ここ数年、静岡県に縁のある私。今まで出張がらみ
の用事で行く事が多かったのですが、久しぶりに
プライベートで行く用があったので、千載一遇の
チャンスとばかりに地域ブロック割を利用する事に。
静岡の場合は「静岡元気旅」という名称で、最大で
5000円の旅行代金割引＋2000円分のクーポン券を
もらえて、他の都道府県も同じような感じでやって
いると思います。方法は、①まず、ホテル等の予約
②予約日当日に県内の指定コンビニにある端末で、
各クーポンを発券後にレジにて購入③予約した施設
で各クーポンを渡す事で、割引価格適用＆地域
クーポン使用可、となります。事前にやり方を予習
しておかないと、端末を前にして悩む事になるので
注意が必要です。
今回選んだホテルは「ダイワロイヤルホテル ザ
浜名湖」。朝夕食付きの1泊2日プランで11000円と、
ちょうどいいものがあったので予約した訳で、同じ
ような名前のビジネスホテル「ダイワロイネット
ホテル」と同等のレベルのホテルかな、と思って
いたのですが・・・（経営母体は一緒）。
分かりました。明らかに自分には持て余しそうな感じ。
リゾートホテル的な扱いのようですが、1万円以下の
プランもあったので、浜名湖周辺のホテルにしては
そこまで敷居は高くない方かと。
ています。地域クーポンを使ってもらう気満々です。
チェックイン後に部屋に行くと・・・
いつもの2倍以上広く、これ絶対持て余すやつだ・・・
と思いました。私にはスイートルーム等の高い部屋は、
アメニティーを含めて使いこなせず、正に「猫に小判」
状態になるのは目に見えてるので、泊まることは今後
ないでしょう。特にいい部屋に泊まった時、フルに使い
こなせる人はいわゆる、真のブルジョワジーですな。
窓からの景色も、レイクビューはばっちり。でも、私は
一回見れば充分派なので、有難みはあまり感じない。
しか差がなく、無しにする人がいようかという感じ。
通された食事会場は、本格中華の店です。こういう
ホテルによくある、ホテル内に和洋中の店が全て
入っている形式ですね。給仕の方が椅子引きを
してくれるなど、そこかしこに高級な雰囲気が
漂っていたので、ラフな格好だと気が引ける程。
完全予約制で、私が選んだプランでは四川風麻婆豆腐
＋浜松餃子＋白ご飯＋ザーサイのセットで、ソフト
ドリンク一杯無料＆白ご飯おかわり無料と、500円以上
の価値は当然あるメニューです。プランによって
メニューは違う様で、他の卓の人達はもう少し豪華な
ものが運ばれていました。
負け惜しみでなく、私にとっては今回のセットは
ドストライクな好物ばかりで、非常に満足。
ご飯はおかわり必須で、浜松餃子がつく所は
さすが静岡といった所です。しかし、麻婆豆腐
は市販の素（特に陳健一シリーズ）が優秀過ぎて、
家で作るものと店で食うものの差があまり出ないと
感じています、実は店で金を払って食べようという
気にあまりなれないメニューである事は、誰にも
言えない。もちろん、ここのは美味しかったですよー。
丁重に「ごちそうさま」をし、後は風呂に行くしかない。
ここは天然温泉で、「ゆうとう温泉」というそうです。
金沢の「湯桶温泉と」間違えそうですが、ここのは
「雄踏温泉」と書くようで、地名由来とのこと。
以前行った、福井の「あはら温泉」のような、
ガチのタイプなのかと思ったんですが・・・。
以下、借り物画像。
うむ、普通です。屋内には２湯あり、１つは普通、
もう1つは炭入りで、やはり炭入りの方が遠赤外線
効果のせいか、若干温まる気がします。
普通の箇所は、かなり広々と快適。
サウナもあり、最近のサウナブームで、設置している
ホテルはかなり増えているようです。広さも温度も
普通で、まあ、あるだけでありがたい存在。ただ、
サウナは夜12時までで、朝は使用不可です。朝風呂
は5時から9時まで利用可能だから、てっきり使える
と思い込んでました・・・。
当然の如く水風呂がありますが、たぶん水温は20℃位？
私はぬるくても全然気にならないけど、定員は2人程と
微妙に狭いので、ぬるくなってく一方のような・・・。
一応、水はちょろちょろと補充されています。
露天風呂は結構気合が入った造りで、南国のコンセプト
が随所に垣間見られます。やしの樹のような植物とか。
中央の屋根付き風呂も、どことなく東南アジア系の
雰囲気を感じられ、ラグジュアリー感があります。
リクライニングチェアの存在もそれに一役買って
いるので、存分に使いましょう。
他に壺湯と寝転び湯があり、スーパー銭湯並みの充実度
です。さすが、規模が大きいホテルは違います。
ここまで風呂の造りにこだわったホテルは珍しい気が
しますが、これが普通？
しっかり満喫して、風呂を出ると・・・
風呂の入り口の前には座敷があって寛げるようになって
います。なぜか、富士山を模したイルミネーションが壁
