四日目の続き。


まずW杯のことを書く前に、前回紹介したレストランテのURLを発見したのでリンクを貼り付けします。


http://www.4leoni.com/


フィレンツェの高級レストランといえばサバティーニだが、クワットロ・レオーネはサバティーニように気取ったレストランテではなく、あくまでもトラットリアなので、田舎風の大衆食堂といった感じで、いい店だった。



さてさてW杯の決勝戦 in Italy。
イタリア-フランスの一戦。




それぞれチームの愛称は、ご存知イタリアはアッズーリ、フランスはレ・ブルー。
どちらのチームも、それぞれのユニフォームの基調色である『青』を意味する愛称で親しまれている。

その一方で、世界にはもう一国『青』を愛称にしている代表チームがある。
日本国、サムライ・ブルー。



商業的な臭い匂いがプンプンする愛称だな、これ。
一体、誰がつけたのか。
剃りたての月代のことを意味するなら面白いが。



むやみやたらにサムライ、武士道を持ち出す今の風潮に、嫌気が差しているのは俺だけか。




さてさて現地時間20:00キックオフ!!
ヨーロッパは20時なのに空はまだまだ明るい。




僕たちは共和国広場のレストランテに移動。
そこの店先に設置してあるテレビで大勢いる立ち見客と共に観戦することにした。



僕はビデオカメラを持ち出して、サッカーに熱狂するイタリア人を観察することにする。
このカメラに本場カルチョの熱狂を閉じ込めてやる。
優勝したら街がパニックに、楽しみ。くへへ。




と思った矢先、フランスがPKを得る。
キッカーはジダン。




ふわりと浮かしたボールはバーを弾くがそのまま下に落下し、ゴールラインを超える。
フランスが1点先制!



ジダンがボールセットする際、一斉に。
『ブッーフォン!!!!』と叫ぶイタリアーノ。
ジジは愛されてます。



PKが決まった瞬間も、一斉に。
『ブッーフォン!!!!』と嘆くイタリアーノ。
ジジは顔が長い。




先制されて、この先どうなることやらアッズーリ!と心配していたら、あっさりマテラッツイが同点弾。
その瞬間、それまで女の子にちょっかいばかり出していた地元の不良たちが、女の子をほったらかして飛び跳ねた。
ガキンチョは椅子の上にのって大はしゃぎし、お父さんも立ち上がって大はしゃぎ。




その後、試合は動くことなく後半も終わり、同点のまま延長戦へ。
僕たちは共和国広場から、場所を移して、シニョーリア広場へ。
シニョーリ広場でも、もちろんテレビ観戦しているバーがある。

というよりも、街にある全てのバーはW杯を流しており、ご近所さんがそこに集まっているといった状況。
今日は、街を歩けば、どこでもW杯を見れてしまう。




延長戦が始まってジダンが頭突き!
もちろん、一発レッド。
我がZVHの神であるジダンがその選手生活に幕を閉じた瞬間だった。



ジネディーヌ・ジダン。
プレーの流麗さもさることながらハゲ頭のほうでも注目され、そのハゲ頭で98年W杯は決勝ゴール2点を決め、
この現役最後の試合でもハゲ頭でヘッドを決めた。
ただ決めた先がゴールではなく人だったのだが。



ハゲ頭に始まり、ハゲ頭に終わったジダン。
あんた、男だよ。
立派なハゲ男だよ。
僕のフットサルチーム『ZVH』の名前は貴方から貰ってるんだ。
ZVHは、【ジダンとベロンのハゲ隠し】って意味なんだよ。
僕たちは貴方のハゲに忠誠を誓って、この名前を途絶えないようにするよ。
今までハゲがとう。




さて試合はというと、延長で決着が付かずPK戦。
最後のキッカーがゴールを決めた瞬間、どっひゃー。
イタリアーノは大騒ぎ!
ここフィレンツェは、お祭りルネサンスに!わっしょい!


bekio シニョーリ広場ヴェッキオ宮をバックに。



フィレンツェの街に分散していたイタリアーノが、徐々に市街地中心に集まってきた。
ここからが本番だ。




大勢で車に乗り込み、窓から身体ごとのり出すなどまさにハコ乗り状態で、彼らは力あらん限り国旗を振り振り、身体も振り振り、そして興奮して何かのイタリア語を叫んでいる。



一様にヘルメットは被っており交通ルールを守っているものの、警笛をブビーブビーと大音量で出しながら、凄い台数のスクーターがやって来て、暴走族的に街中を疾走し始める。



そして、恐らく80歳は超えているであろうお爺ちゃんまでもが車にハコ乗りし、国旗を振りまくって何かを叫んでいる様子を目撃。

死ぬ間際の狂乱だ。
そしておじいちゃんの乗る車を運転していたのはお婆ちゃん、明らかにお爺ちゃんの狂態に辟易している様子。
ははっ面白い。




共和国広場近くまで戻る。
通りを若者たちが、口々に『カンピオーネ!!』と叫びながら、走っている、走ってくる、走って来た、えっ来るの?
そして、目の前まで来たところで、『カンピオーネー!!』と、鼻先一寸の近さで叫ばれ、嫁は抱きつかれ頬にキスされた。
あれほどスリには気をつけろと云ったのに。。。




それを受けてか、イタリアーノの興奮を目の当たりにした嫁がだんだんと怖くなってきたとのことで、しかたないからホテルに戻る。12:30。
市民が大騒ぎしている最中、ホテルの近くで警察を目撃した。
日本だとここで取り締まりに乗り出すのだろうが、ここの警官はタバコをふかして仲間と談笑していた。
取り締まる気配ゼロ。



たしかに無粋なことはしないほうがよい。

よくわかっている警官たち。



風呂に入り、即身成仏・・・のはずが、大騒ぎする声が全くやまないので、気になってなかなか寝つけない。
眠れないので明日のことを考えてみた。



こんなに騒いでて、明日ちゃんと彼らは働くのだろうか。
イタリア人のことだ、働かないかもしれない。いや確実に働かないだろう。
彼らは自国代表チームが優勝して良いかもしれないが、観光客である俺らとしては働いてもらわないとちょっと困るな。
いや、大いに困るなああ、、、、、zzzzz。




やはり即身成仏。
四日目が終わった。
今日たった半日過ごしただけなのに、フィレンツェが好きになりそうだ。




それにしてもイタリアが優勝したときに、当地にいることが出来て、ラッキー池田。




五日目に続く。