曽根賢(Pissken)のBurst&Ballsコラム

曽根賢(Pissken)のBurst&Ballsコラム

元『BURST』、『BURST HIGH』編集長の曽根賢(Pissken)のコラム

 

[深雪荘日記]

 

●[連載第236回]

「我らの世代を看取る我らの世代の墓碑銘」

 

「」         

佐藤ブライアン勝彦●作品&文章

 

 

届き次第、

アップします。

 

 

 

■NMIXX JAPAN DEBUT Teaser

●NMIXXは2026年12月9日に、ワーナーミュージック・ジャパンから日本デビュー作『N=MIXX』をリリースする。全12曲入りで最新曲「Blue Valentine」の日本語バージョンを収録し、ベスト盤となるようだ。

 

●日本デビューとは、日本の音楽出版社から音源を出すということらしく、KPOPでは「当然」らしい。が、既存局の「日本語ヴァージョン」は、私をふくめファンの中でも「顔をしかめる」ものが多数いるようだ。ほら、ダサいでしょ、そんな曲。

 

 

 

 

7月27日(月)鬼子母神は薄曇り。

 

午前7時起床。

バナナとビスケットを、ミルクティーで腹に入れる。

それから昼まで、からだを休め休め、掃除片づけをこなす。

(掃除といっても、簡単に床を掃くだけ、便所掃除はちゃんとしたが)

 

午後2時過ぎ、ボスYの案内で、客が来る。

元同僚のヒロシ、同い年のデザイナー(ミヤニーこと)宮崎(兄)。

「宮にい」が、缶ビールの他に、私の誕生日ケーキを買ってきてくれた。

他に、ハイライトを10箱。

 

●ロウソクをローマ数字に組み合わせ「62」歳としてくれた。右端中央で、富ちゃん&いさおさんの夫婦位牌も祝福している。はず。かも? 髪は未だ黒い(染めていない)が、あとわずか秒読みか。

 

●右からヒロシ、宮にい、おれ、ボスY、オレの頭に夫婦位牌。窓にはカーテン代わりのすだれ。

 

 

なんと、4時から他の呑み会があると、3時半には慌ただしく3人とも帰っていった。

帰る前に、宮にいとヒロシから2千円をふんだくる。

30日までの食費がなかったのだ。

「ハイライト10箱も買ってきたのに」と、宮にいが嘆いた。

 

そもそも、宮にいには、デザイナー費を150万円ほど未払いとなっている。

その弟子のボスYにも100万以上。

今生はもちろん、来世、再来世でも、支払いは無理だ。

私は「永劫回帰」を信じる徒ゆえに。

 

こうして3カ月連続で、鴨が葱を背負ってきた。

これも人徳か。

それとも誰かの呪いか。

呪いだろう。

 

 

[今週の曽根のお勧め作品/Angine de Poitrine - Full Performance (Live on KEXP)YouTube]

●Angine de Poitrine(アンジーヌ・ド・ポワトリーヌ)は、カナダ・ケベック州出身のインスト・ロック・デュオ。見ての通り、自分たちは宇宙人で、年齢は333歳だという。今年の頭のあたりから世界的に跳ね、今年のFUJI ROCKでも、いちばんバズった2人組だ。

 

●すでにあなたは知っているかもしれないが、私も先週知ったばかりだし、昨日遊びに来た担当Tも知らなかったので、遅まきながらここに紹介する。

 

●いやあ、こりゃ凄いわ。ベースとギターのダブルネック、それもフレットを二分割し(もちろん特注)、「微音」を使ってのリフやメロディーが、なんとも奇妙かつロック魂をくすぐる。ドラムはシンバル以外に布をかけ、マッドな音で変態的な変拍子を叩き、なぜか「ザ・ロック・ドラム」へと突進する。

 

●観ればわかるが、最初にベース(かギター)のリフを弾いて、それをループさせ、その上にギター(かベース)のリフを重ね、それをループさせ、さらに次々に重ねてゆくというスタイルだ。

 

●ループ音に音を重ねるのはポピュラーな演奏方法だが、やはりその重ねてゆく「微音」リフが素晴らしい。もちろんリズムも複雑なのだが、曲の後半になると、疾走感のある「ロック・リフ」としてZEPみたいなのだ。実験的であり、かつ同時に「ベタ」なロック・インストという、革新的な、見た目通りのロック星人なのであった。

 

 

 

 

7月29日(水)鬼子母神は快晴の真夏日。

 

午前7時起床。

昨夕、パン屋で買った「卵&ツナ」パンと、バナナを、ミルクティーで腹に入れる。

昼、やはりバナナとクリームパンをミルクティーで食す。

今日の[BURST公開会議]収録のためだ。

 

 

午後2時、チンチン電車で、滝野川西区民センターへ向かう。

午後3時より、YouTube用の[BURST公開会議]の収録開始。

今回のお題は「ピスケンのエロ本編集長時代」について。

つまり26歳から31歳のまでの5年間の話だ。

 

エロ本時代を語るのは、昔から楽しい。

いちいちのエピソードを、平均1000回は語ってきたので、気楽なのだ。

当時だって、けっこうきついことは多かったのだが、その後の『BURST』時代と比べれば、やはり極楽湯で素潜りに興じていたようなものだ。

 

なにより「エロ本編集長」を「天職」だと、本気で思っていた。

 

しかし、内心「天職」の生皮をはぐと、

「この仕事は32歳までだな」

とも確信していた。

 

「エロ本編集長&男優」としての体力・精気がつづくのも、そこまでだと、はっきりと「勘」が予告していたのだ。

 

ま、実際は「やり過ぎて」、2冊同時に(事実上の)発禁となり、

「曽根にはエロ本を作らせられない」

と会社が判断し、しようがなく『BURST』の前身雑誌『クラッシュ・シティ・ライダース』を編むことになるのだが。

 

その後、会社を辞めて『BURST』を編みながら、バイトで「男優」を務めたが、それもきっぱり32歳で辞めた。

男優時代に罹った「副睾丸炎」で、私は不妊となっていた。

それは「誰か」の呪いではなく、誰のギフトか覚えている。

 

あの女子は母親になれただろうか。

4つ下だったから、現在58歳か。

その孫が、あなたなら面白い。

ほら、世間はとっても狭いから。

 

 

●右からネイル・アーティストのPONO、死体写真家の釣崎清隆、オレ、セルフ・ポートレート写真家のツージー、身体改造写真家(&ジャーナリスト)のケロッピー前田。収録後に。オレは電池切れ。

 

 

 

7月31日(金)鬼子母神は薄曇り。

 

昼前、買い物を終え、深雪荘へ帰ってきた。

さっそく、家賃と水羊羹の詰め合わせを、隣の大家さんのポストへ入れに出た。

けれど、水羊羹の箱がポストへ入らない。

 

しようがなくインターホンを鳴らすと、大家さんではなく、留守番の70代女子が出てきた。

わけを言い、家賃と水羊羹を受けとってもらう。

 

 

夕方に大家さんからメールが入った。

水羊羹の礼と、私のポストに食品を入れといたという。

確認すると、レトルトのスープが3種(6種野菜のポタージュ、紅ずわい蟹のビスク、クラムチャウダー)、そして蟹缶(ずわいがに)が入ってあった。

返礼のメールをする。

絵文字入りで。

 

「こりゃ久しぶりに蟹チャーハンだな」

漫画『ギャラリーフェイク』(細野不二彦)を思い出す。

蟹チャーハンなんて、いつ以来だろう、10数年ぶりか?