に施されていて、見ている分にはきれいですが、なんか
落ち着かない。そのせいか、3回位見ても、誰もそこに
いることはありませんでした・・・。
マッサージチェアは当然有料で、10分200円。
もちろん、人力のマッサージ処もあり、以前1回、
興味本位で受けた事があったけど、良かったか
どうかあまり記憶がありません。
みんな大好き自販機コーナー。この辺りはすぐ近くに
スーパーやコンビニがなく、面倒くさい場合は利用
する人も多そうです。
お高いアイスはちょっと・・・という人は、自分の腕
次第でGETできる量が決まるクレーンゲームを。
うまく行けば、100円で細々したミニアイスをたくさん
取れるかも。妙に偏った感がしますが、カップアイス
系が人気なのか、それとも補充がされてないだけ
なのか・・・。私がやっても機械にお金をカツアゲ
されまくるだけなので、とりあえず無視します。
ホテルで見るのはこれで2回目、カップ麺自販機です。
チキンラーメンがあるのは珍しく、サンプルの日焼け
具合がいい味出しています。もちろん、値段は高め。
でも、こういう所で買って食べると何かうまそうな気
がする（けど、買わない）。
あとは酒やら、パック飲料やら。安定、定番の、ホテル
ならどこにもある自販機。
ここはお子様連れをターゲットにしているのか、妙に
ゲーム機が多く、老舗の旅館然とした雰囲気を
醸し出しています。確かにお子様は多かったような
気がするけど、誰もここで遊んでいなかったのは、
金がかかるからに違いありません。親からすると
この存在は有り難くないことでしょう。
風呂上りで夜風に当たりたい人は、散歩がてらに浜名湖
を見に歩くのもありです。間違っても軽く1周しようと
思わないように・・・。私も今回、1周回ろうかと
思ったんですが、諸事情で断念（ちなみに1周距離は
６０km超）。歩いたら10時間以上かかりそうなので、
決行する勇気が必要です。
とりあえず、夜12時までちょこちょこ風呂に入り、
当然漫画棚はある訳ないので、久しぶりに部屋のテレビ
を見ながら就寝・・・。
朝は5時起床。朝風呂に行くと、昨日よりはるかに人が
多かったので、びっくりしました。高齢の方がほとんど
だったので、たまたま昨日はかち合わなかったようです
ホテルでの朝風呂嫌いな人がいない説は、信憑性高い。
朝ごはんはもちろんブッフェ形式ですが、「早く行くと
混みますよ～」という脅しの看板が昨日からフロアに
掲げられていたので、遅めに参戦することに。とは
言っても結構人がいて、確かにまともに行けば相当
混んでいた事は想像に難くなく、ほっとしてる間も時間
がなくなるので、とりあえず適当に取ります。
その結果がこれ。
何か思ったより、おかず系が自分の好みに合わなかった
ので、汁物の方が多いという異例の事態に。滅茶苦茶な
配膳をしてしまっている事からお分かりの通り、少し
テンパってしまっています。
オムレツはお高いホテルでもよくある、ダイニング
キッチンで注文ごとに係の方が作る仕組みでした。
さすがに熟練の人が担当していて、中はとろっとした
本格オムレツ。自分でもこういう風に作れるように
なりたいけど、1回ひっくり返す時に失敗して、コンロ
の奥にべちゃっと、オムレツ様が逝ってしまわれた事が
あったので、素人は下手にやらない方がいいですね。
汁物はみそ汁、ポタージュスープ、ポトフの３つでした
が、みそ汁とポタージュスープはだしがあまり効いて
なく、インスタントと勘違いしそうな味だったのは、
まあ置いておきましょう。残るポトフの出来映えだけは
妙にいいという、ポトフ好きの私にとっては嬉しい誤算
がありました。という事で、ターゲットを絞ってポトフ
のみ食べまくる事に。ただ、ホテルなのでポタージュ
スープは頑張って欲しかったかも（ちなみにポタージュ
はコーンではなく、具も一切なし）。
パンケーキとスムージーという、女性向けのものも
ありましたが、珍しい物なら男であろうと取ります。
どちらも当然美味しく、今までのブッフェではあまり
見た事がない品で、いろんな所で採用されてほしい
メニューです。ちなみにおかずで取ったものは、
オムレツ以外では、がんもどきと焼売のみ。よく考える
と、おかず系は他のホテルの時よりも種類は若干少な目
だった気がします。おかげで食べ過ぎずに済んだん
ですが・・・。
一応、浜名湖を眺めながら食事を楽しめます。ここは
庭も広そう。
食べた後はなぜか疲れてしまって、チェックアウト11時
ギリギリまで粘りました。風呂は10時で閉まるので、
ほとんど部屋で何もせずにボーっとしていた気が
します。
チェックアウト後は土産物コーナーで買い物している
人もいましたが、大体の人はこのホテルの近くにある、
静岡と言ったらあれ的なものを作っている施設がある
ので、そこで土産を買うと予想。私もそれに倣って、
車でそこに向かいます。
