ガンでなけりゃ | 統合失調症で痔主の街金業者のつぶやき~過払い金請求のデメリット

統合失調症で痔主の街金業者のつぶやき~過払い金請求のデメリット

突然精神的に破たんをきたしクリニックへ通い、統合失調症と向き合いながら、途中で痔ろうを患い手術を受け、地方都市でささやかなる貸金業を続けるも国策によって被害を被り、産業廃棄物業の会社へアルバイトに出かける毎日を書き綴る。

 ガンでなければ、市販薬でも治るかも、なんて考えが飛び出した。患部の場所が場所だけに病院にいきずらい。生まれてこの方肛門を他人に見せたことなんてないし、自分で見つめたことさえないのだ。コーラックを1錠飲んで、いきまずに「もの」が出れば問題ない。出血さえしなければ気にならない。今のところ痛くもなんともない。誰にも迷惑のかかる話でもないのだから。


 そんな自己判断で毎日就寝前にコーラックい錠飲む習慣がついた。翌朝は快調にトイレで用を済ますことができるようになり、かなり気分が楽になった。が、10日くらい目の朝、恐ろしいことが起こった。「もの」は楽しそうにするりと肛門を通り抜け、トイレの水溜まりにチャポンと落ちた。と同時に、あの、思いだしたくない異音、


 ピチャ


 が始まってしまったのだ。んん?全然いきんでないぞ。それでもピチャは定期的に音を立て、便器を鮮やかに彩っていった。一瞬思考が停止し、どうしたらいいのか訳が分からなくなった自分がいた。


 落ち着け!


 自分に言い聞かせ、深呼吸し、頭の中を整理した。そうだ、こんな時は括約筋に頼るのだった。止血が先決で、その後のことはトイレを出てから考えればいい。括約筋をしばらく絞り続け神様に祈った。間を開けて括約筋を緩めてみた。耳を澄まし、異音のないことを確認し、トイレを流し、肛門を洗浄し、トイレットペーパーで確認した。大丈夫、止血は完了だ。


 さっそく薬局へ車を飛ばし、有名なボラギノールを買い、家へと急ぎ、説明書を読んで肛門内に薬を注入した。なんともいえぬ感覚があったが、病院で恥を晒すよりはましだ。念のため肛門の周りにも塗ってみた。すぐに効果がある訳でもなさそうなので数日様子を見るよりしかあるまい。


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