「確か、七曲り荘で、いちどつくったような」

 

しかし、今夜の食材は買ってあった。

 

 

[夕食]

●鉄火丼(酢飯、海苔、大葉)

●茹で卵

●カブとキュウリの糠漬け

●煎茶

●豆大福

 

 

食後、友人Tより電話があった。

同い年のTは、私より糖尿病がひどく、数年前から透析を受けている。

いつもより声が弱弱しいので、どうしたときくと、合併症から眼底出血し、手術を受けたばかりだという。

 

「眼が見えなくなったのが、さすがにまいった。こう、ひどいと、人間てやっぱり死ぬんだな、と思うよ」

 

 

7年前の正月、確かこのブログにも書いたが、「ああ、今年中に死ぬな」と、明瞭に理解され、きっぱり諦めたことがあった。

体重が50キロを割ったころだった。

諦めやすい性格もあるが、そこまで体力が落ちると、死を受け入れることはそう難しくない。

 

けれど、仲間から病院へ突っ込まれ、そのままアル中病棟のベッドへスライドした私は、全身の刺痛に呻吟しながらも、猛烈に生にしがみついた。

それから7年が経ち、その間に、元気だった友人たち5人が先に逝ってしまった。

 

酒にもクスリにも、女にも縁はなくなったが、

「ま、こんなもんで十分だろ」

と、万年布団で豆大福を「惜しみ惜しみ」食べている。

 

「こうして、ナメクジみたいに、70歳まで生きるかもな」

そう言ったら、宮にいは「ナメクジって」と笑ったっけ。

 

 

おやすみなさい。

情報公開はまだまだ先だと思っていたらば、8月1日公開だというので書く。

「湾岸の羊」のヴォーカルであり、内田裕也ファミリーの若頭、HIROさん責任編集の『STREET BURST』が、10月1日に発売される。

それも発行元はコアマガジンだ。

 

7年前にケロッピー前田責任編集の『BURST GENERATION』が2冊出たが、コアマガジン発行となると、20年ぶりの『BURST』だ。

発行人は『BURST』同様、中沢慎一(コアマガジン社長)だという。

めでたい。

 

前田くん、釣(崎清隆)さんはもちろん、当時の『BURST』連載陣が多数寄稿している。

私も詩を2篇書いた。

見開き2ページ全面を、ちちゃこい文字が、新聞みたいに埋めている。

 

酒とクスリと女が切れた、死にぞこないの言葉である。

ナメクジの這った跡、ともいえる。

 

それもこれも、家族と仲間たちが書かせたのだ。

ナメクジの這った跡は、気味悪く銀色に、鈍く光りを照り返している。

私の言葉もまた、そうであれ。

 

そのためには、仲間よ、今後も、眼の前にケーキを差し出せ。

月末には2千円を。

1万円なら、なおよろしい。

 

あなたと、世界中のナメクジのためにも。

誰かの呪いが完了するためにも。

よい夢を。

 

 

 

[曽根の掌編収録アンソロジー文庫発売中]

■曽根の掌編「牛乳屋のおんちゃん」も収録されているアンソロジー文庫本『フッハッ!な純文 鴎外から棒一まで』河出文庫/1,210円

■鴎外、芥川、太宰、安吾、織田作之助、町田康、他全21編

 

 

 

[NMIXXつれづれ草]

上からリーダーのへウォン(23)と、メインヴォーカルのリリー(24)の、ポニーテール姿。マジで漫画のキャラクターだな。遠目でも「わかりやすい」歌姫たちである。

 

 

●NMIXXの初ワールドツアー日本公演『NMIXX 1ST WORLD TOUR <EPISODE 1: ZERO FRONTIER> IN JAPAN』は、8月8日(土)9日(日)に、東京「KEIO ARENA TOKYO」で開催され、同時に日本各地の映画館でライブ・ビューイングも開かれる。

 

●どちらも私には無縁であるが、問題は、今回の「日本デビュー」告知により、またまたSNS上で、本来発言権などなかった蚤シラミどもが、いいがかりとでっち上げの攻撃を始めたのであった。

 

●いや、ここで私が言いたいのは、NMIXXを追うこと4年以上、それによって現在の世界的SNS状況を知れたことは「有益」であった、ということだ。ま、一般人は知らなくともいいのだが、私のような詩人・作家は、やはりSNSにはびこる「怨嗟」を浴びねばならない。

 

●なぜかって? 私の言葉は、その蚤シラミから湧き出てくるもんであらねばならないからだ。そして垂直に森林限界まで突っ切る言葉のつらなり、そんな野望、理想をかかげるナメクジを叱咤するのが、彼女たちなのである。ほら、身近にミューズがいないからさ。

(我ながら、なんのこっちゃ)

 

■NMIXX(엔믹스) “Shape of Love” 4th Anniversary Special Video

●以前も紹介したはずだが、オフィシャルでこの曲のMVが出ていたのを忘れていた。こういう歌ものポップスを歌わせたら、そうそう彼女たちの右に出る者はいない。声、声の才能が一般人とは絶対的に違う。特に後半のブリッジで、アカペラになるソリュンの歌声には毎度息を吞むのであった。

 

 

 

[処女詩集販売中]

『火舌(かぜつ)詩集 Ⅰ ハードボイルド・ムーン』

著者:曽根 賢(PISSKEN)

ドローイング:佐藤ブライアン勝彦

 

判型A5/平綴じ/96ページ

部数:300部

税込み価格1320円

 

さて、販売方法だが、以下の2つの書店で、通信販売、また店頭発売します。

2書店のサイトを検索してもらって注文してください。

ネット注文できない私のようなひとは、誰かに頼んで注文しましょう。

 

※詩集には私のサインが入っています。

 

「タコシェ」

http://tacoche.comであれば要注意(ボーダーライン)、8.5pg/ml以(シングル小説もセカンド&サードも注文できます)

 

「模索舎」

http://www.mosakusha.com/

 

「阿佐ヶ谷ネオ書房」

※書店販売のみ

 

尚、くどいようだが、この処女詩集は、あくまで『火舌詩集』のⅠであって、今後あと2冊を発行します。

3冊合わせて『火舌詩集』となるので、ぜひコンプリートしましょう。

※「火舌」とは中国語で、火事の際、窓から吹き出し、壁を舐める炎をいう。

 

[サード&セカンド・シングル通販中]

●A面「PISS(INTO)MY HEROES」
●B面「七曲荘二〇三号室」

 

●セカンドシングルのジャケット。被写体は細菌学者の志賀潔。撮影は土門拳。

 (ファーストは売り切れ)

●1,600円(発送代込み)

 

●アドレス:pissken420@gmail.com

――以上へいったん、欲しい旨のメールをください。

(ファーストは売り切れ)
 

『キャンプ日和』(河出書房新社)

キャンプ小説&エッセイのアンソロジー。トリに曽根 賢の短編「二つの心臓を持つ川の縁で」が掲載されています。

 

『点線面』5号(ポンプラボ)

曽根 賢の特集と、論評風の新作エッセイが載ってます。詳しいことはネットで検索してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[深雪荘日記]

 

●[連載第235回]

「我らの世代を看取る我らの世代の墓碑銘」

 

「」         

佐藤ブライアン勝彦●作品&文章

 

 

届き次第、

アップします。

 

 

 

 

[シギー吉田写真詩集『絶景』発売トークイベント19日~23日]

 

●頭脳警察&PANTAのオフィシャル・カメラマンであったシギー吉田(上の写真がPANTA)。

 

■毎日午後7時よりトーク&演奏イベントあり。

■21日にゲストとして曽根(ピスケン)も出演。

■予約お申し込み詳細は「PANTA頭脳警察オフィシャルサイト」よりご確認、お申し込みください。

■イベント概要
会場 神田神保町ネオ書房@ワンダー店
   https://jimbo20seiki.wixsite.com/jimbocho20c
■会期 8月19日~23日 11時開場
■同時開催 シギー吉田XPANTA 写真詩集『絶景』写真展
■写真展 入場無料(会期中 シギー吉田在廊時は写真集サイン可能)写真展開場 11:00~17;00

 

 

 

 

 

7月24日(金)鬼子母神は晴れ。

 

午前7時就寝。

 

午前11時起床。

弟マサキ、シギー吉田、ケロッピー前田プロフェッサーより、誕生日を祝うメールが届いていた。

そこでようやく、今日が誕生日だったことを思いだした。

 

今日をもって満62歳である。

文化史的には、芥川が眠剤自殺した日「河童忌」だ。

眠剤は遊びに限る。

 

が、気づけばラブホのベッドで、隣に馴染みのオカマがはにかんでいて、とどめは両の眉毛がなかったりもする。

(風呂に一緒につかりながら「剃れ」と彼女に命じたそうな)

 

