笠取山分屯基地」のレーダーサイトです。

 

 

 南に見えているのは、経ヶ峰なのですが、こちらは拡大しても、どれが山頂かわかりませんでした。

 

 そして、南東には、

 

 

ダム湖である錫杖湖の湖面が見えていました。

 

 さて、帰路は本法寺へ下るルートへ。

 

 こちらは登山者も多いのか、よく踏まれていて、整備もされ、歩きやすい道でした。

 

 

 下りついたところにあったのが、上の看板。このあとは、車を置いた錫杖湖水荘前の駐車場に戻りました。

 

 

 上画像は、錫杖湖から見た錫杖ヶ岳。

 

 標高は低いものの鋭峰で、頂上から見てもいいし、下から見てもいい山だと感じました。