昨日の土曜日は仕事が休みだった私。

嫁様は美容院へ行き、子供はじぃじばぁばの家で姪っ子達と遊ぶというので、私はひとり自宅でDIYの仕上げ(先日作ったTV台のニス塗り)をやっていたが、ちょっと所用があった為に街の方へと少し外出。


その帰り道、偶然にも⁈中古釣具屋さんが二店あったので、とりあえずピットインすることに。まぁ昨日バサースプークも買った事だし、今回はあくまでも冷やかしの、最近の入荷品チェックが目的で入店。





まずは一店目の中古釣具屋さんへ。

しかしこちらでは何も買うことなく退店。気になるシャッドラップがひとつあったがスルーして来た。

今日はルアーを物色する気分にはなれなかった…。




続いて二店目。こちらは皆さんお馴染みの黄色いお店だ。

ここの店舗は普段ならロクなものが無い品揃えだが、今日はいつもとは違っていて、バグリーのプラグがたくさん掛かっていた。おそらく地元民から大量の持ち込みがあったようだった。

全て良いお値段付けだったが、普段なら嬉々としてあれこれ物色しているだろう。だが、めぼしい物はおそらく既に狩られた後の雰囲気だったし、今日は特に食指が動かなかったのでスルーして来た…。








何故、今日はルアー関係に私の気持ちが向かなかったのか⁈ その理由は一軒目の中古釣具屋さん入店すぐの時にあった。


一軒目の中古釣具屋さんは店内の配置上、ルアーコーナーへ行く為には必ず中古ロッドコーナーを通らねばならなくなっているのだが、そこで私は入店5秒にして、とあるロッドに心を鷲掴みにされていたのだった。


そのロッドの程度は非常に悪く、傍目に見ればゴミ同然。にも関わらず随分と強気な、ある意味失笑モノの価格設定であった。

私はそのロッドを手に取り、ちょっと振ってみたが、そのままロッドラックに戻した。気にはなるが、やはり「高い、高過ぎる。ありえない…」との感想を抱いて。

しかしその後ルアーコーナーを物色している最中も、そのロッドの事は気になっていた。その為にルアーチェックにはあまり気合が入らなかったのだった。


だが"無駄遣いをしない"という今年の私の決意は非常に固く、結局は寄った二店共に手ぶらで退店することに成功したのであった。


そうして早々に帰宅し、自宅に戻って自作TV台に二度目のニス塗りを完了。

夕方になって家族が帰宅し、ニス塗りを終えた自作TV台の姿を見て、「わぁ〜綺麗になった‼︎」と喜んでくれた。

釣具屋さんをサッサと切り上げて、自宅に早く帰って来て、今日中にニス塗り作業を終えた甲斐があった瞬間だった。あぁ良かった…。










































突然だが、ど、動画…。

































…やってしまった。

せっかく頭を冷やすべく、早々に手ぶらで退店した私だったが、頭は冷めても心に着いた火は消えてはくれなかった。
自分が持っていない番手だった事に加えて、「地元でアモルファスの中古が出たというのに、このワイが買わなくて一体どうするというのだ⁈」という自称アモルファシストとしての謎な責任感が湧き、私は夜になって一人家を飛び出して闇夜の中で車を走らせ、結局このゴミ同然のアモルファスウィスカーファントムを買いに行ってしまったのだった。しかも結構なお値段で…。


ついでにスルーして来たシャッドラップも一緒に購入。フィンランド刻印のSSR-7、コイツが活躍してくれる事は間違いない。






さて、傷が多くてスレッドのコーティングはボロボロで糸剥き出しのこのアモルファスウィスカーが幾らだったのか価格はあえて書かないが、こんなゴミ同然のロッドに大層ご立派な価格を付ける店側が失笑モノならば、その値段で買ってしまう私はさしずめ大馬鹿者といったところか。きっと世間的にはそう見られるかもしれない。

しかし考えようによっては、一度退店までして、これだけ熟考を重ねた上での決断だったので、これは今年のテーマ"無駄遣いをしない"には、私的には抵触しないと思う。
…いや、抵触もなにも、これが無駄遣いだったのかどうかは、このロッドの今季の活躍にかかっているであろう。
なにしろアモルファスウィスカーロッドのタフさは、この私は良く知っている。これくらいなら車に例えると、せいぜい慣らし運転が終わったくらいか。今回のロッド購入が無駄遣いでは無かったと証明する為に、このロッドで今年デカバスを釣るのを目標にしたいと思う。

そんな言い訳ばかりの…じゃなかった(笑)
そんな理由による、昨夜のお買い物劇だった。おそまつ😙