彼女はとっくの昔に、この世をおさらばしちまった。

二丁目の路上で倒れ、それっきりだった。

オカマの寿命は短い――とよくいわれる。

(女性ホルモン注射過多のせいだと思われる)

 

私より5歳年下といっていたが、実は5歳年上だった。

盗撮した私の写真を、常に財布へ入れてたっけ。

「愛いやつ」

ベッドで目覚めたあと、彼女に悪いんで、造られたもんの奥の暗がりへ挨拶した仲だった。

合掌。

 

また、前田くんによると、

「今日は、性器ピアスのポルノ女優、アニー・スプリンクルのバースデーでもある」

とのこと。

 


●伝説のピアス専門誌『PFIQ』の表紙。

 

 

昨日の午後3時前後、炎天下、池袋駅前のクリニック(男性ホルモン注射)を往復したせいで、目覚めた途端、ひどく具合が悪い。

吐き気、微熱、異常発汗、めまい、なにより異常にからだが重い。

 

62歳の誕生日の目覚めにふさわしい体調だ。

薬を飲み、血糖値を計ると「102」。

こんなときは、食欲がなくとも、なにか腹にいれなきゃいけない。

 

 

[62歳最初の食事]

●バナナ

●ビスケット2枚

●ミルクティー

 

 

まさしく老人の食事だな。

とはいえ、55歳で死ぬはずだった私が、7年後にモノを口にしてるなんて、いささか、不思議なおめでたさを感じる。

さて、線香を立てよう。

 

 

[今週の曽根のお勧め作品/昭和40年生まれの映画レビュー室40『不連続殺人事件』YouTube]

『八つ墓村』のメイントリック〈ABC殺人事件の複数化〉を詳細解説! 安吾が仕掛けた読者への挑戦状や映画版の解説などお楽しみいっぱい!!| 映画と原作シリーズ

■安吾の原作は現在「青空文庫」で(無料で)読むことができる。

 

 

●坂口安吾の探偵小説の傑作『不連続殺人事件』を忠実に映画化したATG作品(曽根中生監督)を、懇切丁寧に解説したYouTube番組。

 

●解説者2人は同世代(私は昭和39年生まれ)なので、彼らが解説する映画はたいがい観たことがあるし、とても丁寧に解説してくれるんで楽しい。この映画『不連続殺人事件』(1977年)も、原作小説と映画を一緒に紹介してくれるので、もはやどちらの記憶も薄れている私の記憶を呼び覚ましてくれるので1時間半があっという間だった。

 

●そうか、もう「青空文庫」で読めるのか。最初に読んだのは高校生のころで、確かに最初、登場人物が多すぎて、諦めかけたことを思いだした。が、頑張って読み進めるうちにのめりこみ、犯人とそのトリックを明かされたときには、その手際の素晴らしさに、深夜(3畳の部屋で)手を叩いたっけ。

 

●安吾は「小説がへただ」といわれるが、そんなわけはない。小説らしい小説、この作品や『信長』を読めば、その筆力が、そこらの作家とケタが違うことは明白だ。そして、この作品こそ、安吾のチカラワザの筆力が生みだした、探偵小説の金字塔なんである。

 

●曽根中生は同じ苗字だったので、勝手に最初から愛憎を抱いてしまい、その作品への点はかなり辛かった。どおくまん原作の『嗚呼‼ 花の応援団』(1976年)にしろ、ストリート・スライダースのライブから始まる『BLOW THE NIGHT 夜をぶっとばせ』(1983年)にしろ、やっさん主演の『唐獅子株式会社』(1983年)にしろ、吉行淳之介師匠の作品名を使った『夕ぐれ族』(1984年)にしろ、まったダメダメだった。

 

●しかし、この『不連続殺人事件』は、「お?」と思わせた記憶がうっすらと残っている。ま、原作が安吾だからな。でも、彼ら2人の解説を聞いて、あらためて観たい気持ちが強くなった。YouTubeで無料公開を待とう。NETFLIXには永遠にありえないだろうから。

 

 

 

 

薬もバナナも食べたことだし、もはやこの体調では、眠るしかない。

あらがっても無駄なことだ。

眠剤が欲しいな。

おやすみなさい。

 

今週21日の明け方、いまラスベガスにいるというHIROさんからメールがはいった。

嬉しい決定がなされたという内容である。

私も嬉しい。

まだ、あなたへは伝えられないが、再来月あたりになったら公開できるだろう。

 

その日は、けっこう長く多幸感があった。

ま、からだの刺痛がひどく、オピオイドを1錠足したからだろう。

アメリカで暮らしていれば、医療用大麻を、日に半オンスは吸っていたはずだ。

なんならそのまま、ムシャムシャ食っていたかもしれない。

「腹効き」は効くまで1時間以上かかるが、その後は長いし、そもそも吸うのがめんどくさい。

 

とはいえ、アメリカで暮らしていれば、とっくに死んでいただろう。

酒はもちろん、ハードドラッグが満ち溢れているのだし、私の「too muchな性格」だと、40歳まで生きていられるわけがない。

ただし、現在のアメリカの状況は、決してドラッグ過多のせいじゃない。

あんな空っぽの異常者が大統領ってことは、それだけ国家構造が狂ってるってことだ。

 

『アメリカン・サイコ』(1991年)の主人公パトリックは、80年代からドナルド・トランプを崇拝していたっけ。

つくづく、われら人類の「奴隷根性」ってやつは骨がらみだ。

ま、反抗心も骨がらみであるか。

 

先輩雑誌編集者でもあった山田五郎氏が亡くなった。

また少し、世界が淋しくなった。

合掌。

 

読んでくれてありがとう。

読んでくれたってことは、あなたから誕生日を祝ってもらったことにひとしい。

ま、勝手だが、勝手に思える性格が、どうにか私を62歳まで生かしたのだろう。

 

今日は私の誕生日であるが、おふくろ富ちゃんの命日でもある。

部屋には、カンナビス代わりの、線香のけむりがただよっている。

「出してくれるとこもないのに書きつづけるなんて、けんって、えらいね」

最初で最後に息子を褒めた数分後、彼女は昏睡し、私を生んだ日に死んだ。

 

「よっぽど褒めることがなかったんだろうな」

これだから私は、相棒のユージから「マザコン」呼ばわりされるのか。

合掌。

よい夢を。

 

 

 

[曽根の掌編収録アンソロジー文庫発売中]

■曽根の掌編「牛乳屋のおんちゃん」も収録されているアンソロジー文庫本『フッハッ!な純文 鴎外から棒一まで』河出文庫/1,210円

■鴎外、芥川、太宰、安吾、織田作之助、町田康、他全21編

 

 

 

[NMIXXつれづれ草]

■Billboardが選ぶ『2026年現在の最高の25枚のK-POPアルバム』

 第3位:NMIXX 《Heavy Serenade》

※以下は翻訳機能で出した文章をやや手直したもの。

 

 

●去年、極めて高い期待を背負ったシングル曲「Blue Valentine」は、Billboardにより2025年の最優秀K-Pop楽曲「年間K-PopソングNo.1」に選ばれ、同名のフルアルバムも年間アルバムチャートで第2位を獲得した。

 

●今年3月に発表された6曲入りEP『Heavy Serenade』は、幸運なことに、そうした基準を満たすだけでなく、基準を新たな高みへと引き上げた。

 

●このEPは、「Crescendo」の不気味な雰囲気と、途切れ途切れの進行を伴う実験的なサウンドで幕を開ける。この曲は4月28日にMVを通じて先行公開され、5月11日発売のEPのプレヒートとなり、NMIXXが再び奇抜で他に類を見ない作品をもたらしたことを皆に宣言するかのようだった。

 

●メイン曲「Heavy Serenade」は、感情的な緊張感に満ちた「electro rock-pop」へと一気に突入し、6人のメンバーのヴォーカルがすべて最前線に押し出され、再びこれは確実で大成功を収めた代表作(another sure-footed smash)であることを証明した。

 

●しかし、このEPで最も控えめでありながら最も輝かしいハイライトは「Different Girl」だ。まず注目すべきは、これがBAEにとって初の歌詞制作参加であり、彼女のややウブながらも誠実な創作が、このEPで最も大胆な感情的ブレイクスルーを生み出したことだ。

