この世界ができてから、
いくつの生命が生まれて、
そして死んでいったのだろう。
多くの人の努力と功績があって、
世界は発展して豊かになった。
でも、いつか人は死んでしまう。
どんなに文明が発展しても
いつかは地球もなくなって、
人類の英知も消えてしまう。
すべては無に帰するとしても、
そんなことを言っていたら、
生きられない。
だから遠い先のことには目をつぶって、
今だけのために生きるほかない。
ささいなことにも悩むのは、
人目をきにするからだ。
うまくいっているかなんて、
誰にも知られたくはない。
すべての関係を捨てて
世間体など考えずに、自由に生きられたら、
気楽だろうな。
でもこれまでの人間関係にも
いいところもあるから、そんな簡単ではない。
忘れたい。忘れたくない。
どちらにしても、いつかは無に帰するのに
生きている間だけのことなのに、
こんなに悩むものかしら。
自分がうまくいってほしい。
そう望んでしまう。
どちらでも楽しめるなんて、ことはない。
振り返れば、苦労も経験だって思う。
でも苦労して最中はとにかく大変だ。
今を乗り切ろう。
どっちにしたってだいじょうぶ、
いつかは無に帰することだ、と言おう。