ホテル文殊荘

 上画像は、上田丸子電鉄のパンフレット「沿線案内」より、「ホテル文殊荘」。

 

 上田丸子電鉄の傍系として近代設備と環境との調和もよく、大野天風呂の展望は絶景である。

 

 

と紹介があります。

 

 

 上田丸子電鉄が、ホテル文殊荘を買収したのは、1956年*だそうです。

 

別所温泉遊園地

 

 
 続けて上画像は、同パンフレットより、「別所温泉遊園地」。

 

 信州上田別所温泉魅力創生協議会のウェブぺージ「別所温泉の歴史 」を見ると、1959年4月16日の出来事に、

 

 

 北向観音堂下に大型遊園地が開園。電鉄、塩田町、別所温泉の三者共同出資。総工費600万円

 

 

とありますから、その「大型遊園地」の画像、ということになるでしょうか。

 

 

 別所線電車存続期成同盟会「上田電鉄別所線存続支援サイト」のウェブページ「別所線の歴史」にも、

 

 

 1959年 別所温泉に遊園地オープン

 

 

と書かれていました。

 

 

 ところで、同社は、1952年からは貸切バスの営業も行っていました*。 

 

 

上田丸子電鉄バス

 

 

 左画像は、やはり同パンフレットからですが、ロールサインのところに、「上田丸子電鉄」との文字が見えています。

 

 同パンフレットによれば、上田から鹿教湯温泉までの片道所要時間は1.00、料金は6,050円。

 

 

 別所温泉については片道0.30、2,640円ということですが、現在の価格だと、いくらぐらいになるのでしょうか。

 

 

上田丸子電鉄 沿線案内


 最後に、上画像は、同パンフレットより、沿線案内図(部分)。

 

 以前、「1960年代の上田 」で取り上げた、当時の上田丸子電鉄四路線のうち、1963年10月に廃止になった西丸子線が描かれています

 

 

 ということで、今回は、1959年4月から1963年10月までの間の発行と考えられる、上田丸子電鉄のパンフレットより、現上田市域に関する四画像を見てみました。

 

 

*上田交通株式会社のウェブページ「企業情報 」