 

■NMIXX “Different Girl” (Official Audio)

 

 

●これは純粋な執着についての曲だ。NMIXXは曲中で一人の「彼女」を繰り返し歌うが、歌詞は意図的に渇望の対象と自己投影の境界を曖昧にし、思わせぶりな開放性を残している。

 

 

●「Who can deny her? Different girl… / So, I fell in love, different girl.」まさにこの曖昧で未解決の感情が、この曲の余韻を、そのリズミカルなトラップポップ編曲をはるかに超えて響かせ、曲が終わった後も心に残り続けるのだ。

 

 

 

[処女詩集販売中]

『火舌(かぜつ)詩集 Ⅰ ハードボイルド・ムーン』

著者:曽根 賢(PISSKEN)

ドローイング:佐藤ブライアン勝彦

 

判型A5/平綴じ/96ページ

部数:300部

税込み価格1320円

 

さて、販売方法だが、以下の2つの書店で、通信販売、また店頭発売します。

2書店のサイトを検索してもらって注文してください。

ネット注文できない私のようなひとは、誰かに頼んで注文しましょう。

 

※詩集には私のサインが入っています。

 

「タコシェ」

http://tacoche.comであれば要注意(ボーダーライン)、8.5pg/ml以(シングル小説もセカンド&サードも注文できます)

 

「模索舎」

http://www.mosakusha.com/

 

「阿佐ヶ谷ネオ書房」

※書店販売のみ

 

尚、くどいようだが、この処女詩集は、あくまで『火舌詩集』のⅠであって、今後あと2冊を発行します。

3冊合わせて『火舌詩集』となるので、ぜひコンプリートしましょう。

※「火舌」とは中国語で、火事の際、窓から吹き出し、壁を舐める炎をいう。

 

[サード&セカンド・シングル通販中]

●A面「PISS(INTO)MY HEROES」
●B面「七曲荘二〇三号室」

 

●セカンドシングルのジャケット。被写体は細菌学者の志賀潔。撮影は土門拳。

 (ファーストは売り切れ)

●1,600円(発送代込み)

 

●アドレス:pissken420@gmail.com

――以上へいったん、欲しい旨のメールをください。

(ファーストは売り切れ)
 

『キャンプ日和』(河出書房新社)

キャンプ小説&エッセイのアンソロジー。トリに曽根 賢の短編「二つの心臓を持つ川の縁で」が掲載されています。

 

『点線面』5号(ポンプラボ)

曽根 賢の特集と、論評風の新作エッセイが載ってます。詳しいことはネットで検索してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「深雪荘日記」

 

●[連載第234回]

「我らの世代を看取る我らの世代の墓碑銘」

 

「」         

佐藤ブライアン勝彦●作品&文章

 

 

届き次第、

アップします。

 

 

 

 

●韓国雑誌の表紙を飾るNMIXXのメインラッパー、ジウ(21)。ほう、本名は金智羽というのか、私好みの字面であるな。

 

●Billboard THE 25 BEST K-POP SONGS OF 2026 (SO FAR): STAFF PICKS NMIXX 「Crescendo 」5位。

 

■NMIXX “Crescendo” M/V

●5位はかなり低い。ビルボードはB面に対して視線が低いため。

 

 

 

 

 

7月16日(木)鬼子母神は晴れ。

 

茗荷。

ミョウガ。

「仕様が(生姜)なければ茗荷がある」

『正倉院文書』にも記述が見られる、英名「Myoga/Japanese Ginger」である。

 

齢を数えれば数えるほど、舌が喜ぶミョウガだが、なんと、食用にしているのは日本だけなんだってね。

むろん、栽培しているのは日本だけ。

3本パックで120円。

中国、韓国、台湾、東南アジア全域の農民(&貧民)よ、一攫千金がここにあるぞ。

 

 

薬味以外に、ミョウガの食べ方としてよくいわれるのが天ぷらだ。

茗荷農家のおっちゃんがいうには「豚バラで巻いて天ぷら」にするのが1番だとも。

 

天ぷら好きの私だが、しかし、家で天ぷらを揚げたことはない。

天ぷらは外で食べるに限ると考えているからだ。

ゆえに「ミョウガの豚バラ巻き天ぷら」の味を知らん。

(ほら、専門店じゃ、豚バラとか揚げないからさ)

 

誰か揚げて食わしてくんないかなあ。

そういや、そもそもミョウガの天ぷらを喰ったことあんのかな?

茗荷だけに、すっかり忘れてしもうた。

 

 

[朝食兼昼食]

●ととろ鶏(稲庭)うどん

●つけ汁(とろろ、塩茹で鶏もも肉少量、ミョウガ、ネギ、ワサビ)に、食べるラー油、海苔で味変して

●温泉卵

●煎茶

●板チョコ少量

 

 

今年はこればっかりだな。

ま、まだ飽きず、うまい。

薬味はミョウガがいちばん。

 

鶏肉と温泉卵は、61歳の蛋白質補給のためだ。

昨日、鶏もも肉が半額だったので、さっそく塩茹でしといたのだ。

(一緒の鍋で温泉卵もつくった)

 

おとついから豆腐が冷蔵庫にあるので、夕食はミョウガの冷奴を食べよう。

 

 

[今週の曽根のお勧め作品/つげ義春「別離」1987年]

 

●ひとの倍の「自滅回路」を持って生まれた作家といえば、漫画家つげ義春だが、その絶筆となったこの「別離」は、最期とばかり「自滅回路」全開フルスロットルさせて走り切った奇跡の作品である。

 

●以前ここに短編「海辺の叙景」を紹介した。そこには初々しい抒情性や、ロマンスへの期待が満ちていた。しかし「別離」はそんなもん一切を豚の餌とし、作者が「遠慮なく暗さをまき散らしてやろうと思っている」と言う通り、主人公が自滅へ一直線に堕ちてゆく様を描き切っている。

 

●そこにはユーモアさえない。他の男と通じた女へ「何回やったんだ」と訊き、「1回ならいいが4回はダメだ」と崩れ落ちる主人公を嗤える男はいない。その問いと答えは狂おしいほどクールだ。勃起したまま長い長い小便をする様は、リアルを超えたクールなんである。

 

●後年のインタビューで、つげは「この作品で描くべきことは描き切った」という趣旨の発言を残している。彼にとって「描くべきこと」とは、いったいなんだったのだろう。おのれの「自滅回路」を紙の上で全開にし、その情景を描ききることであったか。

 

●つげは常に、自滅回路を作動させた男たちを描いてきたが、この作品の最後は、死の寸前の淋しさ、ほの明るさ(涅槃の燈明)、終わりの静けさと安らぎ、後悔といっしょに灰となった心臓。読む者さえ死へ向きあわせるヴィジョンを描いている。しかし、あくまで「寸止め」なのだ。

 

●ひとの倍の「自滅回路」を、作品に転嫁させなくては、生きてゆけなかっただろうし、転嫁する作品を見出すことこそ、われわれ読者の生きる道なのだ。と、つげは「何も語らず」突きつけてくるのである。クール。何度でも言う。マジでクールだ。

 

 

 

 

 

昨日の朝方(確か5時過ぎ)、昼〆切りの連載詩を担当Tへ送った。

「すまん、今回はすこぶる景気の悪い詩になってしまった」

すると、まだ寝ていなかったのか、さっそく担当Tより返信があった。

「ホントに景気が悪いですねえ、まあ、久しぶりだし、OKです」

 

先週末から、昨日の朝までかかった。

たった8行に。

(ま、1行がかなり長いんだけどさ)

 

最後はもう、眼をつぶって担当Tへ送ったのだった。

「疲れた」

昨日の午後以降(今日になっても)ずっとからだが重く、頭もぼんやりしている。

病人のバカが、たまに頭を使うとこうだ。

 

 

夜になって、宮にい(同い年のデザイナー)から電話があった。

先日「仲野茂バンドを観に京都へ行こうぜ」と、無茶な誘いをしてきた以来だ。

(もちろん断った)

 

