(「神戸北野に来たの(4)」より続く)

 

 北野通りでシナゴーグを見た後、トアロードを下って、「神戸ムスリム・モスク」へ行きました。

 

 

 私が思うにモスクの特徴は、ドーム(円屋根)と聳え立つミナレット(尖塔)、そして、さらにその上のヒラール(三日月)。

 

 

 ただ、電線があまりに邪魔なのと、逆光になってしまっているので、次は側面からの画像を。

 

 

 神戸ムスリムモスクは、戦災にも、阪神大震災にも耐えた、頑強な建築。

 現存するモスクとしては、日本最古ということになるそうです。

 

 

 中のマスジド(礼拝堂)に入れていただくと、床は厚い絨毯が布かれ、中央奥(西)には聖地マッカのキブラ(方角)を示すミフラーブ(聖龕)がありました。  

 

 また、ミフラーブの傍らにある階段は、ミンバル(説教壇)だそうです。

 

 

 私は、ミンバルの右にマイクがあるので、これを使って説教をするのかと思って尋ねてみると、これはアザーン(礼拝の呼びかけ)用。

 

 かつては、ミナレットの上からの肉声だったのが、現在は、このマイクからスピーカーを通して流しているとのことでした。

 

 ムスリムには、聖地マッカ(メッカ)のキブラ(方角)に向かっての、一日5回のサラート(礼拝)が義務とされているそうです。