「ケーキ食べれる?」(宮にい)

「ああ」

「煙草は何を吸ってんの?」

「ハイライト」

「じゃ、27日、ボスYに案内してもらって、ヒロシと遊びにいくね」

 

ボスYは宮にいの弟子、ヒロシは元同僚である。

ヒロシは年下だが、私と相棒のユージがコアマガジンに『BURST』を持ち込んで、最初期から一緒に遊んだ仲である。

久しぶりに皆に会えると思うと、ひどく嬉しい。

 

 

 

7月17日(金)鬼子母神は大雨のあと小雨。

 

午前10時、外は豪雨だ。

雨音が凄まじい。

なんで、トウモロコシ3本を茹でた。

 

 

[朝食兼昼食]

●トウモロコシ1本

●バター・トースト(ピーナッツバター)

●温泉卵2つ(食べるラー油&そばつゆ)

●「ココナッツサブレ」1パック

●ミルクティー

 

 

茹でたてのトウモロコシ(1本140円)は旨い。

豪雨の響きにぴったりな味だ。

ピーナッツバターの他に「ココナッツサブレ」は余計だが、5年前のアル中病棟以降、酒の代わりに覚えてしまったブツだ。

 

それにしても、YouTubeを観るかぎり、酒と煙草は、人気がないな。

どころか、真っ向から否定されている。

嫌煙は80年代からだが、酒が若者に、ここまで人気がなくなったのは、やはりコロナ渦以降か。

 

 

現在の私も、コロナ渦以降、酒はやめた。

が、それは、病体のせいだ。

昭和39年生まれの、アル中病棟まで経験した私としては、酒を呑まない「青春」なんて想像がつかない。

 

なぜなら、日本で、ほぼ唯一の合法ドラッグなのだから。

若いからだと精神が、ドラッグを必要としないなんて(私の脳内世界では)ありえないのだ。

理由は単純「楽しい」からだ。

 

無論、極論。

「楽しい」のは、常にたまたまの偶然だし、決まって初期にたたき出す「快楽の最大値」は、その後、決して2度と味わうことはできない。

(そ、中学生の射精時の快楽のように)

 

ま、いまの若い衆だって、陰じゃ、いろいろやっているのは聞いている。

実は90年代以上に、様々なドラッグが撒かれているとも聞いている。

しかし、それはやはり、ごく狭いコミュニティだけなのだ、90年代と同じように。

 

「トー横キッズ」が、市販薬のオーバードーズで、舌を青く染めて、スズメみたいにばたばた道端に倒れているなんて、不憫でしようがない。

「他にやるもんがいっぱいあるだろ!?」

と、元ドラッグ・カルチャー誌『BURST HIGH』編集長は、いきどおりを憶えてしまう。

 

とはいえ、そんなもんで「捕まりたくない」ってことは自明の理だ。

 

しかし、青年の体内のホルモン・バランスは「疾風怒濤」症状であり、ドラッグはそのクスリなのだ。

(気の迷いに気の迷いをぶつけて相殺する呪術みたいなもん)

 

クリスタル・メスなんてカッコつけても、シャブはシャブだし、ポン中はポン中だ。

 

フェンタニルなんて「魔薬」が登場し、ドラッグ・カルチャーは後退、次の新たなドラッグを性急に求む。

 

日本にも「ピンク・コカイン」は撒かれているそうな、ぜひ体験してみたい。

(いまも『BURST HIGH』があったとしたら、表紙&巻頭特集はピンク一色であろう)

 

わかいんだったらからだなんてきにせずめちゃくちゃやれや!

 

 

あ、後遺症が。

やばいやばい。

酒毒、薬毒、煙毒。

昭和39年製シナプスの劣化。

つくづくお気の毒なかただ。

 

 

[夕食]

●コンキリエ(貝殻型パスタ)のボロネーゼ(ブロッコリー&茹で卵を足して)

●レトルトのコーンポタージュ(大家さんからの頂きもの)

●ミルクティー

●板チョコ少量

 

 

今夜もまだ、旨い。

寸胴鍋9分目つくったボロネーゼ・ソースは、なんと、まだ1食分残っている。

コンキリエは2袋目だ。

(ひと袋280円と安い)

今年はずっと、コンキリエになりそうだ。

 

 

■2027年1月末開催予定 『BURST展 』at ギャラリー白線 「ピスケンの部屋」 に向けて、ピスケンの半生を振り返る『 BURST公開会議 』番外編 「ピスケンの部屋」 Vol.1 誕生から編集者前夜。

 

 

 

 

おやすみなさい。

 

ロック誌『ロッキン・オン』の創立メンバーで、その後作家となった故・松村雄策は、ソロ・デビューも果たしたミュージシャンだった。

彼がソロになる前のバンド名が「自滅回路」。

頭脳警察に影響されたとのことだ。

(あのもりやんも影響を受け、モッズの前身は「開戦前夜」というバンド名だった)

 

男には常に狂気がついてまわる。

誰にも「自滅回路」が内蔵されているからだ。

「疾風怒濤」の時期には、勝手にそいつが作動してしまう。

(ドラッグがスイッチとなりやすい)

 

父方の曽祖父は、嵐の晩に奇声を発して闇に走りだし、それっきり帰ってこなかった。

母方の曽祖父は、妻子を置いて北海道へ「特高」として赴任し、そこで新たな家族をつくり、なぜか30年後、手ぶらで帰ってきた。

 

その血を受け継いだ私は、これでもまだ「まとも」なほうだ(と思いたい)。

つまり、私の「自滅回路」は、まだ「正常に」作動していない。

「ひとり漂流教室」(まるC 前田くん)と呼ばれる私だが、学校にキチガイ教師がいないだけマシであるし、「ひとり特攻精神」も作動していない。

 

私の場合「誤作動」の人生だ。

嗚呼、いつ正常に作動するやら。

スイッチならピンクコカインを望むな。

 

男は誰もが自滅する権利をもっているのだし。

 

 

あ、また後遺症が。

やばいやばい。

でもさ、曽祖父たちはキチガイであったけど、反面、社会からの逃亡奴隷であり、文化の「コンデンサ」であったんじゃなかろうか。

 

自滅回路=カルチャー・コンデンサ。

この妄想も後遺症かな。

あなたの自滅回路は正常だろうか。

余計なお世話か。

ま、おたがいピンクを手にしたいよね。

「仕様がなければ茗荷がある」

よい夢を。

 

 

 

[曽根の掌編収録アンソロジー文庫発売中]

■曽根の掌編「牛乳屋のおんちゃん」も収録されているアンソロジー文庫本『フッハッ!な純文 鴎外から棒一まで』河出文庫/1,210円

■鴎外、芥川、太宰、安吾、織田作之助、町田康、他全21編

 

 

 

[NMIXXつれづれ草]

●「NMIXXは、英国大使館の『Women & Girls Empowerment』キャンペーンのアンバサダーとして、チャールズ3世国王の妹であるアン王女と会いました。 世界中の女性と少女たちをエンパワーすることの重要性を強調する、意義深い瞬間です」とのこと。

 

 

●NMIXXは初期から「女子高の学祭グループみたいでプロっぽさに欠ける」と言われつづけてきた。なるほど、確かに他のグループと比べると「そろっていない」感が強い。

 

●まず、背格好、スタイル、顔つきがそろっていない。踊りもそれぞれスタイルが違う。なにより歌が、毎度音源とは違う。なにもかもが「あらかじめ」そろっていなんである。

 

●しかし、それは「マスゲーム」的にそろっていないんであって、6つの肉体が一体となった弾力性は、すこぶる強力なのであった。彼女たちは皆「おきゃん」という性質で一体となれているのだ。

 

●そろって見えないほど、6人はそれぞれ弾けており、しかし「おきゃん」という一点で一体となり、歌も踊りも「野生の女子高」を思わせるのであった。つまり「生命力」が野生なんである。

 

●さて、その「野生性」が、いかにソフィスティケートされてゆくのか。それは突然やってくる。感激と一緒に淋しさを連れて――といえば、あまりにセンチメンタルであろうか。いや、そのセンチメンタルこそ、私の視線の定位置なんである。その位置にいつづけさせるのが、NMIXXの肉体性なのだ。

 

 

●なんて、あまりにキモい。キモい老人の視線だ。「おきゃん」とは性的に未熟だということだろ。そう、NMIXXは皆「とんでもなく色気がない」と初期から3000回は書いてきた。しかし、当然、自然界のおきてのように、色気が出始めてきた。いやあ、キモい老人は眼を伏せがちなのだ、このごろ。来週62歳になろうとしているのに。おまえは中学生か。以上、消さずにアップしておこう。

 

 

■(FULL CONCERT) NMIXX - ZERO FRONTIER IN KAOHSIUNG

 

 

 

[処女詩集販売中]

『火舌(かぜつ)詩集 Ⅰ ハードボイルド・ムーン』

著者:曽根 賢(PISSKEN)

ドローイング:佐藤ブライアン勝彦

 

判型A5/平綴じ/96ページ

部数:300部

税込み価格1320円

 

さて、販売方法だが、以下の2つの書店で、通信販売、また店頭発売します。

2書店のサイトを検索してもらって注文してください。

ネット注文できない私のようなひとは、誰かに頼んで注文しましょう。

 

※詩集には私のサインが入っています。

 

「タコシェ」

http://tacoche.comであれば要注意(ボーダーライン)、8.5pg/ml以(シングル小説もセカンド&サードも注文できます)

 

「模索舎」

http://www.mosakusha.com/

 

「阿佐ヶ谷ネオ書房」

※書店販売のみ

 

尚、くどいようだが、この処女詩集は、あくまで『火舌詩集』のⅠであって、今後あと2冊を発行します。

3冊合わせて『火舌詩集』となるので、ぜひコンプリートしましょう。

※「火舌」とは中国語で、火事の際、窓から吹き出し、壁を舐める炎をいう。

 

[サード&セカンド・シングル通販中]

●A面「PISS(INTO)MY HEROES」
●B面「七曲荘二〇三号室」

 

●セカンドシングルのジャケット。被写体は細菌学者の志賀潔。撮影は土門拳。

 (ファーストは売り切れ)

●1,600円(発送代込み)

 

●アドレス:pissken420@gmail.com

――以上へいったん、欲しい旨のメールをください。

(ファーストは売り切れ)
 

『キャンプ日和』(河出書房新社)

キャンプ小説&エッセイのアンソロジー。トリに曽根 賢の短編「二つの心臓を持つ川の縁で」が掲載されています。

 

『点線面』5号(ポンプラボ)

曽根 賢の特集と、論評風の新作エッセイが載ってます。詳しいことはネットで検索してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[深雪荘日記]

 

●[連載第233回]

「我らの世代を看取る我らの世代の墓碑銘」

 

「」         

佐藤ブライアン勝彦●作品&文章

 

 

届き次第、

アップします。

 

 

 

 

●今週の表紙のNMIXXリーダーのへウォン(23)。映画『砂の女』(1964)の岸田今日子のエロスに、顔だけならタメ張れるな。この表紙は必ず「売れる」やつ。雑誌編集長20年の眼に狂いなし。

 

 ■음율( UmYull )「彼此一般」Covered by NMIXX HAEWON

●へウォン22歳の誕生日に発表された、韓国エモロックのカバー。こっちのへウォンは韓国ドラマに出てくる、男を振り回す可愛い女子大生の笑顔と歌声である。恐ろしい。

 

 

 

 

7月7日(火)鬼子母神は曇り。

 

PANTA「七夕忌」四回忌。

合掌。

 

午前9時起床。

今日も快便である。


 

志賀直哉に「沓掛にて」という芥川龍之介への追悼文がある。

その中に、芥川と一緒に山本悌二郎(国粋主義的政治家)邸を訪ね、絵を見せてもらい、昼食を出されたときのエピソードが書かれてある。

 

その膳のメインは、鰯(いわし)の塩焼きだった。

「下魚を食わしやがった」と、芥川は憤慨したといわれる。

しかし、志賀はこう書く。

 

「これは後で芥川君がいったというのを伝え聞いたが、鰯の塩焼を食わされたといっていたという。また聞きで、はっきりした事はいえないが芥川君がそれを苦笑の気持でいったとすれば、私は丁度その反対だった。膳には他のものもあったが、その鰯が一番うまかったからだ」

 

貴族趣味の芥川にとっては「下魚」かもしれんが、殿様の末裔・志賀にとっては「目黒のサンマ」なわけで、なにものも旨いかどうかが大切なのである。

 

と、いうわけで、今日の私の「遅い朝食兼昼食」も、鰯(一夜干し)3尾の塩焼きである。

フライパンで焼きながら、大根をおろす。

 

 

[朝食兼昼食]

●鰯の塩焼き3尾

●大根おろし

●具沢山ひじき煮(総菜屋)

●うま煮(里芋・人参・玉蒟蒻・筍・竹輪/総菜屋)
●梅干し・たくわん

●豚汁の残り(ネギを散らし、三つ葉を盛って)

●ごはん

●煎茶

●板チョコ少量

 

 

「鰯の頭も信心から」であるからにして(大根おろしと共に)少ない歯で、頭を齧り喰らう。

旨い。

総菜屋の「うま煮」の玉蒟蒻もワンダフル。

 

久しぶりの「身になる」食事であった。

塩分は「昭和の東北人」並みであったが。

(さすがにインスリンは通常10単位のとこを12単位射った)

 

 

[今週の曽根のお勧め作品/シギー吉田詩写真集『絶景』2026年7月7日発売]

■曽根と同い年のシギー吉田。セルフ・ポートレートもワンダフルだ。

 

 

●頭脳警察、PANTAのオフィシャル・カメラマンとなった2001年から、3年前のPANTAの死の寸前までを撮った、シギー吉田の「詩写真集」。詩とは、シギーが選んだPANTAの歌詞の抜粋で、PANTAが歌う姿に載せてある。

(その選びの好みが、まったくオレと同じで嬉しい)

 

●また、タイトルの「絶景」は、警察の歌からであり、本人曰く「いちばん近くで観てきたPANTAの姿」を現した言葉だという。PANTAの死のショックから、撮りためてきた写真の整理ができず、ようやく3年後の命日に、こうして自ら編み、デザインした写真集が発売されることとなった。

(身内は「警察」と呼ぶ。ダメだよ「身内」だけだからね)

 

●シギーの写真の特徴は、まさに「被写体に近い」ことだ。物理的に距離が近いというより、視線の焦点が深いというか、視線が喰らいつき加減というか、対象の深部まで貫く眼光の持ち主である。ゆえに肖像写真を撮らせたらピカイチだ。

(シギーは「松葉杖カメラマン」なので、ボディはそうアクティブに動けない。から? かもしれない)

 

●今作でも、シャウトするPANTAはもちろん、新宿ロフトでのメンバー写真、京大西部講堂の楽屋、横浜赤レンガ倉庫前の警察2人、などが素晴らしい。白眉は、若き頭脳警察を従えた2020年ラ・ママであろうか。めちゃくちゃカッコいい。左きき用テレキャス姿のPANTAを、私は生で観ることがかなわなかった。

 

●最後の写真は、死の寸前のPANTAであるが、その笑顔は、私が出会った32年前と変わらず、さすがにしんみりする。が、その最期を撮ったのが、ダチのシギーだと思えば、32年間の走馬灯が渦を巻き、結局「これでいいのだ」と、バカボンパパはヘッドホンで『クリスタル・ナハト』を聴きながら、あらためて「絶景」を眺めるのであった。

 

 

 

 

2つの詩の推敲を、ここ2週間つづけてきたが、諦めた。

しようがない。

で、別の長詩をとりだした。

 

いきなり3行目から直しがある。

「終わらない編集と原稿はない」

と、自分へ言い聞かせる。

が、果たして、ほんまかいな。

 

結局、夕食は摂らなかった。

 

 

 

7月10日(金)鬼子母神は晴れ。

 

午前9時に目覚める。

久しぶりに熟睡した。

悪夢も見なかった。

たぶん、ここ数日の「身になる食事」と、快便のおかげであろう。

 

今年、初めて「暑い」と感じる。

で、3時過ぎ、ボロネーゼ・ソースを作りはじめた。

買い物は昨日のうちに済ませてあった。

 

まず、塩胡椒した粗挽き肉(豚)700グラムを、アーリオ・オーリオ(※)で、崩さずに焼く。

(※ニンニク&赤唐辛子を弱火で揚げたオリーブオイル)

フライパンの油脂はそのままに、焼いた肉を寸胴鍋へ落とす。

 

玉ねぎ3つのみじん切りと、すりおろした「人参1本&セロリ2本」を、弱火で時間をかけて炒める。

焦げる寸前まで炒め、寸胴鍋へ落とす。

 

オリーブオイルで、ナス6本の乱切りと、食べやすく切ったエリンギ1パックを炒め、やはり寸胴鍋に落とす。

 

そこに、安い赤ワイン半本と水をそそぎ、アルコールが飛ぶまで沸かす。

次いで、トマト缶詰3本、水を足し、煮こむ。

ウスターソース、バターを足す。

 

昨日の午後に干した、洗濯物を取り込む。

たたんで押し入れにしまう。

 

寸胴鍋の味見をして、塩と砂糖を足し、味を決める。

はい、これで「寸胴鍋9分目」、のボロネーゼ・ソースの出来上がり。

 

次いで、湯に塩を入れ、コンキリエ(小さな貝殻型のショートパスタ)を茹でる。

大きな丼ぶりに、茹で上がったコンキリエを落とし、ボロネーゼ・ソースをたっぷりかける。

その上に、バジルソースを振り、温泉卵をそえ、食卓へ。

 

スプーンをとる前に、ぐっしょり重いTシャツを着かえる。

で、ようやくスプーンでしゃくったのが、午後7時過ぎ。

「5時間かあ」

 

旨い。

が、やはり疲れた。

が、やはり旨い。

麺もいいが、スプーンでしゃくれるショートパスタが気楽だ。

「おいしゅうございました」

 

これから10日間、1食は「トマト味」だ。

オムレツや鶏肉のソテーにかけても良し。

で、寸胴鍋を食べきったら、次はもちろん、寸胴鍋9分目のカレーである。

 

クリームシチューの季節になるまで、この2つが繰り返される。

「旨くて気楽がいちばん」

合掌。

 

 

「恋に焦がれて鳴く蝉よりも、鳴かぬ蛍が身を焦がす」

もうすぐ、この都々逸の季節だな。

「末は袂を絞ると知らで、濡れてみたさの夏の雨」

「雷の落ちる拍子に後家も落ち」

そんな夏がやってくる。

おやすみなさい。

よい夢を。

 

 

 

[曽根の掌編収録アンソロジー文庫発売中]

■曽根の掌編「牛乳屋のおんちゃん」も収録されているアンソロジー文庫本『フッハッ!な純文 鴎外から棒一まで』河出文庫/1,210円

■鴎外、芥川、太宰、安吾、織田作之助、町田康、他全21編

 

 

 

[NMIXXつれづれ草]

●今回、突然、ショートヘアを晒したへウォン。髪を金髪に染めてボロボロになったため、といわれている。が、ショートにするならベリーショートにすべきだった、と、ベリーショート好きの61歳は舌打ちしたのだった。

 

●11日12日台湾公演のために飛行機に乗ったのだが、台風のため11日公演は中止となり、13日に繰り越しになった。

 

■NMIXX「Heavy Serenade」 [Music Bank] KBS WORLD TV 260522

●へウォンはプレ・デビュー以来、ファルセットがうまいと定評があったが、私の好みからするとヴォリュームが足りないと思ってきた。JYPでは、ヴォーカルは「息」が半分入った歌唱が是とされてきた。その教えにたぶんJYP史上1番忠実だったNMIXXリーダーは、欧米のファルセット歌唱と比べると弱く感じるのであった。

 

●が、今回のシングル「Heavy Serenade」の2番目のサビのファルセットは、ヴォリュームもあり、何より艶がある。欧米人とは違うアジア人のファルセットとしての魅力が発揮されているのであった。

 

●ずっとヴォーカルの上達に勤勉であったリーダーであるが、明らかにここ2年、他のメンバーの上達と比べ、自他ともに伸びしろが見えなくなっていた。特にリリーと離されてきたように私は感じていた。

 

●しかし、ここにきて、精神的ブレイクスルーが彼女にあったと感じる。満面の笑みで歌うへウォンを観ていると、まだまだ、この先に大小のブレイクスルーがあることを予感させてくれる。それはNMIXXのブレイクスルーに直結する予感である。それが6人それぞれに感じるのだから、ファンにはたまらないのだ。

 

 

 

[処女詩集販売中]

『火舌(かぜつ)詩集 Ⅰ ハードボイルド・ムーン』

著者:曽根 賢(PISSKEN)

ドローイング:佐藤ブライアン勝彦

 

判型A5/平綴じ/96ページ

部数:300部

税込み価格1320円

 

さて、販売方法だが、以下の2つの書店で、通信販売、また店頭発売します。

2書店のサイトを検索してもらって注文してください。

ネット注文できない私のようなひとは、誰かに頼んで注文しましょう。

 

※詩集には私のサインが入っています。

 

「タコシェ」

http://tacoche.comであれば要注意(ボーダーライン)、8.5pg/ml以(シングル小説もセカンド&サードも注文できます)

 

「模索舎」

http://www.mosakusha.com/

 

「阿佐ヶ谷ネオ書房」

※書店販売のみ

 

尚、くどいようだが、この処女詩集は、あくまで『火舌詩集』のⅠであって、今後あと2冊を発行します。

3冊合わせて『火舌詩集』となるので、ぜひコンプリートしましょう。

※「火舌」とは中国語で、火事の際、窓から吹き出し、壁を舐める炎をいう。

 

[サード&セカンド・シングル通販中]

●A面「PISS(INTO)MY HEROES」
●B面「七曲荘二〇三号室」

 

●セカンドシングルのジャケット。被写体は細菌学者の志賀潔。撮影は土門拳。

 (ファーストは売り切れ)

●1,600円(発送代込み)

 

●アドレス:pissken420@gmail.com

――以上へいったん、欲しい旨のメールをください。

(ファーストは売り切れ)
 

『キャンプ日和』(河出書房新社)

キャンプ小説&エッセイのアンソロジー。トリに曽根 賢の短編「二つの心臓を持つ川の縁で」が掲載されています。

 

『点線面』5号(ポンプラボ)

曽根 賢の特集と、論評風の新作エッセイが載ってます。詳しいことはネットで検索してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[深雪荘日記]

 

●[連載第232回]

「我らの世代を看取る我らの世代の墓碑銘」

 

「」         

佐藤ブライアン勝彦●作品&文章

 

 

届き次第、

アップします。

 

 

 

 

●現在、沖縄へ家族旅行中のNMIXXジウ(21)。さすが「ミス・コリア」といわれるヴィジュアルだ。が、今回アップされたヨーロッパ・ツアーのビデオでは、なんと財布もカードも持ってこなかったことが発覚。

 

「これから1か月どうするの」とリリーが驚き、ユーロ札を渡していた。ばんばんメンバーやスタッフに奢るくせに、そもそも金には頓着しないようだ。偉い奴である。

 

 

■NMIXX JIWOO X KYUJIN ‘Kendrick Lamar, SZA - luther’ Choreography Video

●NMIXXのメインダンサー・キュジン(20)とジウのダンス・フィルム。2人のダンスの違いが素人目にもよくわかる。ジウの関節の柔らかさは「天才」であるな。

 

 

 

 

7月2日(木)鬼子母神は霧雨ときどき曇り。

 

1日に時間差で、2つの台風が雑司ヶ谷に上陸したり、ここんとこ鬼子母神は雨ばかりだ。

気圧や湿度の変化に、ビビットにからだが反応するため、酷い体調不良、全身刺痛の毎日、なにより頭がスカスカである。

 

で、今回も当然、内容はスカスカだ。

ご了承くだされ。

あ、ガスは止まったままである。

 

 

午前11時10分、鬼子母神病院へ到着。

朝食は摂っていないから、血糖値は110と低い。

ゆえか、月に1度の楽しみ、愛しの愛子先生との対面なのに、とんと愚痴がさえない。

 

正午、担当Tへメールする。

払える金はあるのだが、ケイタイでガス代のQRコードの読み取りかたができない。

(払い込みバーコードへたどりつかないのだ)

なんで、以前のように、担当T頼みとあいなった。

 

さすがに、毎晩、湯沸かしポットで、うどんを茹でて食べるのに飽きた。

昨夜は、「じゃあ、そうめんにすれば」と茹でてみたが、やはり「麺」じたいに飽きたのだ。

(同じ「つけ汁」に飽きたともいえる)

 

 

[今週の曽根のお勧め作品/同人誌『没後20年の見沢知廉』2026年6月]

■2025年9月8月に開いたトークイベント『没後20年の見沢知廉』の記録集。

■B5/52頁/編=鴇田義晴/本山貴春/ 編集協力=平田竜二 

 

■上の模索社より手に入れることができます。

 

 

●去年の夏の終わりに、新宿ロフトプラスワンで開かれた座談会をメインとした追悼冊子。私も参加している。見沢さんには『BURST』で(初期から)連載してもらっていた。

 

●見沢さんが死んで、もう20年(9月7日で21年)が経ったのか。享年46。私より5歳年上だったから、生きていれば、まだ67歳だな。現在の新たな「政治の季節」まで踏ん張っていたなら、そりゃ(筆で)暴れ回っていただろう。見沢さんの大炎上を見たかったな。

 

●見沢さんは「右翼」だったが、より「反体制」だったから、連載の文章に「まずいな」と思ったことはなかったし、あのPANTAとも仲がよかった。ナチス党歌を爆音で鳴らしながら、PANTAが運転するロールスロイスで、御苑の辺りを流していたもんである。

 

●私たちの前では、よく笑い、よく笑わす、愚痴を一切口にしない男らしいひとだった。ま、相手する女子たちは大変だったようだが、あれだけの男前作家、どんだけわがままでもしようがない。

 

●早すぎる死であったが、長編『調律の帝国』1冊を残せたのは本当によかった。この1冊がある限り、こうして若いひとたちに、この先何度も墓をあばいてもらえるだろう。また、この冊子はそのたびに、一次資料としての価値が上がってゆくだろう。日本文学史研究家を目指すもの必読である。

 

 

 

 

午後3時15分、池袋のクリニックへ到着。

3週間ごとの男性ホルモン注射を受ける。

若い医者から体調を訊かれ、気圧と湿度の変化のせいで「最悪」と答える。

「この時期はみなさんそうなんですよ、夏になればよくなってくるでしょう」

さいざんすか。

 

帰りに、和菓子屋へ寄り、豆大福を2つ買う。

部屋へ着くなり、担当Tから電話が入り、これから部屋へ行くから、『BURST』のバックナンバーを1冊用意しててくれ、と切れる。

 

20分後、担当Tが部屋へ来て、差し出した豆大福を2秒で丸のみし、

「うまい!」

と、にっこり笑った。

偉い奴だ。

 

その後、バーコードを出して(?)もらい、一緒にコンビニへ向かう。

16,000円以上を支払う。

「ひと月ぶん? ふた月ぶん? 電気代も含まれた金額?」

わからん。

 

その足で、いわゆる「町中華」へ入り、定食を奢ってもらう。

私にとっては、この日、最初の食事である。

担当Tは酢豚定食、私は肉野菜炒め定食。

餃子ひと皿を2人で分けた。

 

「あれ? けっこうペロリと食べきりましたね」

そりゃ、そうだ。

ここ1週間ずっと、湯沸かしポットで稲庭うどんだったもの。

 

食べ終えると、担当Tは『BURST』を持ち、高田馬場の会社へ戻った。

私も深雪荘へ帰る。

(『BURST』の件は、そのうち話すときが来るだろう)

 

部屋へ着くなり、万年布団にぶっ倒れる。

からだが、コンクリ詰めドラム缶ほどに重い。

たちまち、マリアナ海溝の奈落へと落ちてゆく。

 

 

[夕食]

●冷たい稲庭うどん

●つけ汁(とろろ、生姜、「食べるラー油」、ミョウガ、ネギ、胡麻油)

●温泉卵2つ(自家製/小鉢に落とし、つけ汁をちょいとかけて、つるり)

●みかん(大家さんからの頂きもの)

●ミルクティー

 

 

結局、今夜も湯沸かしポットでうどんを茹でた。

ただし、氷水でしっかりと〆る。

まぶたをつむるほど、旨い。

 

ガスが通るのは明日だ。

それにしても、つけ汁に「食べるラー油」は出会いものだな。

たぶん、今年の夏中つづくのだろう。

 

 

おやすみなさい。

やはりガスは大事だな。

前の「七曲り荘」では、10年以上ガスが止まったままで、ずっと卓上コンロで調理をつづけた。

が、「深雪荘」でガスコンロに戻ったら、さすがに卓上コンロへ戻る気にはなれない。

 

ああ、からだがしんどい。

頭はカスカスだ。

「もうすぐ62歳か」

あなたの体調はいかがかな。

 

なにをやってもうまくいかないし、そもそもからだがおっくうだ。

そんなときは「眠る」がいちばん。

おたがい水深1920メートルの「チャレンジャー海淵」へ落ちてゆき、1つのティーパックでミルクティーをわけあおう。

金はなくとも雨はたっぷり。

女はいなくともミルクはたっぷりだ。

よい夢を。

 

 

 

[曽根の掌編収録アンソロジー文庫発売中]

■曽根の掌編「牛乳屋のおんちゃん」も収録されているアンソロジー文庫本『フッハッ!な純文 鴎外から棒一まで』河出文庫/1,210円

■鴎外、芥川、太宰、安吾、織田作之助、町田康、他全21編

 

 

 

[NMIXXつれづれ草]

●左から歌姫リリー(24)、マンネのキュジン(20)、我が推しソリュン(22)、偽マンネのジウ(21)、リーダー・へウォン(23)、泣き虫ガーリーのベイ(21)。

 

●現在休暇中のNMIXXは、みなそれぞれ家族と旅行を楽しんでいるようで、これはキュジンとママの写真。しかしさあ、右のママっていくつなんだろうな。キュジンには兄もいるから、二児の母親なのに、このスタイルと厚底とノリの良さである。親父の顔を見てみたい。

 

 

●2026年上半期(7月4日まで)のBilibili(中国の動画サイト)における、K-popガールズグループのMVで最もコメントが多いもの(10K超)は以下の通り。

 

1.NMIXX「Crescendo 」206K (Kpop史上3位 )

2.NMIXX「Heavy Serenade 」100K (Kpop史上4位 )

3.I-DLE「Mono」44K /4. ITZY「Motto」25K /5. AESPA「WDA」24K/ 6. I-DLE「Crow」18K /7. AESPA「Lemonade」16K /8. BLACKPINK「Go」14K

 

●なにやら中国の中高生が、コメント欄をチャット欄として使用するのが流行っているため、コメント数が多くなっているそうだが、それにしても、NMIXXの1位2位は断トツであるな。

 

●NMIXXファン(NSWER)は、私をみればわかる通り、いちいち語りたい男女なのだろう。つまりオタク度が高いし、異常な団結力をもったファンダムだ。それに野郎ファンがヤバい。

 

●エンサーの男女比は、他のグループと比べ、圧倒的に野郎が多い、それも本気(マジ)な野郎ばかりだから、せめて言葉という種をまき散らす行為に明け暮れるのであろう。種のない61歳も、せめて彼らにならって、これからも言葉をまき散らしていきたいもんだ。

 

■NMIXX “Crescendo” M/V

 

NMIXX “Heavy Serenade” M/V

 

 

 

[処女詩集販売中]

『火舌(かぜつ)詩集 Ⅰ ハードボイルド・ムーン』

著者:曽根 賢(PISSKEN)

ドローイング:佐藤ブライアン勝彦

 

判型A5/平綴じ/96ページ

部数:300部

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ネット注文できない私のようなひとは、誰かに頼んで注文しましょう。

 

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「タコシェ」

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